本と猫好きの日日社会メモ

本当の豊かさって何?などとたまに考えつつ、日日生活に流されながら、猫と戯れ本を読む・・そんな毎日を時々アップします。

国家が衰退するときはエリートから・・週刊東洋経済 佐藤優氏連載第175回から

2010-11-29 22:27:10 | 本・雑誌、読書
先週25日辺りから読んでいる佐藤優著「獄中記」をまだ読んでます。
最近読むペースが落ちています。
この本の場合は、馴染みが薄い教養の世界に戸惑っているというのもありますが・・

さて、週刊東洋経済12月4日号に佐藤優氏が連載されている「知の技法 出世の作法」の第175回にエリートについて書かれていました。
もともとこの連載は20代~30代勝ち組を目指す若者向けに書かれているようですので、違和感を持ちつつ読んでいますが・・

今回連載の大見出し「国家が衰退するときはエリートから劣化する」というのはしっくりきました。

佐藤氏は、日本の高校や大学の教育水準はかなり高く、日本のビジネスパーソンも仕事で扱う事項に関する知識と限定つきですが、世界の最高水準に位置していると言います。
それが、日本の社会と国家の強化に結び付かない・・そこにエリート層の劣化にあると述べています。
幕末に日本が列強に植民地化されなかったのは、日本内の対立や抗争を超える「われわれ日本人同胞」という意識が生まれたから・・
しかし、
今の日本の政治エリート(国会議員や官僚)に「われわれ日本人同胞」という意識が希薄になっているように思える・・
偏差値秀才である外交官や検察官などのエリート官僚には、記憶と復元の技能には長けているが、試験で測ることができない、他人の気持ちになって考えることが苦手な「偏僻の人物」が少なからずいる。・・・リスクを負うことを嫌う「薄志弱行」の官僚や政治家も多い。こういうエリートが日本をダメにしているのである。

ほとんど引用してしまっていますが、佐藤氏が書かれていることは、まさにそうだと思います。

日本が駄目になっているのはエリートが悪いから→エリートが少数いても日本は変わらない、やはり現場の人間がしっかりすることが大事→現場ががんばってもやはり稀有なエリートがいなければ国というレベルでは他国に一目置かれる国にはならない・・っというのが、最近日本について考えた自分の変遷&今のところの結論ですが・・

まさしく日本には国益を考えてリスクをとるエリートがいない。
ですよね~
誰でもエリートになれるなら、自分が頑張るよっと言いたいところですが、こればかりは天賦の才、努力、めぐりあわせなどがありますから・・それらに恵まれた人がその使命を果たして欲しいです。

ところで「獄中記」の中でも気になる記述を見つけました。

「・・「まず第一に家庭の安全を気にかける父親」が多くなりすぎた。自己の安楽、家族の利益を超えたところで、日本国家について考える幹部外交官がいないと国家は滅びる。」


外交官でなくとも・・

何がその人をそこまで駆り立てるの?自分の幸せは考えないの?って庶民の常識では理解不能な人が世の中を動かしてきた。

日本人にもまだそんな人が残っている可能性は?
いま同じ時代に生きている人間は気付いていないけれど、ずっと将来歴史を振り返った時、この時代にも歴史を動かしていた偉大な日本人がいたってことないかなあ~ 
う~んそれは誰よ??
・・・やっぱりなさそうですね。
いまからでも出てきて欲しいな!

そうそう佐藤氏の今回の連載は新島襄の著作を薦めています。
詳しくは週刊東洋経済12月4日号の「知の技法 出世の作法」で・・。

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もう11月も終わり~現状維持が楽・・

2010-11-27 13:39:35 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
窓の外に真っ赤に色づいた木々が見え、家の中からでも十分にもみじ狩りができます。

紅葉は黄色いイチョウや緑の常緑樹があってこそ美しいな~
同じように人間の世界も多様性があってこそ、面白い・・などと考えたりしてみてます。

もうすぐ11月も終わりです。
大好きな岩合光昭さんの猫の週めくりカレンダーも終わりが近づいています。

・・来年のものを既に購入済ですが
・・今年は自宅岩合さん、職場一般公募猫カレンダーにしてたのですが、来年は岩合さんの同じものを2つ買って、自宅でも職場でも岩合猫を楽しむつもりです。

普通の人がどんなに我が猫を愛していても、それがたくさんの写真の中から選ばれたものでも、本物のプロが撮る写真にはかなわない・・自分も分野は違えど、そんなすごいプロになりたいなあと思うのです。

数日前にYahooか何かのニュースで地域主権の法律から「地域主権」という言葉が削られているという記事を読みました。

国民主権と対立するような「地域主権」という言葉は駄目っと自民党さんがおっしゃって、民主党さんが仕方なく削っておられる・・・というような記事でしたが、主権が駄目なら他の言葉があったのでは?

