トランプ大統領の、イスラム圏7カ国からの入国制限実施について、米国内外から一斉に批判の声が高まって、四面楚歌の様相を呈し、4年の任期の全うを危ぶむ声さえ聞こえて来はじめています。
その中で、首脳会談を行う安倍首相は、流れに流されない独自の姿勢を保っています。その姿勢を、隷属するものと批判する声が少なくないのですが、「日米が蜜月で、付け入る隙がないことを中国に見せることが一番重要だ」、「トランプ氏に文句を言っても自己満足でしかなく、日本に何の得にもならない」と話すなど、冷静に「実利」を見据える姿勢を貫いています。
日本の民進党に顕著にみられる、自分の事は棚に上げて、風が吹くままに煽られて、独自の信念のある政策はなくただ批判して人気とりや、政局を優先させる姿勢。移民政策の実績もなく他国の移民政策を批判する資格は、日本にはないとの評価は、見識がある多くの方々のコメントの通りです。
拙速で、偏った7ヵ国限定の内容の入国禁止に疑問はありますが、移民の入国制限は、選挙公約であり、それを支持して米国民が選んだ(総得票では下回ったものの、現行の制度では完勝)大統領が、公約を実行しようとしているので、国内の分断を促進する行為といえど、軽々に口先批判をすることが国益にかなうのか、事態の改善に益することかは、冷静な思考が求められますね。上記の安倍首相のことばは、身の程をわきまえて、両国関係やアジアの平和、ひいては世界の混乱への歯止めと、広く俯瞰する視野でのふるまいと、遊爺は評価します。想定範囲のことが、拙速に実行され過ぎたということかと。
批判するだけの実績の資格を持つ国の首脳には、是非その非を指摘いただき、トランプ大統領出現で、不透明感が高まり、低迷する世界情勢改善に向け、尽力をお願いしたものです。しかし、大量難民の受け入れを誇らしげにぶち上げ乍ら、一転制限に急転向した某国の長期政権ながらも発言力を低下させられている首脳。彼女に、トランプ批判をする資格があるともろ手を挙げて支持する気には、遊爺はなれません。それでも、難民受け入れに世界をリードしようと行動された(理念はすばらしかったが失敗した)志には敬意をもってはいますが、こちらも拙速でかえって難民の方々に混乱を増幅させてしまった失政の非はまぬがれません。
めげずに反論しているトランプ大統領。メッキが剥げて任期の全うを危ぶむこえが、出始めていますね。
ナチス、ソ連の二の舞を演じ始めた米国 科学リテラシーゼロの宰相が国家を崩壊に導く | JBpress(日本ビジネスプレス)
とは言え、大統領職にあり、選挙公約に沿った大統領令を連発しているのは現実。その現実への具体的対処が、世界中に求められているのです。
同盟国でありながらも、名指しで、誤解も交えて批判される日本。難しい対応を迫られていますが、日本流での滞欧が必須です。
未だ政権の陣容が整わず、内部でも混迷が見られるトランプ政権と、何処まで深堀した交渉が出来るのか未明ですが、両国首脳の会談が、暴走トランプに、交通違反に留意するよう気づかせることが出来るか、期待します。
蛇足ながら付け加えると、TPPを止めて、二国間交渉と言われても、散々協議を重ねて国と国との間で、一旦は合意したTPPでの日米交渉。このゴールポストをまだ実行もせず交渉のやりなおしを迫る米国の姿勢。左隣の半島の、法治ではなく情治(or 痴)のお国に似てきたのでは。。
半島のお国は、一色に染まっていますが、国論や新政権内部も分断されているところは、自由と、三権分立が維持されているところは、腐っても(?)鯛の米国、大きく違いますが。。
# 冒頭の画像は、マティス国防長官の表敬訪問をうけた安倍首相
この花の名前は、ルドベキア・タカオ
竹島に関する動画 / 政府広報 - YouTube
杉原由美子氏による絵本「メチのいた島」読み聞かせ - YouTube
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その中で、首脳会談を行う安倍首相は、流れに流されない独自の姿勢を保っています。その姿勢を、隷属するものと批判する声が少なくないのですが、「日米が蜜月で、付け入る隙がないことを中国に見せることが一番重要だ」、「トランプ氏に文句を言っても自己満足でしかなく、日本に何の得にもならない」と話すなど、冷静に「実利」を見据える姿勢を貫いています。
