本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

「30代が覇権を握る!日本経済」冨山和彦著

2012-06-28 23:59:49 | 本・雑誌、読書
一言で言うと産業再生機構COOとして企業再生・改革に取り組まれた方が日本を改革を提言された本。改革の主役は従来の仕組みでは負け組となるグループの先頭を走っている30代だとしていて、そこから本のタイトルもつけられています。

企業という単位で改革を実行し、成果を残して来た方だからこその発想があり、評論家や研究者の方の同様の本とは迫力が違うように思います。

元気な日本にしたいという時に世代で分けて考える必要がなるのかとか、タイトルが日本”経済”となっているけれど経済だけの話なのかなとか思うところもあります。
また、書いてあることをそのまま読むのではなく、書いてあることから自分はどう思うか、自分ならどうしたらいいと思うかを考える本だと思いますし、実際読んでいると自分なりに様々なことを考えます。

いろいろ気になるところがありましたので、もう一度じっくり読んでみようと思っています。


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あちらを立てれば・・

2012-06-26 23:05:09 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
ブログが滞っています。
どうも時間の使い方がうまくないんですよね。

今月のマイブーム(←最近あんまりこの言葉聞きませんね。死語?)は、検定試験があったこともあって「語学」。

先月は読書でしたね~。5月は、このペースで読めたらすごいぞなんて思ってました。

4月は結構真面目にブログやホームページを更新してたような気がしますが・・

バランス良く時間を使えないみたいです。

そろそろ7月、読書モード、ネットモードが復活の兆し。

さて、7月はどんな月になるやら・・

みんなどんな時間の使い方しているんですかね~ 
気になります。


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「ノマド 冲方丁」2012.6.19日経新聞夕刊

2012-06-20 07:44:30 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
19日の日経新聞夕刊7面のらいふのプロムナードは冲方さんという作家の方がいま流行りの”ノマド”について書いておられました。
さすが作家だけあって読みやすくかつ華やかな文章で、ノマドについてなるほどと思う話がありました。

まず、ノマドとは既にみなさんご存じだとは思いますが、記事を引用させていただくと「本来は遊牧民を意味する言葉だが、転じて会社組織から自由になる働き方、ひいてはライフスタイルを獲得した人々を指すという」。

それで作家という個人事業主の著者からすると
「会社組織はノウハウの宝庫である。個人が一から学ぶよりもはるかに効率よく、様々な知識と技術を吸収することができる。」ことになるそうです。
そのあとに続く「そうしたノウハウの開発と蓄積に尽力する人々がいる。組織員の啓蒙に努める彼らが、私を技術者として以上に、人間として成長させてくれたという実感がある。」・・会社という何かとままならない組織にいるとノマドになって思う存分自分なりの仕事をしてみたいと思うだろうけれど、仕事をするという経験が浅ければ、それだけ「自分なり」というものがないわけで、会社の中での成長を肯定したこの個所にまさに、なるほどとなります。

また、組織には若手に不自由さを感じるものであるし、経営ノウハウが権力争いの手段となることもあるけれど、そういったマイナスの感覚を持つことも含めて、個人を成長されるものがあると感じます。

「たとえば今どきの「ネットワークがあれば組織はいらない」という発想には賛同しかねる。もちろん流行のソーシャル・ネットワーク・ビジネスも一理あると思う。だがそもそもネットを維持しているのは多数の組織である・・」

その組織について「膨大な人々に娯楽やビジネスチャンスを提供するため、常にも売れるな速度でノウハウを更新し続ける、巨大な組織群だ。」と書かれています。
この一文を読むと、会社の中ではともすれば歯車の一つにすぎないと感じますが、自分が所属する組織は目的を持って日々進化しているものだと考えるとたとえ自分の能力が組織内で評価されないとしても、その組織にいる以上、自分に許された与えられた仕事・権限の中に限ったとしても、自分がその気になりさえすれば得るものは多いはずで、自分を評価してくれないなんてぐちぐち言っているより、組織を利用して自分の成長する、自分がやりたいことをやって方がいいよねって思います。

