遊爺雑記帳

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日米首脳の対面会談はいつに!? オミクロン株で言い訳できない

2022-01-18 01:33:55 | 米国 全般
 岸田首相が待ち望んでいる対面での日米首脳会談に対し、ジェン・サキ米大統領報道官は16日、日米両首脳が21日、オンライン形式で会談すると発表しました。
 政権発足から 3カ月以上過ぎても、対面による首脳会談が実現しない「日米同盟の揺らぎ」について、自民党内の「護る会」の青山繁晴議院議員が語っておられるとの記事があのました。

 日米首脳会談、21日に開催へ 首相は訪米望んだがオンライン形式に

 日米首脳会談、21日に開催へ 首相は訪米望んだがオンライン形式に

 
日米首脳の対面会談はいつに!? オミクロン株で言い訳できない「林外相の親中派の疑念払拭せよ」青山繁晴氏が岸田政権に諫言 - zakzak:夕刊フジ公式サイト 2022.1/17

■オンライン形式で開催はするけど…
 
岸田文雄首相と、ジョー・バイデン米大統領による対面による日米首脳会談はいつになるのか―ジェン・サキ米大統領報道官は16日、日米両首脳が21日、オンライン形式で会談すると発表した。17日召集された第208回通常国会では、岸田政権による新型コロナウイルス対策や、軍事的覇権拡大を進める中国への対応、日本経済の再生などが焦点となるが、政権発足から3カ月以上過ぎても、対面による首脳会談が実現しない「日米同盟の揺らぎ」も注目される。インテリジェンスに精通する自民党の青山繁晴参院議員が、国益重視の立場から語った。

 「(日米同盟は)インド太平洋地域と世界の平和と安全、安定の礎」

 サキ報道官は16日の声明で、こう強調した。

 オンライン形式の日米首脳会談では、同盟強化や、中国を念頭にした「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携などが議題となる。声明には、バイデン大統領が、新型コロナ対策や気候変動対策、先端技術の分野で日米の協力強化を期待しているとの指摘もあった。

 
2月の北京冬季五輪が終わると、中国の習近平国家主席は秋の共産党大会での「3期目」入りを確実にするため、強権主義や覇権主義を拡大させるおそれがある。「台湾有事」や「日本有事」も懸念されるため、「日米同盟の強化」は最重要テーマといえる。

 ただ、
歴代首相の多くが、就任から2カ月ほどで対面での日米首脳会談を実施するなか、岸田首相は昨年10月の就任以降、開催できていない

 この背景について、
青山氏は、自身の人気ユーチューブ・チャンネル「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」で、「岸田総理、バイデン大統領はなぜ会わないか」(11日配信)として、衆院選後の第2次政権発足時、「親中派」である林芳正外相を起用したことで、「米国が不信感を抱いている」と激白している。

■オミクロン株で言い訳はできない
 
夕刊フジが昨年来、指摘してきたことと一致する。先週末、青山氏に改めて聞いた

 
青山氏は「同盟国である日米の首脳同士の(対面による)会談が行われないことは、かつてない事態といえる。世界各国の関心も集めている」といい、続けた。

 「私の情報源によると、
バイデン政権は、中国当局による新疆ウイグル自治区での人権弾圧が問題視され、北京冬季五輪や22年秋の共産党大会が近づく時期に、岸田首相がわざわざ、日中友好議員連盟会長を外相にしたことに疑念を持っている林外相が過去に訪中した際の振る舞いや、中国との『特別な関係』も把握している。米国側は『一方で林外相は、米国中枢に深い人脈や信頼関係を築いていない』という認識だ」

 現在、世界各国で新たな変異株
「オミクロン株」が感染拡大している。これが日米首脳会談がセットされない理由という解説もある。

 ところが、
青山氏は「2年以上続くコロナ禍でも、各国首脳はオンライン会談を頻繁に行っている。安倍晋三元首相は考えられない回数で各国首脳との会談をこなしていた。ところが、岸田首相は就任直後の昨年10月5日にバイデン氏と電話会談し、同11月、英国でのCOP26(国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議)首脳会合の際、短時間会話しただけだ。感染症の言い訳はできない」と指摘する。

 
国会論戦の主要テーマとなる新型コロナ対応にも不安がある

 
菅義偉前政権時代、ワクチン担当相は外相や防衛相を経験した剛腕の河野太郎氏が務めていたが、岸田政権では初入閣の堀内詔子氏が起用された。新型コロナへの最強の武器であるワクチンについて、ブースター接種(=3回目接種)に新たな調達が間に合うかどうか、岸田政権は明確に発信していない

 青山氏は「岸田政権は『これまでの対策のどこが失敗したか』という蓄積を振り返ることができる立場にある。現在、オミクロン株による感染爆発が起きている。より強く発信する必要があると思う。それが弱いのは事実だ」と語った。

■林外相の「もの言う見せ場」作るべきだ
 
ただ、岸田内閣の支持率は高い。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が昨年12月18、19両日に実施した最新の合同世論調査では、66・4%だった。