10日首脳会談 首相、実利狙い対米配慮 安保・通商 中国念頭、関係作り (2/6 読売 [スキャナー])
安倍首相は10日にワシントンで行われるトランプ米大統領との首脳会談を前に、米側に配慮する姿勢を鮮明にしている。トランプ氏の政策や主張にも批判を避けたり、一定の理解を示したりすることで、個人的な信頼関係を構築し、安全保障や通商政策など幅広い分野で「実利」を得ようとする狙いがあるとみられる。(政治部 仲川高志、田島大志)
■静観
安倍首相は、中東・アフリカ7か国からの入国制限を命じた大統領令など、国際的な批判を浴びるトランプ氏の政策に関して、静観する姿勢をとっている。
首相は2日の衆院予算委員会で、「難民や移民に対する姿勢などは、各国それぞれが異なる。日本は日本の考え方を持っている」と述べた。
日本は、移民や難民の受け入れが欧州各国に比べて著しく少ない特殊事情があるとはいえ、トランプ氏の主張を「正当化できない」(ドイツのメルケル首相)と批判する他国首脳らと比べれば、トランプ氏への融和的な姿勢は際立っている。
通商政策でもトランプ氏に配慮している。2国間の貿易交渉は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を主導してきた立場などから、日本政府内には当初、反対論が根強かった。それでも首相は「絶対に排除するのかと言われれば、そうではない」と方針を転換した。
■ゴルフ外交
10日のワシントンでの会談後、首相はトランプ氏とともに大統領専用機「エアフォース・ワン」で、トランプ氏の別荘があるフロリダ州パームビーチを訪れ、11日に一緒にゴルフをする方向で調整している。昨年11月、首相は大統領就任前のトランプ氏と会談した際、日本メーカーのドライバーを贈っており、トランプ氏が「返礼」の意味も込めて首相を招待したとみられる。
「日米が蜜月で、付け入る隙がないことを中国に見せることが一番重要だ」
首相は周囲に、トランプ氏との個人的関係の構築に積極的な理由をこう説明する。
中国による東・南シナ海への強引な海洋進出を食い止めるためには、強固な日米同盟が不可欠となる。首相が訪米を前にした1月、フィリピンやベトナム、豪州などを歴訪し、各国首脳との連携を確認したのも「安全保障面で日米の軸に引き込む」(首相官邸筋)狙いもあった。
また、トランプ氏との個人的な関係が深まれば、経済面でも「対日貿易赤字の削減圧力や円安批判など、日本を『狙い撃ち』してくるリスクが下がる」(政府関係者)との期待もある。
■もろ刃の剣
だが、こうした前のめりな姿勢はもろ刃の剣となる可能性もある。
英国のメイ首相は1月27日、大統領就任後、外国首脳の中で初めてトランプ氏と会談し、「特別な関係」を確認した。訪米中に入国制限などの難民政策への明確な批判を避けたことから、英国内で厳しい反発を招いた。
また、トランプ氏の激しい性格を懸念する見方もある。長年の米国との同盟国であるオーストラリアのターンブル首相は同28日のトランプ氏との電話会談中、難民移送政策を巡り、意見が対立したことで、途中で会談が打ち切られたとの報道もある。
関係構築になりふり構わない安倍首相の姿勢には、与党内からも「すり寄りすぎだ」と不安視する向きもある。野党側も会談後、国会で首相のトランプ氏に対する姿勢を追及する構えを見せている。
こうした声は首相にも届いているが、首相は周囲に「トランプ氏に文句を言っても自己満足でしかなく、日本に何の得にもならない」と話すなど、あくまでも「実利」にこだわる考えのようだ。
トランプ氏の要求警戒 車や為替 日本批判次々
<中略>
米国市場で販売する日本車の6割は米国で生産され、約150万人の雇用を生み出している。首相は会談で、こうした事実を説明し、米国の雇用に貢献していないとするトランプ氏の誤解を解きたい考えだ。日本企業にも利益がある経済協力のパッケージ案も提示し、合意を目指す。
トランプ氏が離脱を決めた環太平洋経済連携協定(TPP)については、首相は首脳会談で、TPPへの理解を求める一方、2国間交渉にも応じる方針だ。
