峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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清峰高校野球部の強さの秘密

2006年08月07日 | 学校教育
夏の甲子園、我ら清峰高校が見事に初戦を突破しました。
彼らがこれまでのどのチームとも異なるのは、選手個々が主体的な判断ができるというところです。それは走塁に顕著【けんちょ】に現れています。
きょうのゲームでも、早々にそれを見ることができました。3回裏清峰の攻撃、1死3塁で広瀧君の浅い2塁ゴロの間に3塁ランナーが悠々【ゆうゆう】と生還【せいかん】した場面です。3塁ランナーのスタートの早さに解説者が舌を巻いていました。
その後の打者は4番木原君、センター前への当たりでしたが、中堅手の動きを見てすかさず2塁を陥【おとしい】れました。
このような選手の積極的なプレーを引き出しているのが吉田監督です。吉田監督は積極的なプレーでミスをした選手を決して叱らないそうです。

高校野球の県大会を何度か見てきていますが、名門・古豪と呼ばれる学校の監督が試合中にミスをした選手を大声で叱り飛ばしている光景を何度となく見ました。選手はベンチの前で直立不動で大きな声で「ハイ・ハイ」と応えていました。あんな屈辱的な指導では選手は萎縮【いしゅく】してしまうだけです。監督の顔色ばかり見て戦っていては、たとえ県大会で勝てても全国大会で勝ち進むことなど期待できるはずもありません。

甲子園で、清峰高校のプレーが「さわやか野球」と称され、力強く勝ち上がっていく秘密が選手の主体的なプレーにあることは間違いありません。
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