 通常国会の会期は、延長がなければ6月15日までの150日。
青山氏は、日本の国益を守る立場から、岸田政権に次のように諫言した。

 
「林外相が、バイデン政権の『親中派』という不信感を払拭する努力をすべきだ。例えば、中国の人権問題を取り上げて、『北京冬季五輪は平和の祭典にふさわしくない』と発信するなど、中国にものが言える外相として見せ場をつくるのはどうか。カウンターパートであるアントニー・ブリンケン国務長官と、例えばハワイで感染症対策をとりつつ、対面で外相会談を実施して疑念を晴らしてはどうか

 「
そうした特別な努力があれば、対面による日米首脳会談を早期に実現できる。本来は通常国会前にすべきで、もう遅いくらいだ。夏の参院選後に内閣改造が予想されるが、人事で失敗しないことも重要だ。岸田政権にとって運命の分かれ道になる」

 北京冬季五輪への「外交的ボイコット」をバイデン政権が提唱し、自由義陣営の国々が賛同する中で、アジアの同盟国である岸田政権は、安部氏や、党内からの早期対応の声があるなか、態度表明が遅れ、バイデン政権から、米中二股外交だと怒りを買っていることは、これまでも触れさせていただいていました。
 党内の諫言勢力の「護る会」の青山参議院議員の声を夕刊フジでも掲載されていました。

 昨年10月に就任した岸田首相は、国際会議で英国を訪問した昨年11月にバイデン氏と短時間懇談、訪米しての首脳会談を要請していました。
 しかし、米国からの日程回答はなく、就任後 3か月も対面首脳会談が開催されない異常事態となっていましたが、それは、バイデン政権の岸田政権への懸念の意思表示とは衆知(知らぬは岸田氏だけ?または、支持率を上げている国民?)のこと。

 北京五輪後、習近平国家主席は秋の共産党大会での「3期目」入りを確実にするため、強権主義や覇権主義を拡大させるおそれがあるとは、諸兄もご承知のこと。
 「台湾有事」や「日本有事」も懸念されるため、「日米同盟の強化」は最重要テーマ。

 にもかかわらず、歴代首相の多くが、就任から2カ月ほどで対面での日米首脳会談を実施するなか、岸田首相は昨年10月の就任以降、開催できていない。
 この背景について、青山氏は、衆院選後の第2次政権発足時、「親中派」である林芳正外相を起用したことで、「米国が不信感を抱いている」
 「バイデン政権は、中国当局による新疆ウイグル自治区での人権弾圧が問題視され、北京冬季五輪や22年秋の共産党大会が近づく時期に、岸田首相がわざわざ、日中友好議員連盟会長を外相にしたことに疑念を持っている。林外相が過去に訪中した際の振る舞いや、中国との『特別な関係』も把握している。米国側は『一方で林外相は、米国中枢に深い人脈や信頼関係を築いていない』という認識だ」と。

 # 岸田氏は地元広島の日本中国友好協会(日中友好協会)会長ですが。

 青山氏は、日本の国益を守る立場から、岸田政権に次のように諫言。
 「林外相が、バイデン政権の『親中派』という不信感を払拭する努力をすべきだ。例えば、中国の人権問題を取り上げて、『北京冬季五輪は平和の祭典にふさわしくない』と発信するなど、中国にものが言える外相として見せ場をつくるのはどうか。カウンターパートであるアントニー・ブリンケン国務長官と、例えばハワイで感染症対策をとりつつ、対面で外相会談を実施して疑念を晴らしてはどうか」
 「そうした特別な努力があれば、対面による日米首脳会談を早期に実現できる。」
 と。

 苦戦が叫ばれた衆院選では、想定以上の勝利。政権発足後も、何故か内閣支持率は上昇。
 日本も、世界中でも政権の支持は、新型コロナやその派生株による感染拡大が政権の支持と連動。
 バイデン氏が、歴代大統領を上回る得票を得たトランブ氏に勝利したのも、新型コロナ感染拡大のおかげ。菅政権の支持が低落した要因のひとつも、感染の拡大。
 その菅、河野コンビでの、役人に嫌われながらのワクチン輸入確保で感染が低調となったのが、岸田政権誕生後。
 鋭い、河野、菅コンビのワクチン入手と接種を称える国民は少なくないのですが、岸田政権になったから感染拡大が鎮静化に向かったと勘違いしているひとが多いから、内閣支持率が上がっているのか。
 岸田政権として、(COVID(コビット)-19)に取り組むのは、オミクロン株から。
 このところ想定通りに感染拡大が急上昇。
 岸田政権の善戦での感染拡大や、医療崩壊防止を期待しますが、これまで、自宅療養は医療崩壊であぶれた自宅待機と言われていたのに、自宅待機推進の政策の声に!

 それもさることながら、長年積み上げてきて、安倍政権によりさらに強固となった日米同盟に罅を入れた、米中二股外交姿勢。
 こちらの修復も喫緊の重要課題。
 「聞く耳」が売りの岸田氏。是非、「護る会」の青山議員等の諫言も聞き入れていただきたい!



 # 冒頭の画像は、岸田首相と林外相




  この花の名前は、ミヤマシキミ


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