ただ、日本政府内には、首脳会談で通商問題をめぐってもめた場合、トランプ氏が安保政策を「取引材料」に使ってくるのではないかとの懸念もくすぶっている。首相は3日の衆院予算委員会で「貿易と防衛をリンクさせて取引するのは非生産的で間違ったアプローチだ」と述べたが、「合理的な説明が奏功する保証はどこにもない」(政府関係者)との見方もある。
実際、トランプ政権では大統領と閣僚の発言が食い違うこともしばしばで、外務省幹部は「安全保障政策を含めて依然として成否は予断を許さない」と危惧している。
安倍首相は10日にワシントンで行われるトランプ米大統領との首脳会談を前に、米側に配慮する姿勢を鮮明にしている。トランプ氏の政策や主張にも批判を避けたり、一定の理解を示したりすることで、個人的な信頼関係を構築し、安全保障や通商政策など幅広い分野で「実利」を得ようとする狙いがあるとみられる。(政治部 仲川高志、田島大志)
■静観
安倍首相は、中東・アフリカ7か国からの入国制限を命じた大統領令など、国際的な批判を浴びるトランプ氏の政策に関して、静観する姿勢をとっている。
首相は2日の衆院予算委員会で、「難民や移民に対する姿勢などは、各国それぞれが異なる。日本は日本の考え方を持っている」と述べた。
日本は、移民や難民の受け入れが欧州各国に比べて著しく少ない特殊事情があるとはいえ、トランプ氏の主張を「正当化できない」(ドイツのメルケル首相)と批判する他国首脳らと比べれば、トランプ氏への融和的な姿勢は際立っている。
通商政策でもトランプ氏に配慮している。2国間の貿易交渉は、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を主導してきた立場などから、日本政府内には当初、反対論が根強かった。それでも首相は「絶対に排除するのかと言われれば、そうではない」と方針を転換した。
■ゴルフ外交
10日のワシントンでの会談後、首相はトランプ氏とともに大統領専用機「エアフォース・ワン」で、トランプ氏の別荘があるフロリダ州パームビーチを訪れ、11日に一緒にゴルフをする方向で調整している。昨年11月、首相は大統領就任前のトランプ氏と会談した際、日本メーカーのドライバーを贈っており、トランプ氏が「返礼」の意味も込めて首相を招待したとみられる。
「日米が蜜月で、付け入る隙がないことを中国に見せることが一番重要だ」
首相は周囲に、トランプ氏との個人的関係の構築に積極的な理由をこう説明する。
中国による東・南シナ海への強引な海洋進出を食い止めるためには、強固な日米同盟が不可欠となる。首相が訪米を前にした1月、フィリピンやベトナム、豪州などを歴訪し、各国首脳との連携を確認したのも「安全保障面で日米の軸に引き込む」(首相官邸筋)狙いもあった。
また、トランプ氏との個人的な関係が深まれば、経済面でも「対日貿易赤字の削減圧力や円安批判など、日本を『狙い撃ち』してくるリスクが下がる」(政府関係者)との期待もある。
■もろ刃の剣
だが、こうした前のめりな姿勢はもろ刃の剣となる可能性もある。
英国のメイ首相は1月27日、大統領就任後、外国首脳の中で初めてトランプ氏と会談し、「特別な関係」を確認した。訪米中に入国制限などの難民政策への明確な批判を避けたことから、英国内で厳しい反発を招いた。
また、トランプ氏の激しい性格を懸念する見方もある。長年の米国との同盟国であるオーストラリアのターンブル首相は同28日のトランプ氏との電話会談中、難民移送政策を巡り、意見が対立したことで、途中で会談が打ち切られたとの報道もある。
関係構築になりふり構わない安倍首相の姿勢には、与党内からも「すり寄りすぎだ」と不安視する向きもある。野党側も会談後、国会で首相のトランプ氏に対する姿勢を追及する構えを見せている。
こうした声は首相にも届いているが、首相は周囲に「トランプ氏に文句を言っても自己満足でしかなく、日本に何の得にもならない」と話すなど、あくまでも「実利」にこだわる考えのようだ。
トランプ氏の要求警戒 車や為替 日本批判次々
<中略>