著者は『言語』と『数学』を使ってノマド的な生き方をする人がいるとしながら、『ノマド』という言葉を「日本の会社組織における時間的拘束から解放される」という著者なりの意味を与えます。

そして著者が見てきたノマドは、「社則など守らず、すべきことや会うべき人、移動すべき先など、次々に勝手に決めて動いてしまう。夕方に出社し、始発で帰宅するなど自由気ままに振る舞う。そのくせ優れたチームを作り、確実に成果を出す。たとえ管理職になってもなお本人の希望を通し、現場で活躍し続ける。そういう、会社組織を上手に活用し、蓄積されたノウハウを吸収して独自に応用してゆく人々の度を超した「自由ぶり」には、一つの共通する信念があるように思われる。」

社則を守らずとか、夕方に出社するなんていうのは極端すぎて作家ならではの誇張かと思うのですが、組織にいたら、一人や二人、ここに書かれているような人に会っていて、そうそう羨ましいよねって言いたくなります。

そして、「それは、自由意志で仕事をしているという自覚だ。たとえ命令されたことでも、自由意志で選択したという態度を失わない。」
かっこよすぎますが、『ノマド』って流行りの言葉に惑わされることなく、自己の実質的なノマドを追求する。

いまこうしている間にも自分に与えられた時間は刻々と過ぎています。だから、自分の身の振り方をいろいろ思い悩むより、自分の将来の姿を思い描きつつ、いまある環境で最大限できることをした方がいいよね~なんてことを考えさせてくれる記事でした。
まだ手に入れていないものを欲しがるより、与えられた環境を思う存分活かさなければ・・・ちょっと前向きになりました。

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「快楽主義の哲学」澁澤龍彦著

2012-06-18 20:11:04 | 本・雑誌、読書
最初に三島由紀夫氏が書いた「著者・澁澤龍彦氏のこと」という文書があり、その中にもありますが、澁澤氏というと「博識」。
若いころに著作を読もうとしたけれど、知識が足りないので書いていることがわからない。諦めました。

今回別の方の著書に「幸せ」と「快楽」の違いのような記述があり、快楽について澁澤氏のこの著作が上がっていたので読んでみました。

初版は1965年にカッパ・ブックスから出版されており、万人向けの内容になっているようです。
最後の解説にお金が必要なので書いたような説明もあって、私の中の澁澤氏のイメージがガタガタと崩れてしまいました。

ちょっと電車の中で女性が読むのを憚られるような表現の箇所もあるんですが、今の現実の方がもっと信じられないこと・人たちがいて、作者は非常に外れたことをしている、快楽だけを追い求める人たちを描いているようですが、今となってはそれを感じないものになっています。

こればかりは生きている時代が違うから、しょうがないでしょうね。

世間のしがらみや常識に縛られずに快楽主義で生きる。
なかなかできそうにないことですが、いまや快楽に生きる人たちがいっぱいいて、自分もちょっと突き抜ければ快楽で生きられるような気がする世の中になって・・・

自分たちが求めているものは、もっと違うものになったんじゃないかと感じました。

お金さえあれば手に入るもの=「物」、ちょっと常識を忘れれば手に入るもの=「快楽」ではなくてお金を出しても、気持ちを変えてもすぐには手に入らないもの・・

知性であったり、人との信頼関係であったり、仕事の達成感であったり・・手に入れるのに時間がかかるもの、自分だけではどうしようもないもの、そんなものが欲しいんじゃないかな。。


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「今こそ日本で稼ぐ」日経ビジネス2012.6.11

2012-06-14 00:59:54 | 本・雑誌、読書
最近の雑誌の特集、そうなのかな~と考えさせてくれるものが多くてありがたいです。

皮肉ではなくて、また雑誌の悪口でもなくて、雑誌を出す方はまず読んでもらうっていう目的達成のためには当然の編集かなって思っております。

だから受け止める側がどう考えるかというのが大事で、例えばこの記事だと「ああ日本で稼いでて問題ないのね~」って何も考えずに安心していたら、それでいいの?ですし、いまどきの企業さんの多くがこの記事を読んで何も考えないまま安心しちゃうんじゃないかな~と心配するところです。

