峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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2007年05月04日 | 学校教育
7500人が出場禁止の異常事態に(スポーツニッポン) - goo ニュース

スポーツ特待制度問題で違反していると申告があった高校の数が全国で334校に上ったそうです。
長崎県でも4校が違反をしていると申告したようです。その中の1校は、実際に勧誘されていた子供たちの口から聞いた1校でした。しかし、少なくとも他に2校の名前を聞いています。
子供たちの話していたことはウソだったのでしょうか。それとも、その2校が白【しら】を切っているのでしょうか。

報道によると「制度はある」と回答した海星高校の校長は「野球部特待制度はない。しかし、学業を含めたスポーツ・文化育英奨学制度があり、これが憲章に抵触していると判定され、虚偽の申告をしたと判断されたら大変なことになる。そのため、あると回答した。NHK杯はご迷惑をかけると思い、自粛した」とのコメントを出しています。

変だと思います。
憲章を読む限り、野球部特待制度であろうが、育英奨学制度であろうが「いかなる名義によるものであっても、学費、生活費その他の金品を野球部員は受けることができない」と明記されています。憲章に抵触しているのは明白です。

もう1点重要なことがあります。
「NHK杯はご迷惑をかけると思い、自粛した」とありますが、いったいだれに「ご迷惑をかける」というのでしょう。ここでも、向きを間違えているのです。どの道、迷惑をかけられるのは子供たちです。

今回の件に関して、高野連と学校の処分・対応が出ています。それによると、高野連は、制度適用を受けた選手を5月31日まで対外出場禁止としました。
長崎県の瓊浦【けいほ】高校と長崎日大高校は、25日から開かれるNHK杯への出場を、該当者を除くメンバーで出場するといいます。

変です。
これでは、いけないことをやったのは子供たちというようになっているではありませんか。
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