yurikago-sa

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室戸市 お大師さんの旅巡り

2016年03月13日 | 日記

先日 室戸市の娘の嫁ぎ先から

「金剛頂寺で仏教の美術展をしているからおい出ませんか」とお誘いがあり

1時までにジオパークセンターへということで 夫・友達と三人で行きました チラシを見ると

「お大師さんの旅巡り」をキャッチフレーズに昔ながらのボンネットバスで 

室戸の大地と文化にふれる無料バスツアー 午前と午後2便で定員各便15名 

13時ジオパークセンターを出発し 室戸世界のジオパークを見学 そして大師修行の地 

新村不動を経由 金剛頂寺で仏像 法具 絵詞などを無料拝観 センターへは15時30分着 

約2時間30分の旅巡り 行った日はボンネットバスは休みでしたが 

室戸市のマイクロバスで ガイドさんがバス内で説明の方と現地で説明の方と

二人付きで 室戸の文化 歴史 太古の大自然を見ながら 極みつきのわかりやすい説明と

素晴らしい仏教美術に出会え その上 心のこもった おぜんざい お芋のお接待

 「よかった~ねぇ」至福の旅のひとときでした

室戸半島

 室戸岬海岸で2011年9月に認定された「室戸世界ジオパーク」についての説明

室戸ジオパークは フィリピン海洋プレートの沈みと室戸沖にある南海トラフに沿って

繰り返し起こる巨大地震によって隆起した大地が室戸半島の誕生だそうです

約1万年も前から現在も隆起がつづいているそうで岩石や地層にその証拠を

観ることがことができます

「ヤッコカンザシ化石」の付着 

海底にあった岩石が地震によって何度も隆起し大地となった 証拠です

 

タービダイト層

台風や地震で深い海底で 白いところは砂と 黒いところは泥とが

交互に溜まった約4000万年前の地層だそうです

お大師さんが山の上を見上げている横顔・・・右端 

ジオパークには大自然が作り出した いろいろな形で名前のついた岩石があります

明星石 マグマが冷えて固まった岩石だそうです

岩の表面にキラキラ 星のように光るタイヤモンドが散らばっています

これは空海が明星を見ながら 修行されたことから名前が付けられたそうです

 

海岸から 山手を観ると

白亜の室戸岬灯台(中心よりやや左の白いもの小さくてすみません)と 中岡慎太郎銅像

灯台は 明治32年から航海の安全を照らし光達距離は49キロメートル日本最大級だそうです

銅像は現在で約1億円 安芸郡下の青年達の熱い心意気の募金活動と 高知県の交通王 

野村茂久馬氏の協力で 昭和10年 本山白雲制作で建立されています

 慎太郎は北川村で誕生 柚子を奨励し村の経済に貢献され 幕末から明治維新へ向かっての

日本の志士 京都で刺客に襲われ30歳で亡くなっています

 アコウ 

岩に みごとに幾つもの太い根をはり タコの木とも呼ばれ

亜熱帯植物で日本では九州 四国 紀伊半島など暖かい地域で見られ室戸岬では樹高を

低く保って台風の被害を少なくし 生命力が強く 国・県の天然記念物の指定です 

空海が修行されたところ 新村不動へ        

新村不動 波きり不動とも呼ばれ 航海の安全や豊漁に信仰されています

四国霊場第26番札所金剛頂寺が明治初期まで女人禁制だったために

遥拝所としてこのお堂でお参りしたといわれ 弘法大師空海が建立されています

「大師御作 女人堂」の石碑があります

   

不動堂を右から裏側に回り左に岩場の小道を行くと断崖絶壁の向こうに

太平洋の雄大な景色が広がります 真下に空海が修行された御座石があり

空海は 太平洋の雄大な大自然を前に「虚空蔵求聞寺法」虚空蔵菩薩のご真言

「ノウボウ アキャシャ ギャラバヤ オン アリキャ マリ ボリ ソワカ」

を百日で 百万回唱えの修行され たといいます


 「そそり立つ ここは岩屋の 不動尊 岸うつ浪も 法のとどろき」

空海さんが詠まれたのでしょうか・・・

「空海の足跡」木の矢印の先に足跡が 凹であります 

新しい縁起石が登場していました

金剛頂寺へ           

龍頭山 光明院 金剛頂寺は807年に 天皇の勅願寺として建立 仁王門をくぐって

左手に五本柱の(普通は四本)鐘楼があり屋根に菊のご紋の瓦が使われています

空海が開祖され ご本尊の秘仏 薬師如来は空海作といわれています

金剛頂寺での仏教美術展は 本堂内の向かって左側から地下に下り

本堂に地階があるとは・・初体験 左側右側に分かれ展示場になっていて

左側はかなり奥に広がり多分この上辺りは霊宝殿の建物が・・・と思いながら・・・

国指定重要文化財の木造阿弥陀如来像 銅像観音菩薩立像 県指定文化財の

木造十一面観音立像 同じく県指定の 密教法具金銅旅壇具 また京都 東寺の特別出品の

 弘法大師行状絵詞など素晴らしい仏教美術が展示されていました

以前に四国八十八箇所巡りをしたとき第二十六番札所金剛頂寺のブログを投稿しました

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