ということで早速・・

特集記事の出だしは、「「少子高齢化の加速」「購買意欲の停滞」「価格競争の激化」──。企業の決算資料を読んでいくと、こんな表現にたびたびぶつかる。もう内需で稼ぐ術はないのだろうか。答えは否だ。前期決算で最高益を叩き出した好調企業は、国内売上高比率が90%以上の“内弁慶企業”が7割近くを占めた。海外に打って出て、高い成長機会を求めることももちろん重要だ。だが、日本でできることはまだまだある。国内市場で企業はもっと強くなる。」

この時点でいただけない。。

企業活動の目的は、売り上げを上げる、利益を上げるっていうことが第一義でそこができていないと何も言えないのかもしれないけれど・・

そもそも、何のために企業を経営するか、企業で働くか?

金儲けのため、食べていくためと言われるとそうだけれど、一日の大半、人生の大半の時間を使う活動について、せっかく人間に生まれたんだから生きるためです、欲望を満足させるためです・・・だけではなんか寂しい。

やっぱり仕事で何かを達成することで喜びを感じるとか、ちっぽけでも何か役になったと思える事を残したいとか、将来世代のために道を作ったとかが欲しい。

だから、これから先、日本の人口が減っていくのは確実なので、自分の子ども、孫、大きくいうと日本人がそこそこ豊かな生活を送るために、いま何をしておくべきかを考えるとか、自分が持って生まれた、あるいは過去の経験で磨いてきたものを活かした企業活動をして社会に役に立つとかを考えていたい。

だからまだまだ日本国内で稼げるから日本で稼いでおけばいいって発想だけでは・・

逆に、だれもが海外へっていうのもおかしいとも言えるけれど、何のために自分たちは・・というのが大事じゃないかなと思います。

最初に書いたように雑誌の特集としてはこういう打ち出し方あると思うけれど、読む側は消費がしぼんだとしても日本全体の消費をわが社、あるいは我が社+数社だったら、ぜんぜん余裕だよねってなっちゃったら・・あまりにも情けないなあと思うのであります。


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あれもしたい、これもしたい・・時間感覚欠如

2012-06-11 22:26:32 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
今日は語学の勉強をしたい気分です。

本を読むとネットにアクセスする時間がない、ネットにアクセスすると勉強をする時間がない。

1日24時間というのは決まっているから、何かをしようと思ったら何かを諦めないといけない。

いかんですね~

部屋の中にたくさん本があって、あれも読みたい、これも読みたいって思っているけれど、きっと読まないままだろうなって思います。

1時間で読めたとして、まあせいぜい1日1冊。1か月で30冊・・いろいろしたいことあるから、こんなに読めない。
年間360冊?・・絶対読めない。まあ100冊として10年で1,000冊か~

新しい本がどんどん増えて、したいことがいっぱいあって・・

あれもこれもしたいと思いつつ、時間ができると結局何から手をつけたらいいかわからぬまま、時間が過ぎてしまう。

何かをやろうと思ったら、時間を使うというのはわかっているけれど、その計算がうまくできないんですよね~

この時間はこれをするんだって決めておいて、実行するしかないのかなと思うけれど、それもなかなかうまくいかないですね~

そもそもなんでこんなに時間がもったいないと感じるのか?

いつも時間にとらわれているのも情けない気がします。

それにしても時間をうまく使う人って、ひょっとして自分とは違う時間の流れを感じているのかな~??


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年齢に対する固定概念

2012-06-09 07:22:11 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
あるブログを読んでいて、30代前半の方が政治家のネット利用について

「40代くらいの人でもやっています」と発言されているように書いていて、あれ?っと思いました。

「くらいの人でも」? 40をとっくに超えた私からすれば、40代の政治家がネットを使っていてもなんの不思議もない。

しかし、30代の方から見ると40代は(ちょっと年齢が高くなっているので)ネットを使わないってイメージがあるんでしょうね。
ネットは10代、20代、そして30代くらいが使うもの・・のような感じ?

