夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

一様な曇の状況はどんな写真が撮れるかな

2022-06-18 16:51:28 | Weblog
午前中は洗濯機の下の排水口の掃除でつぶれましたが問題が解決してやれやれ。
午後は空が黄色味のある一様な曇があって光が満遍なく回る状況で、こんなときに写真を撮ったらどうなるか、やってみました。
今日はFinePix S2Pro に 50mm レンズを付けました。 35mm 換算で 75mm の望遠だったかな。

これで風景を引っ張って奥行きを詰めたらどうなるか、前から試したかったんです。

最初は先日も撮った農協の建物です。

屋根の向こうに見えるのは民家と三水小学校。
光が回り込んでいるので建物の形がよくわかります。前に撮ったのは影でつぶれていました。
どちらが写真(絵画)的にいいかはなんとも言えません。

ついでにこれも。


三水の小さな祠の横の狭い道から。


軽トラがやっと通れる道を下って振り返ると


このお宅の土壁がいい雰囲気です。


戻る途中でも

こんな状況だとメリハリのある素材が向くようです。

脇のりんご畑では小さいながら実がもうこんな一人前の形になっています。

ゴルフボール位の大きさです。

足元の、あれっ何だっけ、あ、ヨモギだ。これが気になって。


この光ではりんご畑は絵にならないと勝手に考えていましたが

小屋が色と形でいいアクセント。

りんごは選定を繰り返して面白い枝になっているのがあります。


りんご畑のトンネルみたい。

斜めの棒は幹じゃなく枝を支える支柱です。

単純にこの木の形が面白かったので。

被写界深度が浅いので左のりんごの木はボケていますが実は判別できます。
三脚を使って思い切り絞り込んでシャッター速度を落とせばパンフォーカスになるのはわかっているんですが。

移動の途中でこんなのに遭遇。

人懐っこそうなネコでした。顔の模様が忍者みたい。

土手の上の土蔵が澄まして構えていたので。

木の電柱ですよ。

あの柿の木は枯れちゃったんでしょうか。

柿の木の枝はそのままフラクタルパターン。

旧三水第二小学校、現在は「飯綱コネクトイースト」として活用されています。

水彩画にはもってこいの素材。というよりこれ自体が絵ですね。

そろそろ帰りましょう。でもちょっと待って


こっちもいいじゃないですか。


充分収穫があったのでもういいだろうと家路につく途中で

お願いしたようにおばさんが現れました。

50mm レンズは想定を超える結果でした。
それぞれの写真を見るといかにも望遠の感じの物とまるで広角みたいな物があります。
それと、考えの浅い人が避ける今日のような光は素材にもよりますが、影が穏やかでいい味が出るんですね。
次は光が強い日に市街地の瓦屋根が重なる風景をこの 50mm レンズで奥行きを圧縮して撮ってみようと考えています。
絵の素材としての写真ならもっと自由に望遠の特性を利用してもいいと思っていて、今日はその前段。
このあたりは秘かに作戦を練っているところで、面白い結果が出て理論付けしたら公開しますが今は伏せておきます。

実は今日は Jr も同行して EOS20D で何枚か撮ったんですが、悔しいけど彼の方が枚数は少ないけどいい写真を撮りました。
理屈じゃなく直感で撮るのがいい結果になるってのはあるみたいです。
コメント
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