街角のスクリーンに、KAT-TUNのPVが流れて、
『おっ。』と、見上げてしまい、
何気にドキンとしてしまった。
地下鉄の向かいに男子高校生(ちょい美形)が座るのを
チラ見観察。ダランと座り、携帯いじり。
前髪を散らす為に首の横ふり・・・。
鳩なのか?
『不可能。』
と、言うか、男子高校生側から『ありえねぇ。』だろう。
『なによ。こっちだって願い下げよ。
お家でママの夕飯でもお食べなさい。』
などど、悲しい反論の妄想をする。
給料日後の金曜日。
街中は、ちょいと一杯のサラリーマンで賑わっていた。
私は、OL時代、あの一軒目を出て『次何処行く?』で路上に
たむろする行為がたまらなく嫌いだった。
なんなんだ?あの余韻みたいな時間。
営業の宮本さん(仮名)が、
『お金はないけど、魔法のカードがあるからね。』と、
大声で叫んでいた。
目が合った。
上手い事言った!と言う満足げな顔を見てしまった。
そう。それは、話題の『陰日向で咲く』に出てくる
キャッシングカードのコト。
『俺。読んだから。早速使ってみちゃてるかんね。』だ。
そんなご満悦な顔を見てしまった・・・。むぅ。
『それ使うの、コレで最後にしたほうがいいよ。』(心のアドバイス声)
もし、流行の言葉を使うとしても、
これぞと言うベストタイミングにたった一度だけ。
そんなコトを淳之介さんの本に書いてあった。
今日の本*
『蛇を踏む』川上弘美