夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

骨董カメラ Rolleicord Ⅰ 修理前に現状把握

2022-11-20 10:59:07 | Weblog

今日は夕方用事があるのでじっくり Rolleicord 1 の修理について作戦を練ることにしました。

外したファインダー部です。ビスが硬くて緩まないのを心配しましたが簡単に緩みました。

素人によるタッチアップの痕跡があります。マジックで塗ったのかな。

では問題点をおさらい。

リベットが効いていません。これは慎重に叩けばいけそう。センターポンチでどうだろ。

一番の問題点がこれ。

ヒンジ部分のピンが緩くて軸方向に動いてしまい開閉操作をすると抜けて外れちゃいます。

本体側との隙間に手持ちのロックタイト243を流し込めば固定される、かな。

その手なら何も加工しなくて済みます。243は隙間に入ると固まるタイプです。

このスプリングは引っかかり部が欠損して効いていません。

欠けた側を引き出して整形する手がありますが代用可能なスプリングを探してからにしましょう。

本来はスプリングで押し付けられてこうなっているはずです。

270度回転すると爪がひっかっかってロックするようになっています。

ファインダー開閉不良の原因はしっかり把握しました。

幸い致命的な破損はありません。

3項目の不具合をどうやって直すか、明るい悩みがまた増えました。

分解中に製造ナンバーが見つかりました。正確な製造年はわかりませんがとにかく古い物です。

もうひとつ疑問点がありました。

フィルム巻上げ部のリセットが効いていない件です。まあそれは別途考えますか。

心臓部のシャッターはそれなりに速度が変化するし絞り羽根もちゃんと動いているので整備後撮影するのが楽しみです。

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