本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「日本の競争力27位に低下」2012.5.31日経新聞夕刊

2012-05-31 23:59:02 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
スイスIMD(スイスの有力ビジネススクールの経営開発国際研究所らしい)が2012年の世界の競争力を順位付けした記事が日経夕刊に掲載されていました。
考えるネタを絶えず提供してくれて、新聞って面白いですね。

まずは、日本の順位について・・・27位だそうです。
近隣アジアでは、台湾7位、韓国22位、中国23位です。
日本は電力インフラへの評価が低くなった、政府の効率性が調査対象国59カ国中最下位などの要因があるようです。

IMDによると今後日本が取り組むべき課題として「東日本震災後の経済・社会の再建」「税と社会保障の一体改革」「エネルギー・環境戦略の改革」などだそうです。

あれ?どこかでよく聞いているような項目ですね。。

この調査どうやって出しているんでしょうか?

どれくらい予算かけてるんでしょうか?

記事に上がっている項目も日本の評価全体の中で、どんな書き方をされているんでしょうか?

日経さんには悪いけれど、記事に項目をピックアップするときに先入観なかったかなあ~?

そもそも順位なんて新聞の記事的には面白いかもしれないけれど、激動のいまの時代、既存の基準にとらわれていても意味がないような。。。

さらに・・・「日本の順位」って記事が気になるのは、私たちがいかに順位、得点、偏差値を重要視しているかってことかな。

どんな基準で評価されているのか、評価項目にどういう意味があるのか、本当に順位が大切なのか。。

いままでの価値観に囚われている自分を感じますね!

価値観自体を見直す、というか捨て去って、何が本当に大事か?何を求めるべきなのか?をしっかり考えないといけないなと思います。

いろんなことを考えさせてくれるなかなかいい記事です!







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「就職とは何か-〈まともな働き方〉の条件」森岡孝二著

2012-05-30 23:58:55 | 本・雑誌、読書
本のオビには「「新氷河期」の苛酷な実態 長い「就活」を乗り越え、厳しい職場で賢く働くための知識と希望の一冊」とあります。

就活の際の問題点、就職した後の問題点がデータ付きできれいに説明されており、労働現場の問題点を概観したいときに役に立つ本だと思います。
しかし、残念ながら「希望を一冊」には成り得ておらず、読んだ後はただただ暗くなります。

これは著者のせいではなく、いま日本の働く場で起こっていることは、例えば長時間労働にしても、非正規労働の増加の問題にしても一企業、一個人が頑張ってどうにもならないことです。
本の中でも述べられていたと思いますが、政治が動いて、制度を強制的に整えない限り解決できないと思います。
日本が世界の中で経済的な地位を落としているこの状況で、経済活動に影響がある規制の強化を行う方向に動くか?
気が重くなります。


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「雇用調整助成金 縮小へ」2012.5.29日経新聞朝刊

2012-05-29 21:14:12 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
日経新聞朝刊の1面に雇用調整助成金縮小という記事がありました。

まだ縮小の検討に”入った”段階ですが、そうだよねって気がします。いくら雇用を守るためといっても税金で社員を企業の留め置くってどうなのって思います。

個人の問題として考えると仕事がなくても企業に留まって居たい、居なければ生活が成り立たないのかもしれませんが、本来自立して生存すべき企業に税金が使われるっていうのは、何とも。。。

労働相談の場でよくある話は、企業が雇用調整助成金をもらっているため、解雇を避けたくて、社員に辞めてもらいたいときは、解雇という言葉は絶対使わず、「辞めてもらいたい」と伝えて、社員に退職届を書かせるというもの。

そして自己都合退職という形になって、雇用保険の基本手当を受給する際に3か月の給付制限がついてしまうし、状況によっては本来該当するはずであった給付期間より受給期間が短くなってしまう。

