「鹿の王」上橋菜穂子著

久々に「早く次を読みたい！」と思う本を読みました。



「鹿の王」は、2015年の本屋大賞を受賞した小説ですが、タイトルから内容が想像できなくて当時から気になっていました。

しかし、単行本の上下2冊を買うまでに至らず、気になるな～のままでした。

それで、新聞の広告欄を見ていたら、文庫版4巻で出ていることを知り、まずは1巻を買ってみました。

初めての本やドラマになかなか入れないところがあるので、この小説も1巻前半は割と退屈だなあと感じましたが、後半から引き込まれて、慌てて2巻以降、4巻までまとめ買いをしました。

この小説は、本屋大賞の他に、日本医療小説大賞を受賞しており、医療ミステリーという言い方もされていますが、自分はヴァンという主人公が、自分の出自や「家族」を考えるところを描いたところに惹かれました。

愛する者を守るため、国を滅ぼしかねない疫病に対峙する。と書くと月並みですが、自分の身近な人を守るために、ただ自分のできることをしている主人公の姿に、読みながら、国とは何なのか、権力とは何なのかを考えました。



最近、親の介護をしていて、元気な時に社会的な地位や名誉を手にしても、結局、死ぬ間際に「ありがとうございました」って言える力とそういう気持ちになる状態にあることが人間としての幸せではないか。

とか

結局、人間も特別なものではなくて、他の動物と同じように、生きるために死ぬまである程度の負荷をかけて生きないといけないのではないか。

動物が餌を確保できなくなったら死ぬしかないのと同様に人間も退職したら楽隠居ではなくて、死の瞬間まで心身ともにそれなりの健康を保つため、生きるための努力をし続けないといけないんじゃないか。

なんてことを親を見つつ考えています。


そういう状況で読んだこの小説がスッと自然に入ってきて、この作者の考え方、好きだなあと思いましたが、あとがきを読んで、ご両親の看護、介護をされたと書いてあって、やはりそうだったのかと納得しました。



この小説が本屋大賞を受賞し、多くの方に受け入れられているということは、読み方は違うかもしれませんが、日本人の多くが、国や地域というものより、もっと本源的なもの、自然界の一員としての人間が生きることについて、考えているんじゃないかななんてことも思いました。

いくら政治家やマスコミが日本の在り方とか、日本人としてうんぬんかんぬんと言ってみても、日本全体の経済力を上げるために、長時間労働をして、家族や地域のことにあまり知らないままでいいのか。

日本人が世界とか国とか大きな目で考えられなくなったのではなくて、そのまえに考えなければいけないことに気がついて、考えているんじゃないかと思います。

国が豊かになって、それなりの生活ができるからじゃないかと言われるかもしれないけれど、手に入れた環境に合った考え方でいいんじゃないかと思うし、自分の置かれた環境の中のことを考えている方が自然な気がします。



本からちょっと離れてしまったし、ちょっと大袈裟？

8月11日-14日台湾旅行

山の日の祝日とお盆休みを利用して、台湾に行ってきました。

暑い、そして人、人、人。

この時期じゃないとお休みが取れないので仕方ないですが･･･

初日、福岡を10時20分のキャセイパシフィック航空便で出て、12時台湾桃園空港　現地時間12時着

宿泊ホテルのチェックインが15時からだったし、翌日台湾高速鉄路（THSR）に乗ることにしていたので、市内をウロウロして、チケットを入手したり、市内移動のためのＭＲＴカードの準備したり。

