夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

すっきりしない空模様でカメラいじりの続きは順調

2021-08-16 11:49:33 | Weblog
面倒臭くなって保留にした Crown 8 ですが、香箱を開けることに成功したので少しは進みそうです。
香箱は工夫して慎重にたたいたら分割できました。


ゼンマイは真っ黒いグリスが硬化してほとんど固着していました。
グリスは色から考えるとモリブデングリスに見えますが60年代に登場していたんでしょうか。


パーツクリーナーで洗浄しましたが終わっちゃったのでCRC556と灯油でここまできれいにしました。

クリップはゼンマイがほどけたら一大事なのでこれで固定したつもり。

歯車が付いた側も洗浄。


香箱の組み立ては対角にあるこのヘソが


この穴にはまってるだけでした。


ここで事件発生!
これを持ち上げたとき、何かが落ちた音。


ガラクタを入れてある鍋に落ちたようです。


分解時に記録しておいた写真を確認しましたがそれらしい物は写っていません。
気持ちが悪いけど組み立てるとき足りない物がないかじっくり確かめながら進めるしかありません。

ゼンマイは指で少しずつほどいて固着していたときの応力を除きました。


写真を撮り忘れましたがゼンマイはモリブデングリスを塗って隙間に押し込みました。もちろんカバー側にも。


香箱はヘソと穴を合わせて押し込んでプライヤーでしっかり組みました。


以上で駆動系を仮に組んで、歯車はセラミックグリスがあったので


これを塗り付け。


巻き上げハンドルを巻いて動くかどうか試してみました。
シャッターを指で押さえて巻き上げて離すと

元気に回りました!。音も滑らかです。

角軸受けはエンジンオイルを一滴たらしてあげます。


組み立てで足りない部品はありませんでした。じゃあ何かが落ちた音は何?。
ここまで来れば直ったようなもの。でも急ぐことはありません。余分なオイルを掃除したり剥がしたプレートの古い接着剤をきれいにして貼り付けたり、入念に進めないと。
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