社員さんの方はあまりよくわかっていないで、解雇されたと思っているけれど実は違う。

「会社から辞めてくれと言われた」と相談があると、まず、それは解雇ですか、会社の都合による退職勧奨(会社に事情があって辞めてくれないかと言って社員が辞めるといったら退職)ですか、自己都合で辞めてくれってことですかと尋ね返します。

そう・・相談を受ける者にとっては「雇用調整助成金」=「罪な制度」なのです。

さて、新聞には

「危機時は雇用の安全網として評価を受けたが、景気の回復局面では不採算事業を温存し産業構造の転換を妨げるとの批判がある。」とか縮小の理由として「仕事がないまま企業のとどまっている人材に成長分野へ転職するよう促し、経済活性化へつなげる狙い。」とかありますが、

縮小の効果の前に、縮小反対の大合唱にあってやっぱり縮小しませんってならないことを祈っています。

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「知名度より仕事内容 就職地元志向に拍車」日経新聞2012.5.28朝刊 ”大学”面

2012-05-28 23:25:45 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
ホントかな?って感覚の記事。

「来春卒業する学生の就職活動で、出身地での就職を目指す動きに拍車がかかっている。「地域の役に立ちたい」との思いや、企業の規模や知名度より仕事の内容を重視する姿勢を、インターネットの普及で中小企業の情報収集が比較的容易になったことなどが後押ししている。」(新聞引用)

社会人対象のセミナーなどに参加すると大学生が参加していて、その中にものすごい優秀だなって思う学生が居たりする。

比較の対象にしてしまって申し訳ないけれど、要領だけで就活を乗り切ろうとしている我が娘がいる。

知名度がある大学の優秀な学生さんは大企業だろうが、中小だろうが、非営利団体だろうがヨリドリミドリ。

だからこの記事の学生さんってどちらかというと我が娘に近いどこにでもいる大学生だとすると・・

地元を志向するのは、東京だと優秀な人が集まっていて最初から負けが見えるから、自分にもいささかのチャンスがある地元を選んでいるのでは?
企業の規模や知名度より仕事の内容を重視とか、中小企業を目指しているのは、自分の能力を既に見極めていて、規模が大きくて知名度が高いとこ面白い仕事ができそうにないから。


仕事の内容重視なんて言っているんじゃないかなと思ってしまいます。

就職率が改善したといってもまだまだ厳しい状態。
大学4年生はひたすらエントリーシートを書き、セミナーに参加し、筆記や面接を受け・・

「地域の役に立ちたい」って言葉が出てくるほどの余裕はないように感じるのですが・・

取材を受けたら建前を言う。そういうことじゃないかな~と思います。


それを「震災の後に地域貢献の意識が高まって、地元で働きたいと感じる学生が増えた」なんてコメントを付けている大学の方には、本当にそうですか?とか、実態捉えていないんじゃないですか?なんて言ってみたくなります。

いややっぱり大学生は地元の役に立ちたいと考えて仕事を選ぶんです。
本当にそうなら、地元企業はすごい新入社員で溢れ返る?




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「ニコニコ動画が未来を作る ドワンゴ物語」佐々木俊尚著

2012-05-27 22:13:24 | 本・雑誌、読書
5月24日テレビ東京系の「カンブリア宮殿」でドワンゴ(代表取締役会長 川上量生氏)の特集を見て、この会社すごく気になりました。

ハッキリ言って、中高年の自分にとって名称は知っていたものの番組中で初めて中身がわかった「ニコニコ動画」については、すぐ見てみようかとかいう気持ちはまったくわかなかったし、自分の中では、ハマったらまずいから見ないようにしようと思っている「YouTube」と同じカテゴリーに整理しました。

でもニコ動そのものやそれにハマる人たちにまったく共感がわかないながら、理解不能ながら、ものすごく気になって、また好感を持っている自分がいて不思議な感覚です。

それで、すぐ資料に頼ってしまう私は、Amazonで検索して、佐々木俊尚氏の「ニコニコ動画が未来を作る ドワンゴ物語」を読みました。
この本のAmazonのカスタマーレビューを見ると評価が分かれていて、なんとなくわかります。
ちょっと後半部分がダラッとした感じがありましたが、私はとても面白くて(特に前半は感動しました)、佐々木さんの構成や文章のうまさを感じたんですが、私のような世代向きの本かなと。現象を言葉で整理したがる世代に受ける本かもしれないなと思いました。