そう言われると私たちは各年代にそれぞれイメージを持っていて、それを外れている人がいるとおおっ!とかへぇ~とか思いません?

かつて20代の頃、30代の男性が恋愛で仕事が手に付かないなんて言うといい大人が何やってんだ、恋愛は10代、20代のものだ・・なんて思っていたんですが、いざ自分が30代になると30代の恋愛になんの不思議もない。

結婚年齢が上がって恋愛年齢が上がっているという社会的な傾向もあるけれど、自分が実際その年代になると自分が思っていたより老けてない。

仕事のピークは30代後半から40代なんていうけれど、50代になってもまだまだだっていいと思います。

60代・・定年退職して、あるいは定年退職に向けて準備して、ちょっと元気がなくなった世代
70代・・急速に体力が衰えてきて、脳の方も注意が必要。ご近所活動がメイン
80代・・健康がとても心配で、家族も心配している。

なんて自分で一般的なイメージをもっていて、周りを見回すとだいだいそんな状況だけれど、でも全然外れている人も結構多い。

その人たちを見ていると年齢なんて当てにならないなあと。。

可能性があるのに自分で決めつけてしまって、損をしてるんじゃないかなと。。

世間一般に年代に対するイメージがあったとしてもそれに縛れられる必要はない!
固定観念は捨てて、自分がしたいこと、できることをやれればなあと思います。
将来のことだった80代になったら介護が必要になるなんて考えなくて、90代になっても100歳になっても元気で生活している自分を想像して将来の生活設計をする。

だけど・・40代、50代の人らしい落ち着きにあこがれるし、60代、70代の方がいつまでも会社に経営権を手放さないのはどうかな~とは思います。
年相応のふるまいを考えるってことも一部必要かな。


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労使でもめてしまったら職場に戻れない

2012-06-07 01:28:58 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
労働問題が発生した時に、労働者側から相談を受けた場合は、まずそれをきちんと使用者側と争うかどうか確認します。

その会社で働き続けたいと思っている場合には、たとえ問題が片付いても使用者側とのしこりが残り、働き続けにくくなりますから・・

相談をして「争いますか?」と聞かれると相談された方は、あきらめろと言うのかとお思いになります。

会社側が不法なことを行ったことで問題が生じているとすれば当然許されるべきことでなく、改善すべきことなのですが、例え会社がそれを認めたとしても将来にわたって改善が図られるということであって、申し立てをした個人は、未払いだった賃金を受領したり、いくばくかの解決金を取ったりするだけであって、将来の処遇を約束するものではありません。
よくない使用者が今度は法に触れない方法でその労働者の方に不利益を与えるというのはたまに見受けられます。

正義は勝つと単純に言えないところがあるのがなんともやりきれないところです。

それで最近よく見られるのが、争いを起こして使用者が改善を図り、労働者に戻って来るように言う事例。

使用者側が悪かった戻ってきてくれと言っているのに、当事者である労働者は戻らないと言う。

それはあなたの求めた解決策じゃなかったの?雇用情勢の厳しい中、次の仕事があるかどうかわからないよと言っても、戻った後の不利益な扱いを予想して辞めますって言われるようです。

もっと大きいのは自分は使用者に尽くしていたつもりなのに、いきなり問題が発生して使用者への信頼をなくしてしまうこと。いくら元に戻しますと言われても壊れた心は元に戻りません。

仕事の内容に企画や提案型のものが増え、個人の創意工夫が求められるようになりました。単純に作業をこなすだけの仕事が減ってきていますから、労働者のやる気が結果を左右します。

使用者への信頼をなくしたままで、いい仕事ができるはずがありません。

戻らないと言う方々はそんなことも見えている人たちなのかもしれません。


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がんばれば負けない?

