主人の目の中に入れても痛くない 咲愛ちゃんは 隣家で生まれたよそさまの孫ちゃん
私達夫婦の夕方の散歩のコースであった保育園の前を通ったとき 咲愛ちゃんが8ヶ月の頃だったか・・・
居残りの時間外保育が 不憫に思えて「両親が帰るまで見よっちゃろ!」ということが 始りで
それからというもの主人は 咲愛ちゃんのお迎えが楽しくなり 何事をもさておき「迎えの時間や~」
連れて帰ると 乳母車に蚊取り線香をぶら下げ 団扇で風を送りながら散歩 土曜日曜もなるだけ一緒
おやつは 沙愛ちゃんの大好きな バナナ おみかん いちごを自分で買ってきて食べれるようにする
咲愛ちゃんが3歳の頃 お父さんの鳥取転勤が決まった その時の主人の落ち込みようったらなかった
「インターネットスカイプで映像見ながら話が出来るよ」と云うと 「そっそれを早う使えるようにして・・・」
夕食後は スカイプにかじりつき スカイプの調子が悪いと 機嫌が悪い
「アイパットが もっと簡単かも・・・」 早速に「アイパットを買いに行こう~」 てな調子で 大方毎日交信をしている
大好物の みかんは 何処で調達するのか 「咲愛にみかんを 送る!」旬のものを添え そわそわと荷物を作る
1~2ヶ月に1回 両親のふるさと安芸に帰る知らせがあると 主人はテンションが上がりすこぶる機嫌が良くなる
そんな咲愛ちゃんも保育の年長さんになった
前置きが長ご~なって~~ これからが 「とろこいねぇ」の話
先日のこと「咲愛が土 日と安芸に帰って来る 土曜日はお四国や 日曜の昼までしか遊べん」と嘆く
日曜の朝になると 主人「沙愛 起きた~」 咲愛ちゃんのお母ちゃん「まだ寝ゆ~」
主人「もう 連れに行っても かまんかね~」 咲愛ちゃん「ごはんを食べてる もう15分待って~」
連れて来ると 家庭菜園の 熟れ残しておいたトマト狩りを楽しませ 車であちこち公園の遊具巡り
「おやつに梨を買おてきた」と 梨の皮を剥いでお皿にのせて食べさせている・・・
「はや~梨? 何という梨~」 果肉は白っぽいし きめは細かい ラフランス? 独特の甘い香りはない?
残りを食べてみると「お父さん!これ 白いりんごやいか~」 主人「白いりごってあるが~」
最近高齢のためか「ばっさりした~」が多い とくに咲愛ちゃんの事となると目もくらむらしい(+_+)
ふと 新聞のあけぼの蘭に 妻に「あんた とろこいねぇ」と言われた の
記事を思い出して可笑しくなった
おしまい