若い人が読んだら、なんでだらだら解説が必要なんだって感覚かなっと。

だから、どんな人が面白さを感じているんだろうと気になりました。

さて、そんな私、テレビの放送以降、空いた時間があると頭の中にドワンゴが出てきて、番組から考えたことなのか、本から考えたことなのかわかりませんが、いろんなことを考えました。

いまだにニコニコ動画は見ていないし、ドワンゴがどういう会社で、川上会長以下、カンブリアの村上龍氏や佐々木氏が言うものすごく優秀でしかし不思議な社員さんたちが実際はどういう人かわかりません。

だから、自分が考えていることは、ドワンゴという会社や提供するサービスとはまったく関係ないことかなとも思っています。

と、まとまらない前置きをした上で、

まず考えたのは、過去、日本の成功した企業ってドワンゴみたいだったんじゃないかな?ということ。

自分が打ち込めることをやっていたら優れた技術が身について、その技術を使って自分がやりたいことをやって、それが受け入れられた。
ホンダのバイクやソニーのウォークマンもそうだったのでは?

会社の利益の前に、自分たちが作りたいものがあって、それを優れた技術を使って作り上げてきた。

まずやりたいって思う気持ちがあって、すごいものが出てきた。目の前におもしろいことがあって、ただそれをやりたいって思う。

会社の経営状態とか、ましてや日本経済がどうのこうのと考えていたら、面白い仕事なんてできない。
自分たちが楽しんでいないのに、人をワクワクさせるものなんて作れるはずがない。

頑張らないと会社が駄目になるなんて話を聞かされて、義務的に頑張ってもうまくいくはずない。
なんか日本全体が守りに入っていて、いまあるものにしがみついている。

そんなこと忘れて、自分がやりたいこと、やりたいって思うことをやること、やってもらうこと、やらせてもらうことが大事なんじゃないかなあって思いました。

それから考えたのは自分たちが既成概念にとらわれていること。
ドワンゴみたいにハチャメチャな会社があったら、逆にどうしてハチャメチャじゃいけないんだろうって考えてしまう。
会社にどうしてスーツを着ていかないといけないのか?
どうしてみんな同じ時間に働かないといけないのか?
会社で働くことだけが働くってことなのか?

自分が疑問に思ったもので本当に必要なものってどれくらいあるのか、当たり前と思っている考え方から解放されたらもっと自由な発想、仕事ができるんじゃないか?

それから、ネットワーク。
この言葉、いまよく使われてますが、そこで言われる単に人と人のつながりではなくて、

個人がつながって違う発想を生み出すとか、企業が自社のことばかり考えずにもっとオープンになれば、相乗効果がでるとか。
いままでとは違う仕事のやり方がすごい成果を出しそうな、それが何かは業種とか、関わる人によって違うだろうけど、そんな気がしました。

まだまだいろいろ考えたことがあるけれど、とりあえずこのくらいで。。









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「誰も教えてくれない一流になれる読書術」丸山純孝著

2012-05-26 08:24:51 | 本・雑誌、読書
書店で手に取るにはちょっと抵抗があるタイトルです。

本好き、読書好きのつもりなので、ほかの方がどんなふうに本を読んでらっしゃるのかなとすごく気になって、「読書・・」というタイトルがあるとつい買ってしまいます。

そして、ほかにたくさん読もうと思っている本があるにもかかわらず、まず読んでしまいます。

"一流になれる”というタイトルから察するとおり、読書をして何を身につけるかという視点から書かれています。

最初の辺りは読書習慣のない方向けかなと思う内容で、自分には退屈でした。
しかし、読者に対して読書で何かを得よと語りつつ、本がとっても好きなんだろうなと思わせるところが随所にあって、後半になるに従い、著者独自の本の読み方が書かれて、他の読書本と同じように「この方は、こんな読み方されてるんだなあ~、へぇ~、ふ~ん、そうか~」と面白く読みました。