2012-06-04 20:59:08 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
暑くなってきました。福岡県の北九州市、朝から暑かったです。

北九州で一番大きな小倉という駅から、小倉城、市役所の方に歩いていくと勝山公園という公園があります。
芝生広場があって、ゴチャッとした街中を抜けるとぱっと視界がひらけて朝の通勤時間帯、気持ちいいです。
いまからはちょっと日差しが厳しいけど。。

そんなところぼんやり考えながら歩いていると、特に休み明けの月曜日は世の常識がそうかなあ~と思えてきます。

最近はやはり日本経済。財政状況がものすごく悪くて、少子高齢化がどんどん進んでいて、アジア各国においてきぼりをくらって。。。

大変だ、大変だの大合唱です。

やれ、イノベーションで画期的産業を・・とか、元気な高齢者を活用しましょう・・とか
若者をどんどん海外に出してグローバル競争に負けない人材を・・とか

でも。。結局経済活動ってどれだけ人がいるか、生産年齢人口を抱えているか、じゃないかな~

子どもをほしい人が持てる環境を作って、日本に住みたいっていう外国人を受け入れて・・

イノベーションとか、高齢者活用とか言って・・根本的な問題から目を反らしているような気がします。

ちょっと汗ばむ陽気になって、歩くスピードをちょっと落として、緑を眺めながら・・

いまの日本は、かつてと同じように精神論を頼りにしている?・・日本は他の国と違う、きっと蘇る、みんなで頑張れば道は拓けるみたいな状況に陥っているんじゃないかな~

なんてことを考えました。

まあ私と同じように、あれ~変じゃないっと思っている人たちは、周囲の雑音に惑わされず、自分の頭で本質は何かを時々考えているだろうと思うけれど。。。

日本のいまの状況について、将来について・・・自分のような動きの悪い頭じゃなくて、サクサク動く頭を持った人が何を考えているか、聞いてみたいですね~


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「朝食需要 平らげろ」日本経済新聞2012.6.2夕刊

2012-06-03 07:17:27 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
「朝食需要 平らげろ」、1面トップの見出しで思いっきり惹かれてしまいました。

「外食各社が朝の時間帯の集客に力を入れる。」そうです。
記事の中に上がっている各社は、モスフードサービス、ガスト、日本ケンタッキー・フライド・チキン、すき屋、ドトールコーヒーショップ、ロイヤルホスト、そして日本マクドナルド。

力を入れる理由は、「節電のため就業時間を早める企業が相次ぎ、出勤途上で朝食を取る会社員らが増えるとみている」「団塊世代の大量退職者も呼び込む」だそうです。
大量退職者が外食店とどうして関係があるのと思ってしまいましたが、「朝型で朝食時間にゆとりのあるシニアも急増している」・・なるほどです。

私は駅から事務所まで約20分ほど歩くのですが、その間に記事に上がっているお店のほとんどを目にします。

7時30分過ぎの時間帯にどこも開いていて、どこもお客さんが入っています。
朝にハンバーガーなんてガッツリ系の若者かなと思ってしまうんですが、お店に入る人たちは年代、性別バラバラ。
それぞれが欲しくなるメニューがそろっているんでしょうね。

ボリュームの多い食事もなんのそのの私もさすがに朝は ハンバーグ?どんぶり?フライドチキン?と毎日通るたびに「???」と感じていたんですが、もはやお店も無視できないくらい、みなさんの習慣になっているんですね。

3食、同じくらいの量をコンスタントに食べるという食べ方じゃなくなっているんでしょうね。

朝はあったかいご飯にお味噌汁・・かつての日本らしい食生活が残っている家庭は稀少でしょうね。

ところで、記事では消費者の健康志向という言葉が出てきますが、確かに朝食事をとることは大事で、健康につながりそうですが、いくらメニューを工夫しているといっても各社カロリーが高いものを提供していますんで、1週間あるいは平日だけとしても毎日はどうかなあと。。

それにやっぱりアメリカ的な食生活で寂しさも感じます。。。

中国では朝食は屋台で粥など食べるのが一般的って聞いたことがありますが、日本食に力を入れる外食店が出て、どこの町にもご飯(おにぎり)とお味噌汁を出す店があるってならないかな~と思っています。(個人経営のお店だとなかなか大手に勝てないからね。)



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