心のパーツを失うこと・・・

2010-11-17 19:00:56 | 日記
この世に生を受けた瞬間から・・・
人間 みな平等に老いがはじまる・・・

社会福祉の制度や介護認定についての勉強よりも
「人の心」についてを考えさせられる

心理テストのようなゲームがあった・・・
一番自分が大切に思っているものは何か?
視覚で感じられるものを3つ
目にみえないものを3つ
大切に感じる人の名前を3人・・・

この9つのなかで たった1つだけ残したいと思うものを選べ

大切に思っているもの
目にみえないもの
健康 仕事 自分の記憶
目にみえるもの
指輪 ピアス 時計
名前
子供 叔母 父

これが わたしの答えだ・・・
3つずつ消していくのだが・・・
迷わず子供の名前が最後に残った・・・

この消していく順序は
高齢となるにしたがって
心から喪失していく順序なんだそうだ

心の一部が喪失していく・・・
なんだか 客観的にはすごく怖いイメージがある
しかし すべての人にやってくること・・長生きすればするほど。
いままで 強くたくましく生きてきた人生・・・
その尊厳ある生活と自尊心を保持していくことを
手助けできることに 福祉専門職としての おおきな意味がある・・・
のだそうだ・・・

いままでいっしょにがんばってきたつれ合いに先立たれた・・・
しかし その深い悲しみは 年がたつにつれて忘れさられる
結婚したことさえ 忘れてしまうのだ
もちろん 子供を授かったことも・・・
しかし 彼ら彼女らは その事実を知らなくていいし 
思い出したい時にだけ 思いだせばいい・・・
気楽に 気ままにくらしていけたらいいのだ・・・
そう・・・きっと その時間は もしかしたら私達が感じる時間より短いかもしれない

そんな難しいことは 必要ない・・・
ただ そばにいて 話したい 聞いて欲しいと思う話を
静かに聴いてあげるだけで それだけでいいのだと思う

高齢者介護にかかわらず
ほんとに身近な
大切に思う人と
そして 愛してやまない人と
そんなシンプルな時間が
ちょっと不足しているかもしれない・・・そう感じた今日だった・・・


夕食時・・・

2010-11-17 06:09:44 | 日記
叔母宅で 食卓を囲む日は
あまり テレビはついていないのだけれど
今夜は珍しく・・・ニュース番組のような・・・
とにかく タイムリーな問題や歴史的な背景を
噛み砕いて説明してくれるような番組が 流れていた

ちげ鍋だったこともあり 
叔母とわたしは無言で 中身をとりわけすることに 忙しかった

「北方領土って知ってるかぁ?」
何?それ 誰に聞いてるん?

「ぶぶぶ・・・4つ島あるねんけどな・・・苦笑」
あ~ ゆうすけに聞いてるんね・・・

「択捉島・色丹島・国後島・歯舞群島」

「・・・・・・・・・・・・」
え?何か反応してよ・・ 

「大人になったら いっぱい忘れるねん・・ぶぶぶぶ」

ーー;それだけかい?

鮭・ますをたくさん食べたくなった・・・