最後に紹介されていたビジネス書は、自分が読むモノと若干違っていて、紹介リストからこの本がどのような方をターゲットにしているか想像がついて”ナルホド”でした。

普段の読書レベルに応じて楽しみ方が違ってくる本だと思います。


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「社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!」ちきりん著

2012-05-25 00:09:51 | 本・雑誌、読書
著名ブログ「Chikirinの日記」のちきりんさんの3冊目の本です。

ブログだけでいいかなと思うのですが、なぜか買ってしまいます。

今回は旅をして考えようという本のようですが、残念ながら自分には各章に出てくる国・観光地のすばらしさがちきりんさんの文章から伝わらず、「ちきりんはここでこう考えたんだよ」っていうところがちょっとピンときませんでした。

自分があまり海外に行ったことがないからかな?
旅をしている人が読む本かな?って思いました。

50代の自分は、たぶん、この先、ここに書いてある国や観光地を行けても数か所だろうと思う気持ちがあることもこの本を楽しめなかった要因かもしれません。
ここに書いてある地域にこれから行ける人たちはまた違った感覚で読むんだろうなと思います。

そういう私でも、終わりの方の「さいごに」と「若者の海外旅行離れについて~あとがきにかえて」はちきりんさんらしくて、なかなかおもしろかったです。


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「戦略人事のビジョン」八木洋介、金井壽宏著

2012-05-23 01:17:58 | 本・雑誌、読書
神戸大学の金井壽宏教授が民間企業で活躍する方と一緒に書いたリーダーシップに関する本です。

まえがきの中にもあるように野田智義氏と共著の「リーダーシップの旅」、増田弥生氏と共著の「リーダーは自然体」に続く本です。

八木氏の話はGE在籍中の人事部門での具体的な話が多く、その点「リーダーシップの旅」や「リーダーは自然体」を読んだ後ののような強い感動はなかったです。
しかし、人事部門がリーダーを育てる、戦略人事という言い方をされていますが、ちょっと日本企業の人事部とは違った役割について、八木さんの思いを入れて詳しく書かれており、もう一度ゆっくり読みたいと思っています。

本物のリーダーはなかなかいないこと、入社後数年から20年程度の短期間でリーダーを育てていく必要があることなど、ほかの本には書いていないことが書かれていました。

この本はあくまでも企業の中の人材育成について書いたものですが、これを自分の関心事である地域のリーダー育成という視点から読み直せないかとも考えています。ちょっと置き換えは難しいように感じますが、リーダーシップは企業でもその他の組織でも基本は変わらないでしょうから、かけ離れていると思える本の方が、より大きなヒントがつかめるような気もします。


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本当に大切なものは何?

2012-05-21 23:59:20 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
労働問題が起こった時にどうするか? 
今日は労働争議対処法のお話ともいうべき経営側弁護士の講座を聴いてきました。

もうびっくり!!
そしていやな感じ。。。いかにお金を払わないか、いかに勝つかのお話。

そもそも労働問題が起きるとき、問題が100%労働者側だけということはありません。
わかってやったか、うっかりしていたかはあるけれど、経営者側にも反省すべき点はあります。

だから労働問題を解決するためには、どうして起こってしまったか?を考える。

労働問題が起こってしまった時、経営者は、会社の中で労働者をどのように見ていたかを考える機会だと思います。

経営が苦しい昨今、そんな甘いこと言ってられない。
一円でも無駄なお金を使わないことが一番の関心事だ!!

そうですか。。。それでいいんですか?

