佐々川桜堤遊歩道周辺の清掃活動に参加していただいた総数は150名、ゴミの総量は190㎏に及んだ。
会議では、この度の清掃活動について総じて前向きな意見が出された。とりあえず、来年度の活動計画にこの清掃活動を組み込むことが決まったが、1回だけにするのか、それとも複数回行うのか検討の余地はある。
また、後の懇親会の席で中山間地の町内会長から、中山間地の町道沿いの草刈も行ってもらえないだろうかとの相談を受けた。検討課題として承った。
清掃活動の総括を終えた後、いつもの保健環境自治連合会の案件に関する協議を進めた。
先ず、平成28年度循環型社会形成推進事業について、県の保健環境連合会への補助金申請のための実績報告書とその支出額内訳書についての説明を事務局から行ってもらう。
次に、28年度の事業計画案についても事務局から説明を行ってもらう。
その内容は、1つ目がゴミステーション周囲の清掃・美化活動の実施、2つ目に不法投棄に対する監視・警戒の強化、3つ目に「クリーン長崎推進月間」期間中、県・町・地区単位における清掃作業の実施、4つ目に陸域による精霊流しの実施、5つ目に花いっぱい運動の実施、6つ目に環境衛生の改善と向上に関する広報活動の実施となっている。
いずれも役場がやらなければならない仕事である。それを「保健環境自治連合会(地域住民による組織)」の名を借りて行ってきているのだ。それを、私は行政の誤魔化しと言っている。
市町の保健環境自治連合会に対して補助金を出す窓口となっている各県に置かれている県の保健環境連合会が徐々に廃止されている。おそらくは財政的な問題によるものと思うが、そこには行政の都合しかない。
住民は、もっと主体的に行政にかかわる必要がある。それが、今、求められている「地方創生」そのものなのだ。
その他、28年春期緑の募金の「ご」協力について、28年度狂犬病予防集合注射の実施について、小型家電の排出について、町内会集会時における住民への周知についてと続いた。すべて役場が行うべき仕事だ。
保健環境自治連合会は町役場の単なる下請けであってはならない。住民のための住民による活動が幅広く展開されるようになったとき、創造的で魅力的でワクワクするような楽しい街づくりが可能となるだろう。ようやく「佐々川桜堤遊歩道周辺の清掃」までたどり着けた。すべては、これからだ。
途中、ゴミ出しについて議論百出となった。
全国的な自治会・町内会問題でも、ゴミ出しについての住民と町内会・自治会との間でのトラブルは役所を巻き込み訴訟問題にまで発展したりしている。町内会・自治会への加入問題も絡み、デリケートな問題だ。町内会・自治会の新しいモデルの確立が求められているが容易なことではない。
結局、予定時刻を20分ほど超えて、保健環境自治連合会の会議を終了した。