夕方、九份にオプショナルツアーで行くことにしていたので、なんとなく落ち着かなく過ごしました。

夕方、台北市内の集合場所から九份まで。普通は50分ぐらいで着くとのことでしたが、途中事故渋滞などがあって、約1時間半くらいかかりました。

そして九份。

ノスタルジックな場所としてあまりに有名なこの場所、台湾を訪れた方が誰もが行きたいと思うんでしょうね。

ものすごい人でした。





人並みに洗われながら、それでもなんとなく風情を感じて満足いたしました。

2時間ほど滞在時間を取ってあったのですが、あまりの人の多さに食事はホテルに帰ってからにしようと空腹を我慢したのですが･･･

台北市内に戻ったのが午後9時近く。ホテルの周りの飲食店は9時過ぎには閉まってしまうところばかり。

散々探し回って、そのことに気がつき、それから夜市に行く元気もなく、初日はホテル近くのコンビニで食事を買って帰りました。

二日目は高雄へ

せっかく台湾に来たから、遠いところまで行ってみたいということでTHSRの終着駅がある高雄へ



観光地らしいところということで、龍虎塔がある蓮池潭へ

外気温はたぶん30度後半で、空港で買った安い日傘で日差しを避けながら、池の周りを1時間半ぐらいかけて歩きました。

龍虎塔では日本人観光客に会いましたが、さすがに池の周りを歩く日本人はいらっしゃいませんでした。



それからお昼ご飯は小籠包

夫がネットで見つけた街中のお店でしたが、小籠包だけしかなく、あっという間に食べ終えました。





で、お腹もまだまだ余裕がありましたので、かき氷屋さんへ

フルーツたっぷりのかき氷でお腹いっぱいになりました。



3日目。THSRの乗り放題にチケットを買っていましたので、使わないともったいないと台中、台南行を検討したのですが、台北にも行きたい場所があったので、最終日だけ台北を回るには時間が足りないということで、3日目は台北観光をすることにしました。