いま読んでいる「戦略人事のビジョン」八木洋介、金井壽宏著の本にこんなくだりを見つけました。

人事の仕事を語ったところですが、

「社員のやる気を高めるために人事の仕事はあるのだと確信しています。
なぜなら、人間ほど生産性が飛躍的に向上する経営資源はないからです。
機械の性能を上げようといくら改良を加えても、生産性が一気に五倍も十倍も向上することはありません。けれども人間は違います。言葉をかけ、ハートに訴えれば、多くの人はやる気を出してくれます。そして、人がやる気を出せば、その生産性は五倍にも十倍にも跳ね上がります。逆に人がやる気をなくせば、その生産性はゼロにまで落ちることもあります。」

社員が労働問題で会社と争いを起こした時、その本人よりも社内の他の社員が会社の、社長の対応を見ています。
問題への社長の対応を見ながら、社員というものを社長がどう見ているかをじっと見ています。

そして、その解決方法が目先のお金だけにこだわったものであったら、社長さん、失うものは大きいですよ。



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「ノマドライフ」本田直之著

2012-05-19 13:24:30 | 本・雑誌、読書
この本、いろんなところで紹介されていましたが、好きな場所に住んで自由に働く。

東京、ハワイに拠点を設けておられ、たくさんの企業の取締役をされている本田さんだからできること。
また、ノマドライフを目指す若い方向けの本でしょう・・と思って、ちょっと気になったけれど、自分が読む本じゃないかなと見送っていました。

でもいまからすぐにノマドライフをするという話ではなくて、ノマドライフをするために何をやっておかなければならないかということが書かれているということで、ノマドに限らずいまの生活を変えたい時、変えなければいけない時にやるべきこと、例えばサラリーマンであれば定年を迎えた後の話とか、と重なることがあるのかなと手に取ってみました。

お金やモノにこだわらないことや会社を愛しすぎないこと、自己責任思考や自己ブランドを強化すること等など、ノマドライフの準備について書かれているけれど、そんなつもりはまったくなくてもこれからの社会で当然必要になるだろうことが書かれていました。

これからの社会に自分はどう向き合っていくべきか、ノマドライフのようないままでとは違う生活を求める人が出てきたときに自分はどう向き合うだろうか、そしてノマドライフが出てきたようにこれから自分も常識にとらわれない発想をしたい、読みながらそんなことを考えました。

豊かな暮らしとは何なのか?
個人が自由な生き方を選んだときに社会という概念はどうなるのか?
ノマドと地域や国単位で異なる法律・制度はどうなるのか?

本に書かれていること以上にいろいろ考えさせられる面白い本でした。

みんながノマドライフを志向した時、製造業や農業はどうなるんだろう・・な~んてことも考えたりして・・

この本、ちょっと・・・かなり好きです。



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「読み書きそろばんソーシャルメディア」平井良明著

2012-05-18 01:51:54 | 本・雑誌、読書
「読み書きそろばんソーシャルメディア」という本を読みました。

タイトル、うまいなあと思います。
ソーシャルメディアが、昔「読み書きそろばん」と言われていたのと同じくらい必要になっているんですよってメッセージがそのままズバリ表現されています。
本の帯に「小さな会社のネット戦略がここにあります。」とあるとおり、主に小さな会社のために、ネットをどう使うかが書いてあります。

自分は仕事の延長で情報発信をしたいと考えていて、ブログ、Twitter、Facebookなどを使っていますが、それぞれの役割がうまく整理できていません。
それで、このところ、ネット関係の本を探していて、個別のサービスを解説している本は簡単に見つけられるんですが、それぞれのサービスを比較しているものや、そもそも自分の目的のためにどれを使うのかを教えてくれる本を見つけきれずにいました。
そんなときにこの本が出版されたので、さっそく手に取りました。

読者の目線に立って、優しく語りかけてもらっていて、ソーシャルメディアを概観できました。

Webの基本的なことがきちんと書いてあり、いままで自分が何となく理解していたことがきちんとわかって、ブログ、Twitter、Facebookそしてホームページの使い方も自分なりに整理ができました。