米国市場で販売する日本車の6割は米国で生産され、約150万人の雇用を生み出している。首相は会談で、こうした事実を説明し、米国の雇用に貢献していないとするトランプ氏の誤解を解きたい考えだ。日本企業にも利益がある経済協力のパッケージ案も提示し、合意を目指す。
トランプ氏が離脱を決めた環太平洋経済連携協定(TPP)については、首相は首脳会談で、TPPへの理解を求める一方、2国間交渉にも応じる方針だ。
ただ、日本政府内には、首脳会談で通商問題をめぐってもめた場合、トランプ氏が安保政策を「取引材料」に使ってくるのではないかとの懸念もくすぶっている。首相は3日の衆院予算委員会で「貿易と防衛をリンクさせて取引するのは非生産的で間違ったアプローチだ」と述べたが、「合理的な説明が奏功する保証はどこにもない」(政府関係者)との見方もある。
実際、トランプ政権では大統領と閣僚の発言が食い違うこともしばしばで、外務省幹部は「安全保障政策を含めて依然として成否は予断を許さない」と危惧している。
日本の民進党に顕著にみられる、自分の事は棚に上げて、風が吹くままに煽られて、独自の信念のある政策はなくただ批判して人気とりや、政局を優先させる姿勢。移民政策の実績もなく他国の移民政策を批判する資格は、日本にはないとの評価は、見識がある多くの方々のコメントの通りです。
拙速で、偏った7ヵ国限定の内容の入国禁止に疑問はありますが、移民の入国制限は、選挙公約であり、それを支持して米国民が選んだ(総得票では下回ったものの、現行の制度では完勝)大統領が、公約を実行しようとしているので、国内の分断を促進する行為といえど、軽々に口先批判をすることが国益にかなうのか、事態の改善に益することかは、冷静な思考が求められますね。上記の安倍首相のことばは、身の程をわきまえて、両国関係やアジアの平和、ひいては世界の混乱への歯止めと、広く俯瞰する視野でのふるまいと、遊爺は評価します。想定範囲のことが、拙速に実行され過ぎたということかと。
批判するだけの実績の資格を持つ国の首脳には、是非その非を指摘いただき、トランプ大統領出現で、不透明感が高まり、低迷する世界情勢改善に向け、尽力をお願いしたものです。しかし、大量難民の受け入れを誇らしげにぶち上げ乍ら、一転制限に急転向した某国の長期政権ながらも発言力を低下させられている首脳。彼女に、トランプ批判をする資格があるともろ手を挙げて支持する気には、遊爺はなれません。それでも、難民受け入れに世界をリードしようと行動された(理念はすばらしかったが失敗した)志には敬意をもってはいますが、こちらも拙速でかえって難民の方々に混乱を増幅させてしまった失政の非はまぬがれません。
めげずに反論しているトランプ大統領。メッキが剥げて任期の全うを危ぶむこえが、出始めていますね。
ナチス、ソ連の二の舞を演じ始めた米国 科学リテラシーゼロの宰相が国家を崩壊に導く | JBpress(日本ビジネスプレス)
とは言え、大統領職にあり、選挙公約に沿った大統領令を連発しているのは現実。その現実への具体的対処が、世界中に求められているのです。
同盟国でありながらも、名指しで、誤解も交えて批判される日本。難しい対応を迫られていますが、日本流での滞欧が必須です。
未だ政権の陣容が整わず、内部でも混迷が見られるトランプ政権と、何処まで深堀した交渉が出来るのか未明ですが、両国首脳の会談が、暴走トランプに、交通違反に留意するよう気づかせることが出来るか、期待します。
蛇足ながら付け加えると、TPPを止めて、二国間交渉と言われても、散々協議を重ねて国と国との間で、一旦は合意したTPPでの日米交渉。このゴールポストをまだ実行もせず交渉のやりなおしを迫る米国の姿勢。左隣の半島の、法治ではなく情治(or 痴)のお国に似てきたのでは。。
半島のお国は、一色に染まっていますが、国論や新政権内部も分断されているところは、自由と、三権分立が維持されているところは、腐っても(?)鯛の米国、大きく違いますが。。
# 冒頭の画像は、マティス国防長官の表敬訪問をうけた安倍首相
この花の名前は、ルドベキア・タカオ
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