峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

憧憬

2009年05月07日 | 夫婦
昨日、寮に戻るくるみさんを女房どのと送っていった。
くるみさんは6日間、家で過ごした。盆正月よりも長く居たことになる。研二くん・絵理子さん夫婦と有紀さんが来れなかったこともあり、いつもよりじっくり話すことができた。
高校2年生になり、本気で学業に取り組むようになった様子が言葉の端々から伺える。進路も次第に明確になってきている。

土曜の夜だったか日曜の夜だったか、録画していたNHKプロフェッショナル・仕事の流儀・「すべてを捧げて、命をつなぐ」と題した血管外科医・大木隆生さんの回を夕食時、くるみさんに見せた。
大木さんのもとには、他の病院で手術を拒まれた患者が最後の望みを彼に託そうとやって来る。
大木さんは、どんなに難しい手術でも可能な限り引き受ける。患者と正面から向き合い、リスクを伝えた上で「まかせてください」と伝える。医師にとって勇気のいる言葉だろうが、そこに彼の医師としての覚悟が感じられた。

近ごろ、訴訟を恐れるあまり、産婦人科医や小児科医のなり手が少なくなっていることが社会問題化している。また、大変だということから外科を希望する医学生も少なくなっているという。
そんな中、大木さんの医師としての在り方は清々しく、かっこよかった。

翌朝、居間に下りてきたくるみさんが、台所で朝食の用意をしていた女房どのににぎやかに話しかけていた。なんでも、昨夜見た夢の中に大木さんが出てきたらしい。医師としての大木さんの在り方が、くるみさんの心をとらえたのだろう。

62,7-18,0
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