yurikago-sa

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四国八十八カ所 第七十一番 弥谷寺

2015年01月21日 | 日記

四国八十八ケ所霊場 ご開創1200年記念のバスツアー巡拝 

12回目は 平成26年11月16日 71番から77番の7ヶ寺を巡りました

最初に 香川県三豊市三野 第七十一番 剣五山 弥谷寺を参詣しました

弥谷寺は 聖武天皇(在位724~749)の勅願で 行基菩薩が 光明皇后のご両親の

菩提を弔う為 寺院を建立したのが始まりとされ 山頂から 中国 四国の八つの国が

眺められたことから 蓮華山 八国寺と名付け開創されました 弘法大師が真魚(まお)と呼ばれた

7歳から12歳の間 岩窟の 獅子の岩屋で学問に励まれ 807年再びこの山を訪れ

虚空蔵求聞持法(こうくうぞうぐもんじほう)を修法され 満願の日に空から五本の

宝剣が降り 金剛蔵王権現が現れお告げがあり 千手観世音菩薩像を刻み安置し

伽藍を修復し五本の宝剣と 唐から持ち帰った五鈷鈴を納め 山号を剣五山千手院

寺名を谷が多いところから 弥谷寺と改め 霊場に定められたそうです

1573~1592年 長宗我部元親の兵火など 再度の焼失

1720年に丸亀藩主京極公が再興されたといわれています 

 

 弥谷寺は弥谷山382mの中腹にあり バスツアー遍路は 表参道の

上り口広場から お寺のマイクロバスに乗り変え有料道路を走ります

新しく出来た上り口広場の休息所

お寺の マイクロバス

弥谷寺 境内図

バスは庫裏の前までの乗車です

大師堂への石段上り口に 手水場

大師堂

 

大師堂は 土足厳禁 堂内の階段を上がると、左手に納経所

廊下を右に曲がると参拝をする所になっています

大師堂の奥に「獅子の岩屋」があり 建物と岩が一体となった 奥ノ院となっています

大師が真魚と呼ばれていた七歳のころ修行されていたところで 

ご両親の像も安置されています

大師堂 内陣 

内陣の後ろに獅子の岩屋 奥ノ院があります

  

大師堂内陣と向い合せに 護摩堂位牌堂びんずるさん

洞地蔵尊 

首から上の病にご利益があるといわれています 

獅子の岩屋へ通じる廊下に坐って頭を床にくっつけて

 10メートルも上を見上げると小さなお堂が見えます

大師堂の前に 讃岐70番~77番までの七福神七ヶ所巡りの大黒天を祀っています

五穀豊穣、子孫繁栄、出世開運 商売繁盛のご利益があります

1877年建立の多宝塔

大師堂から本堂に向かう参道の途中の上段に 顎を空に向けると見えます

修行大師像

多宝塔を見上げてさらに進むと左手に石を小山にした上に祀られています

 後方は十王堂です

さらに進むと右手に鐘楼堂があります 

このあたりから くねくね曲った石段が延々とつづきます

石段の左手に十王堂

 閻魔大王はじめ十王が安置されています

十王は 死霊の生前の悪行の裁きをします

石段を挟んで十王堂の向かいに 観音堂

 

石段の途中に 古いお堂と 本堂への古い道標があります

 

石段の両脇に 沢山の石仏が所狭しと並んでいます

    

 

 

本堂に向かう途中に 大師の「御加持水

  

 不動明王が祀られ「求聞持窟」と呼ばれています 

古く行者はこの窟で求聞持法や座禅の修行をしたといいます

 

大師の御加持水の向いに 大師像が祀られているお堂があります

 本堂への途中の岩壁にある磨崖仏 阿弥陀三尊像 

中央に阿弥陀如来 左脇侍に観音菩薩 右脇侍に勢至菩薩が刻まれています

 鎌倉時代に彫られたもので 岩壁には無数の磨崖仏があったそうですが 姿を留めていません

 本堂は一番奥にあり、岩壁が屏風のように迫っています

ご本尊は 大師が刻んだとされる 千手観世音菩薩で 秘仏です

ご真言 おん ばざらたらま きりく

千の手で救済し、除病、長寿、夫婦円満 難産などにご利益があると言われています

 

百八煩悩階段を下って

高さ5メートルの 金剛拳菩薩像

 金剛拳菩薩さまは 煩悩、悪行によって縛られているのを解放して下さる仏さまです

ここから マイクロバスで 表参道の上り口広場まで下ります

        

大先達花岡先生

弥谷山は 死者の霊の集まるところといわれています 

花岡大先達先生とご一緒した時 獅子の岩屋奥ノ院で不思議で信じられない

体験をさせていただきました それは 先生が 「私が般若心経を3回唱えます 皆さんは 

目を閉じて合掌するだけ そしたら 天国から逢いたい人が 右肩に現われて話しかけてくれます」

信じられると思いますか?それが本当に 主人の母が白い着物を着て 右肩後ろから 

「・・・さん すまんねえ」と繰り返し話しかけてくれたのです 他でお祀りするはずの仏さん達を

 諸事情で 我が家でお祀りをすることにしたのです 義母は天国で気にしていたのでしょうか

 私は「そんなことないよ 気にしなくていいよ」心で? 声になったのか?呟きながら泣いていました

 話ができたことで 義母もきっと天国で安堵していると思います 

花岡先生有難うございました

参道は樹木に覆われ薄暗く 細く長く くねくね曲った石段 左右に多数の石仏石塔 

お参りが終えると山門までは 後ろを振り向いてはいけないと伝わっています

霊の世界というか不思議な雰囲気の弥谷寺です

つぎは72番を後まわしにして73番 出釈迦寺を参詣しました バスで約20分です

おしまい
 


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