くどいようですが・・・IT関係というと本当にたくさんの本があって、たくさんの雑誌があって・・
ITといってもパソコンのハード的な話から、ネットワークのこと、ソフトウェアのこと、ソーシャルメディアのことなどなど、複雑に分かれていて、素人はどれを見たらいいのか分からない状態。
それなのに、どれを読んだらいいか分かっていることが前提になっているので、ちょっと不親切で、よくわかっていない者は、まるで「わかっている人が読む本だから、知らないなら見なくていいよ」って言われているみたいに感じて・・

だからこの本のように、自分のやりたいことのためには、こんなサービスをこういうふうに使ったらいいんですよって説明してくれている本はありがたいですし、こういう作り方の本をもっと出してほしいなと思います。

ところでこの著者は福岡の方で、この本の出版について地元の方々でみなさん自分のことのようにお祝いされて、また、応援されていて、そのネットワークとかパワーもすごいです。


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いまを生きられない

2012-05-15 07:48:54 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
昨日5月14日の日経新聞に大学生の就職活動期間が短くなって、大学生が苦戦しているという記事がありました。

「準備不足 4年生に試練 就活短期化元年」
記事から、3年生の12月から企業を回ったり、業界・企業研究をする学生の姿が想像できます。
学生も大学も就職にものすごくエネルギーをつぎ込んでいる様子もわかります。

就職は一生の大事。でもやっぱりものすごく違和感。
20代前半のパワーがあって気力が充実している時期に、大学にいながら勉強もそこそこに、就職という将来のことばかりに時間をかけないといけないのか?

日本中で才能、エネルギーを無駄遣いしているようで、国の損失だと思います。

中学に入れば高校入試、高校に入れば大学入試、そして大学に入れば就職・・
常に先ばかりを見ていて、いつも追いつめられている感じ。

そして、目的を達したと感じたら、燃え尽き感が出てしまって、さらに次の目標を作って・・
大学生だけではなくて誰もがそんな生き方をしているようにも感じます。

いま目の前を見ていなくて、いま目の前の幸せを感じていない。

ご飯が食べられること、家族と一緒に居られること、ぼや~とテレビを見られること。

先ばかりを見ていて、いまが見えていない。

見えていないだけじゃなくて、なんかいまを生きていないような気がしてきます。



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身辺整理の一日

2012-05-13 17:06:47 | 日記(日々の出来事)
情報を効率よく収集し、自分独自の情報を発信する。な~んて格好いい行動様式ではありませんが、自分の周りがごたごたしているので、ちょっと整理してみました。

ブログの中に整理をする話がよく出てくるので、整理好きのように思ってもらっているかもしれませんが、根気が続かずちょっとやってはすぐ止めて、またしばらくして性懲りもなく・・というのが実態です。

本日は、複数使っているパソコンのウェブブラウザを同じものにして、ブックマークを統一して、ちょっと整理しました。

それからちょっと読んだ情報整理の本に載っていたサービスを使ってみました。
以前に登録して使っていなかった「ソーシャレット」、それから「はてなブックマーク」。
ITオンチですので、ちょっと苦戦しましたが、なかなかいい感じです。

そのあとは、久々に本の自炊。読み終わった感動本をスキャナーするつもりでしたが、装丁を眺めていたらやっぱり紙のままでと思うものもあって、思ったほどは片付きませんでした。

こうやって書いてみると何にもやってないですが、それでも気分すっきりです。

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ペルソナ職場~感情的という女性の特性は職場にマイナスか?

