峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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自分を育てる

2006年06月25日 | 父親と子
有紀さんたちの学年が卒業した後、しばらく塾生に短歌作りを促していませんでしたが、先月から再び塾生に勧めています。
有紀さんと同じ学年で、小佐々から3年間通って来てくれていた嶋崎くんという男の子が、高校2年になった今、短歌を作り始めているというのを、彼のお母さんから伺ったことが刺激となりました。

くるみさんが昨日作った短歌2つです。
   ・テスト前首長くしてチャイム待ついつもと違う友との下校
いつも部活動を終えて帰宅の途に就【つ】くくるみさんですが、テスト前になると部活動がいっせいに停止になります。そのおかげで、日頃一緒に帰れない友だちと帰れるというのです。何が楽しいといって、友だちとの交わりが一番のようです。

   ・やわらかな葉の上にのるカタツムリ見て思い出す去年の私
ちょうど去年の今頃、くるみさんは、とても苦しい日々を過ごしていました。そういえば、あの学校も中高一貫校でした。時々、辞めてよかったねと話すことがあります。少なくとも、友だちは佐々中の子供たちの方が付き合いやすいようです。

1週間ほど前になるでしょうか、その中高一貫校の教頭先生が生徒募集のポスター等をお持ちになられました。お出でになりにくかったと思いますが、少子化で生徒数が激減する中、私立の学校は生徒を確保するのに必死なのでしょう。

私は塾生にしばしばこう言います。「中学生になったならば、あなたを方を育てるのは親でも教師でもない。あなた方を育てるのは、あなた方自身なんです」と。
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