新潟県十日町の織物工業協同組合の制定した1月の誕生色は、椿の深い紅。冬の寒さの中に、凛として咲いている深紅の花。気品の中にも、溢れるような情熱を感じさせてくれる花ですね。
椿の原産地は日本だそうです。16世紀、日本に来た宣教師のジョセフ・カメルさんが持ち帰って広めたのだとか・・・。学名カメリア・ジャポニカ。東洋の薔薇と呼ばれ、もてはやされたそうです。とはいえ、花が根からポトリと落ちるので、首から落ちるといって、嫌われた時期もあったそうです。
今では、枯れても見苦しい姿を見せない、深い花とされています。情熱と潔さ。夢を叶えるためにも欠かせない要素ですね。
私は椿の花を描いて送るときには、「摘喜(つばき)をあなたに」と記します。こうすれば、受験を控えた親御さんにも悪い印象は与えないでしょうね。