2012-05-10 05:48:07 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
最近、うつの方が増えていて、職場での人間関係に問題があるのではないかと盛んに言われているので、職場の中での人間関係が極端に言えば、当たり障りのない状態になってきたのではないかと感じております。
職場では大人の振る舞い。激しく叱るなんてもってのほか、感情をぶつけ合うなんていうのはまずいですよね~みたいな雰囲気です。

でも人間喜怒哀楽を持っていて、出てくるときはそれを押さえずに発散させてみるっていうのが本当じゃないかと”ふと”考えました。
いまどきは、暑苦しいのは嫌われるけれど、仕事に一生懸命取り組んでいるとたまにはどうしても譲れないことがあって、どうしても悔しかったり、悲しかったりして、逆に仕事がうまく行って、ものすごく嬉しい時がある。

それを押さえこんで、人間関係をまずくしたくないがために、形だけ何事もないようなふりをする。

そうすると感情的と言われている女性は、職場の中では目立ってしまう。
男性から「女性はすぐ感情的になるから・・」と言われて、何か取っても駄目なことのように言われている。けれど・・
それって駄目なのかな~?

感情的になってぶつかってしまうとその場はすごくまずい。

感情を優先させては駄目かな~と思ってしまう。

でも本当にそれってまずいのかな?

男女と大括りの話はあまり好きじゃないけれど、男性はあまり細かいことにこだわらない。
良く言えば鷹揚、悪く言えば適当、雑駁
それで「まあまあ、いいか」と大概受け流せる。

でもそこを女性はできない。

男性から見れば、めんどくせ~なになってしまう。

男性が中心の職場の中で、何でもこだわってしまう女性の性質は欠点だと思ってきたけれど、それって本当に欠点なのか?
そもそもそういう性質をもっているものを男性に合わせる必要があるのか?

世の中、男性と女性がいる。職場の中で少数だった女性の特性、おかしいと思っている特性が本当のマイナスなのか?
本来持っているものを押し殺して組織の中に調和しなければいけない、そういう組織になっていること自体、おかしいのではないか?
女性を活かすと言っているけれど、そんなことまで考えてみる必要があるのではないか?
男性の中に女性も入れてやる、入れてもらうって発想自体がおかしいのではないかと感じております。

何でも建前でやり過ごして個人や組織の内部に問題を抱え続ける。日本も地域も各組織もそして個人もおかしくなってきた。
いまこそ、やり過ごすことができない女性の力が必要だと思うんです・・これは言い過ぎか。。。









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五月病

2012-05-06 14:50:22 | 健康や暮らしについて
ゴールデンウィークも最終日。
今年の私はほとんどイベントらしいイベントもなく、懸案事項も棚上げしたまま、毎日をただ無駄に過ごしました。
のんびり本を読んだり、日頃食べないものを食べたり、一応休みを満喫したのですが・・

ダラダラと毎日を送っていても何の不都合もなく、世間様とほとんど接触を断っていても誰も困ることもなく・・

こうなると自分の存在自体が「どうなのよ。。」みたいな気分になってきてしまいます。

この連休中も「五月病」という文字を何回か見ましたが、

一生懸命勉強をして大学に入ったけれど自分が考えていたのと違った。
それでもやっと生活に慣れたのに、ゴールデンウィークで生活のリズムが狂った。

一生懸命就活をしてやっと会社に入った。あるいは一年訳も分からず走ってきて二年目になったけれどなんか違うような気がする。世はゴールデンウィーク。たくさんの人が混むのを承知で家族と出かけている。毎年、毎年同じことの繰り返し。
自分って何やってんだろう、このままこれでいいのかな。。

新緑がきれいで、花が咲いていて、陽気も良くなって。。。

生活環境がどんどん厳しくなって、その中でホッとできる時間を持てた時に、そのあとにくる現実とのギャップが年々大きくなっているような気がします。

もう引退が視野に入った自分さえ、今年はなんか五月病になりそうなんだから、若い人は気をつけないと。。
予防法は人それぞれだろうから、いろんなものを参考に対処しよう。。。

人生、時間はたくさんあるからどんなに立ち止まっても大丈夫。
立ち止まることにも意味がある。

生き方に正解はないから、自分で生き方しっかり考えて、考えたとおりにまずは進んでみよっ!

~~自分に言い聞かせてみました。。







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