夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「竹取物語」(1987年 日本映画)

2016-06-26 20:04:18 | 映画
市川崑監督

加耶(沢口靖子) その美しさから「かぐや姫」と呼ばれるようになる

大伴の大納言(中井貴一) 道にて偶然 加耶と出会い その面影を忘れられず心から命がけで想うようになる

車持の皇子(春風亭小朝)妻など他の女の為に離縁しても良いという考えの男 加耶から出された捜しモノをニセモノを作らせごまかそうとする

安倍の右大臣(竹田高利ーコント山口君と竹田君)加耶をわが物にしたく争うもこちらも加耶から出された捜しモノには人と金を使って手に入れようとする

明野(小高恵美)盲目だが教養も知識もある娘 加耶と親しくなる

商人の宇陀(常田富士男)竹取の造の造る竹製品や田吉女の織る織物を都に売りに行ったりなど仲介をする男

藤原の大國(加藤武)帝に仕え 加耶の月からの迎えを阻もうとするがー

帝(石坂浩二) 噂の加耶を招くも断られる 此の世に己の自由にならぬこともあると知る

彫金師(山口弘和ーコント山口君と竹田君)車持ちの皇子に仕事の代金を踏み倒され訴える

坂上の太政大臣(浜村純)帝に仕える

村の長者(出光元)

理世の妻(横山道代)夫を支える良き妻

小野の房守(井上博一)

五歳の加耶(中野美穂)

理世(中村嘉葎雄)隠密のような仕事で帝に仕える 出世を望んでいるが真っ当な心の持ち主でもある

僧上の道尊(伊東四朗)この世のことを少し斜めに見ているがー常に冷静

皇后(岸田今日子) よく宮中の噂にも通じている

田吉女(若尾文子) 五歳の娘を失い 夫が拾ってきた子供に同じ加耶という名前を付けて 神様からの授かりものとして大切に育てる

竹取の造(三船敏郎) 田吉女の夫 酒も贅沢も好きだが悪い人間ではない 感情の現し方は不器用だ



やっと授かった娘の加耶が貧乏ゆえに医者に見せることもできないまま 5歳で死んでしまい嘆く田吉女は織物も織る気になれない
夫の竹取の造も竹細工を作る気力もないのだった

食事もしないで死んだ娘の着物を抱き嘆き続ける田吉女

眩しい光と共に家が揺れ山が燃えた

竹まで燃えては仕事ができぬ「おまんまの食い上げだ」と山を見に行く竹取の造
竹林は無事で「お前が守ってくれたのか」と 加耶の墓に手を合わせる竹取の造

すると筍が黄金色に光った
一枚めくれ 中にはなんと赤ん坊が!

奇妙に思いながらも抱える竹取の造

その熱さに落としてしまうと 転がった筍から赤子が現れ 見る間に5歳のー死んだ加耶そっくりで瞳の色だけが青い姿になった
竹取の造が連れ帰った娘を 加耶が生き返ったと喜ぶ田吉女

その娘は不思議な力があり 子供に石をぶつけられた額の傷もすぐに消え 撃たれた鳥の傷も治すことができた

射たはずの鳥を逃がされた男や 逆に加耶に石をぶつけ返された親などは文句を言いにやってくる

そのたびに謝るしかない竹取の造と田吉女
「なんでも加耶のせいにしやがって」ぼやく竹取の造に 何故か嬉しそうな田吉女

竹取の造は加耶の入っていた筍の一部を売ってもらうと それは何とこの国には無いはずの純粋なまじりっけなしの黄金だった
竹取の造は小出し売ってもらって大金を得て 働かなくなる
田吉女は真面目に織物を織り続けていたが

だがー成長の早い加耶を不審に思われてはーと都に住まいを移した


美しい娘の加耶のことは都の評判となり その姿を一目見ようとする男達で屋敷の周囲は騒がしい

暮らし向きが豊かになっても織物を続けている田吉女

暴れ馬から杖を投げて救ってくれた盲目の娘の明野と 加耶は親しくなる

しつこく求婚してくる車持ちの皇子 安倍の右大臣 そして大伴の大納言
彼ら三人へ加耶は明野に授けられた知恵で難題を出した

いずれ存在するかどうかも分からぬ品

金と人を使う車持ちの皇子と安倍の右大臣

大納言一人は 舟を出し突如出現した怪獣にも怯まず矢を射かけるがー舟が沈んだ


加耶の噂は帝にも届き 参内するように命が届くも 加耶は断る
殺されても良いーと断固拒否


ますます興味をそそられる帝

帝の前で車持ちの皇子と安倍の右大臣の嘘は暴かれる

加耶がただひとり信じて待っているのは大納言であったが・・・・・
舟が沈み 死んだと伝えられた


加耶がずうっと持っている珠は不思議な光り方をし 加耶に教える

おまえは月の者

打ち沈む加耶の様子に珠が悪いのだと水の中へ投げる田吉女だが 加耶は正気を失ってしまった

どうにか無事に帰国した大納言の命を 加耶を妻にさせまじと 車持ちの皇子と安倍の右大臣の雇った刺客団が襲う
理世の助けも入り 大納言は刺客団を追っ払った

加耶の状態を知った大納言は珠を求めて水中へ

珠が戻り正気に戻った加耶は大納言と再会する

迫る別離の時を知りつつ想いを告げ抱き合う二人

帝は月からの迎えがいかほどのものかーと阻もうとする

だが月より近付いた迎えの光輝く巨大な乗り物は 人間に対抗できうる存在ではなかった

別れを告げ加耶は月からの乗り物へ向かう
堪えきれず自分も一緒に行くと言う田吉女

その光に触れるだけでも命はないーと止める竹取の造と大納言
「また 逢える」と呟く大納言

加耶は月へと去り 光のおかげで明野の目は見えるようになった




ほぼ30年前の映画です
長男に「ほら中井貴一さんも皺が無い」と教えると
長男「当たり前やろ」って・笑


今年は20年ぶりに「インデペンデス・デイ」の続編「インデペンデンス・デイ リサージェンス」の公開もありますが その映画に出てくる宇宙船を美しくしたような さながら飛ぶシャンデリアのような宇宙船が出てまいります


若尾文子さんが美しいし
三船敏郎さんも教養なく粗野だけれど 実は真っ直ぐで情に脆い所もある男を好演


現在となれば 出演されている俳優さんも懐かしく・・・・・

当たり前ですが30年前 中井貴一さんは青年でした



↓この映画の感想がとても楽しいブログさん

http://blog.goo.ne.jp/langberg/e/00ddb3f0f3c2877cd09712168eca31df

私のしょぼい感想より はるかに上等(^^♪です


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2 コメント

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わぁなつかしい (まっき~)
2016-06-27 21:36:57
作品そのものを観ていなくとも、イメージソングで観た気になっているひとも多いですよね~。

崑さんは、実験精神に溢れた監督でした。
らしさ全開の、造形美だったと思います。

それにしても『リサージェンス』の宇宙船、でか過ぎて、よく見えない笑笑
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まっき~様 こんばんは^-^ (̴夢見)
2016-06-27 22:46:51
有難うございます

基本はかぐや姫をおさえててー

でも宇宙船なのね(笑)

夢とロマンを感じました

「リサージェンス」気になって「スクリーン」を買いました♪

ご覧になられたのでしょうか
それでも生き残る人類 強し!?
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