故宮博物院や龍山寺は、以前に来た際に行っていたので、また行きたい気持ちはありましたが、人が多そうだったので諦めました。


ホテルが台北駅の近くだったので、まずは駅周辺を見て回ることにして、

（ホテルから駅が見下ろせた）


国立台湾博物館、総統府、中正紀念堂の建物を見て回りました。





2日目は2万歩を超えて歩きましたが、この日も同じくらい歩き回りました。

汗びっしょりになって、日傘があっても防げない強い日差して日焼けしてしまいました。

歩いて疲れたので一旦昼過ぎにホテルに帰って少し休んで、夕日がきれいと言われている淡水に出かけました。

ここも何でこんなに人がいるの？ってくらい人が多くて、

それでもぼんやり海を見ながら日暮れを待っていると、きれいな夕日を見ることができました。



帰りに夜市で晩御飯を食べることにしていたんですが、電車内の混み具合で一番大きな士林夜市は避けて、中山駅近くの寧夏路夜市に寄ってみました。



有名なお店は行列ができていて、それほどパワーのない我々は、早々に路面店に入って（それでも数組待ちましたが）、夕食にありつきました。

最終日はテッパン、台北101。朝早く出かけて、展望台に上りました。





出発が14時過ぎだったので、ホテルの近くに戻って、台北駅周辺で、お買い物もできました。


そのほか、お茶屋さんやパイナップルケーキ屋さんを探したり、まあまあ充実した旅行でしたが、

とにかく人が多くて、混みそうな場所は避けてしまって、本当に台湾を味わってないんじゃないかと思ってます。

･･･台南にも行ってみたかったかな。

それから、ご飯もネットなどで人気の高いお店は初めから入れないだろうと諦めたため、台湾に行った割にはがっつりおいしいものを食べたという感じがなかった気がします。

私たちが行ったところには、あまり日本人が居なくて･･･


ということで、他の方にはあまり参考にならない旅行記でした。

お休み終了

台風5号は当初予想されたより南にコースを変えて進んでいるようです。

それでも福岡の夕方の空は、台風の接近を感じさせる雲が出ていました。





今日は日曜日。

お休みが終わって、明日からまた仕事ですが、今週は山の日があり、その後はお盆に入るので、がっつり仕事モードになれていません。

火曜日は人間ドックの予定ですし･･

それでも一日、一日が大切ですから、しっかり仕事しましょ！


今日はシリーズで買っていたエクササイズＤＶＤのいつもはしない一枚のマットプログラムをしてみました。

きついプログラムで身体に効いている感じ。

4枚組の他の1枚だけをやっていましたが、今回の1枚もやっとけばよかった。

身体を動かすことを目的に毎日の運動を自分に課していますが、なかなか続きません。

今日のプログラムをしていて、ちょっと難しいけれど楽しかった。

これがちゃんとできるようになったらいいなと思いました。

身体を動かさないと･･と義務的にするんじゃなくて、今日みたいな感じで、楽しく身体を動かせたらいいかな。

ただ、気持ちよく身体を動かす時間を毎日作る。

ちょっと考え方を変えてみようかなと思っています。

台風接近＆夫の実家へ

九州に台風5号が近づいています。

5日午後の予想を見ると6日のお昼過ぎ頃に九州か四国に上陸するようです。

台風はまだ南の方にあるので、福岡市、午後5時現在、晴れています。



でも風はいつもより少し強く吹いています。


今日は、夫の実家に行ってきました。

お盆に帰省しないので、お寺に行ってちょっと早めのお参り。

それからデパートでお弁当を買って、実家でお義母さんと一緒に食べました。

二世帯住宅にお住まいですが、一人で過ごすことが多いので、たまに会うといろんな話をされます。

元々話好きでもありますし。

もう高齢なので、日常の出来事のほぼ主観のみのお話ですが、聞いていて嫌な感じがしない。

お知り合いの悪口も入るのですが、それもまあ許せる。

辛い話も笑いを交えつつで、考え方が前向きで明るい。

自分も同じくらいの年代になった時、こんな考え方でいたいなって思わせる方です。

そんなお義母さんに会えて･･･

このところ、我が家の実家のことで週末がつぶれることが多く、この週末に予定がなかったところ、夫に言われて気が進まず出かけましたが、

行ってよかったです。

お義母さんは、身体が丈夫でなく、若い頃からいろんな病気に悩まされて、いまも元気とは言えませんが、

「お義母さん、身体は元気じゃないけど、心がとっても元気だから大丈夫だね。」と言ってきました。

お義母さんも、「自分もそう思う。」と笑ってました。


私たちが帰る時に、玄関を出て、ちょっと先まで見送ってくださって･･･寂しいのかな･･

お昼を食べただけで、さっさと帰ってきたので、ちょっと申し訳なかったです。

8月突入、夏季休暇、体重測定！

【8月突入＆夏休み】

8月に入りました。連日暑い日が続いて、まさに夏っていう感じです。

夏休みを取る方が増えて、事務所もなんとなくのんびりしています。

という私も今日、明日と夏休みをいただいています。

明日は、実家の父を病院に連れていくので、朝から仕事以上の忙しさになりそうですので、今日は休息日。

それでも夕方お勉強に行く日なので、時間配分を気にしながらのお休みになりそうです。

お勉強の場所が大濠公園の近くですが、今日は花火大会。

いつもは車で出かけるのですが、今日は駐車場が空いていないだろうから公共交通機関にします。

間違いなく混雑するだろうから、時間が読めません。朝から、それがちょっとストレスになっています。

それでも今日は、日頃できなかった勉強をしようと机に座っています。･･･時間があるとしたいことがいっぱい出てきて、結局選択ができずに何もできなかったということばかりですが。

さあ、まずは、コーヒー



【体重測定】

毎月1日は比較体重測定日です。毎日測定していますが、1日を1か月の変化を記録する日にしています。

このところ、体重増です。

5月に昨年7月レベルまで、約2.5kg増えて、それ以降、高い値で推移しています。

6月に入って1桁の数字が1kg上がって、それ以降、その数字を下げることができません。

もう1㎏上に行くこともあって、イラつくこともあります。

最近、実家の介護の問題もあって、ストレスがあるせいかもしれません。

ダイエットに集中しておらず、食べる量が増えて、運動が減ってきているのが原因なのはわかっています。

体重が増えることをそれほど気にしない日もあります。

危機的な状況です。

でも、イライラするだけなので、まずは体重を増やさない生活をするように気持ちを切り替えていきます。

ずっと続けられる運動を見つけられたらいいんだけれど･･･

水泳どうかなと思うけれど、プールに出かけていなかいといけないし、水着を着るのは、まだかなり勇気がいります。

ダンス、ヨガは無理。

空手･･武道の型をやってみたいと思うけれど、まずは体重を人並みに落とさないとついていけないだろうし、そもそもどこで教えてくれるかわからない。
始めるにはちょっと年齢行ってるし。

一生続けたいと思うスポーツ、運動を一つ見つけて、そこそこ健康的な食生活。

そんな生活をできたらなあと思っています。･･思っているだけでは駄目ですが･･