本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「ちょいデキ!」青野慶久著

2010-07-15 23:36:46 | 本・雑誌、読書
小飼弾さんの「新書がベスト」から、さっそくお薦めの本を読んでみました。

東証一部上場サイボウズの社長である青野さんから、ワタミの渡邉さんみたいに「すごく」はなれないと言われても、いえいえすごさは自分で評価できませんから、青野さん十分にすごいと思いまっせとつっこみたくなるのですが・・

とはいいながら、この本を読むと、何のためにがむしゃらにやっているのだろう、あまり頑張らなくてもいいなと思います。

ちょいデキになりたい方のノウハウ本となるでしょうが、それよりも文章のうまさ、多彩な表現で楽しめる本でした。

それから・・著者は1971年生まれ、この本が2007年に出ていますから、書いたのは35,6歳の時だと思います。
若いのに達観しているところがいいです。

大人になる年齢って個人差があるなあと思うのです。人によっては若くして人生の道理をわかっている人もいれば、60,70歳になってもどうしようもない人がいますよね。
青野さんは前者。以前に30代前半で人生わかってらっしゃるような方にお会いしたことがありますが、普通の人が40、50歳になってわかることを既にわかってらっしゃる。
そうなるのは生まれつきの気質なのか、人が40、50歳で悟るものを悟ってしまうくらい凝縮した人生を送っているのか。

本はQ&A形式でこま切れになっていて読みやすいです。一つひとつ、どこからこの発想が出てきたのかなあなどと考えながら読むとさらに楽しめるかな。

この本で・・・ちょいデキなどと言わず、なかなかイケてるビジネスパーソンになれるかも。

コメント
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