地域主権を目指すと言いながら、中央集権体制を地方分権主導体制に持っていくのは大きな困難な伴うから、他党が反対してできませんでした・・は都合がいいですね~

結局現状維持は楽ですもんね。

昔、人は今を楽しむより歴史に名を残すことを目指しましたが、いまは・・それなりに人様からちやほやされていれば、多少後世につまらん評判が残っても構わんようです。
今の生活を壊してしまうリスクはとらない。
政治家さんも草食系なのかなあ~

そういう世の流れの中、とりあえず自分の周りだけ安全ならいいやっと思っている自分がいて、いや~な気持ちになっています。

現実逃避ということで、猫写真3枚。

最初の写真は岩合さんの今週のカレンダーです。紅葉の季節とってもいい雰囲気。

あとの2枚は我が家の猫さま。親バカならぬ飼い主バカしてます。



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気持ちを新たにしたよいタイミングでブログデザイン変更

2010-11-25 22:10:05 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
昨日は久々に昨年頻繁にお会いしていた方に会ってきました。

世の例にもれず、自分も何らか社会貢献をしたいと思っておりまして、一緒に何かやりませんかとお話している方です。

今年はもう一人のリーダー的な方が、他の重要事項に忙殺されておりまして、計画が足踏み状態でみんなで会うこともほとんどありません。

なんとなくこのままフェードアウトしそうで、

おまけに自分自身も・・仕事さえ満足できてないのに、何言ってんの!まず仕事で社会貢献しなければっいう気持ちになってきておりまして、自分にカツ!!を入れる意味で冒頭の方にお会いしました。

この方御活躍なんですね~。

本来の仕事も会社の中で中枢を担っておられ、かつ既にNPOの理事をされていて、自治体と組んでたり、海外の会議を画策していたり・・スケールが違うのです。

そういう人と話をすると、当然ですが、しぼんでいた気持ちも元に戻り、今日はちょっとやる気が出てます。

ちょうどそんな時にブログの新しいデザインがいくつか出まして、さっそく変更。

飽きっぽい性格なので新しいデザインが出ると変更してしまうのですが、前回はちょっと気にいったものがなくて・・

今回はなかなか好きですね!
でもカレンダーはブログ更新が割とはっきり分かるデザインで、最近更新をさぼりがちなのでちょっと気になります。

さて、いま佐藤優著「獄中記」を読んでます。
佐藤氏の教養の深さ、勉強量の多さって桁ちがいですね。

その本の中で外務省の若手教育でおもしろい記述を見つけました。

そのまま掲載すると長くなるので私流に短くすると

○ 「国のために身をささげたい」バランス感覚が欠けていて、集中して机に向かう能力に欠けている。
○ 外国語だけでなく、経済・法律なども勉強したいというタイプは、問題意識が鋭い点はいいが、いづれも十分取り組みをせず、たいしたレベルに達しない。
○ もっとも伸び、国益感がしっかりとする若手外交官は、不思議なことだが、あまり問題意識も鋭くなく、安定した生活、組織の中でとりあえず言われた仕事だけをやればよい・・といった消極的な理由で入省してきた若手から生まれてくる。

興味深い話です。
エリートさんたちと較べるのは憚られますが、自分なんか最初のバランス感覚に欠けたタイプなんで、まあ何も身に付かず、ものにならずでして・・

最初の話に戻りますが、NPO活動をしようと思ったら、もう少し自分を知らなければ・・

いくら頑張っても世間を変えれるはずありませんから、力を抜いて身の丈でやらねばと思ってます。


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いやな気分~世界の大きな流れの中で

2010-11-23 21:22:56 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
本日、佐藤優氏の「獄中記」を読んでいます。その前は「石橋湛山評論集」を読んでいました。
最近の日本政権の情けなさやリーマンショック以降拡がった資本主義国での戸惑いなどを感じながら、一庶民である自分も「国」とは何かを考えながら、気になる本を読んでいます。
中国をはじめとする新興国が台頭し、大きな時代の変わり目であるという言い方がされていますが、自分の中でも知らず知らずのうちに価値観が変わってきていて(自分で考えているというよりマスメディアに影響されているような・・)、いままで過ごしてきた世界とは違う世界に入りつつあるような感覚があります。

そんな中、北朝鮮が韓国を砲撃したということをTwitterで知りました。それでテレビをつけて・・
結局なんとかかんとか言ってもテレビの情報が頼りですね・・

ところでTwitterでは、菅総理がこの砲撃について、詳しいことを確認するためテレビをつけたってつぶやきがありましたけど、本当ですかね~?
もし本当だとしたら、それは首相の問題ではなくて、防衛省、外務省それから国土交通省・・どうなっているんですかね。各省庁はいち早く情報を得ているはずなのにそれが首相に伝わっていない?
隣国の重大事について国のトップが情報を詳細に把握する体制が整っていない?
政権内、政府と霞が関間に確執があったとしても、日本国民に何かあった際に迅速に動く体制はきちんと整っていて欲しい。
何のために莫大な税金を使っているのか・・

もし、今回の件で野党が首相あるいは政府に物申すとしたら、首相個人の資質ではなく、国家としての体制を問うて欲しいですね。

この事件について、野党、特に自民党が国会でどう取り上げるか?

隣の国の緊急事態を見て我が国政治家がどういう発言をするか?

政治家たちが私たち国民のことをどのように考えているかがはっきりわかると思います。
これを政争の道具にする政治家はいて欲しくないけど・・

さて、私のいやな気分。
第二次世界大戦前ってこんな感じじゃなかったかなあ~なんて考えていたりするけれど。

世の中の雰囲気に過剰に反応しているおばちゃんの勘違いでしょう。

これからも平々凡々の毎日であって欲しいですよ。


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「学び」を求める

2010-11-21 10:15:10 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
中学生や高校生の時は嫌だった勉強・・大学を卒業し、勉強に時間がとれなくなった頃からなぜか勉強したくなったのは、自分だけではないようですね。

特に最近、勉強をする「大人」というより「中高年」が増えているんですね。

昨日は北野たけしさんの「新・教育白書」という番組が学びを取り上げていました。
(見始めましたが、始まりが冗長だったので、耐えられずにテレビを消してしまいましたが・・)

「pen」という雑誌も「オトナの大学。」という特集をしていますが・・
皆さんが学んでらっしゃるんでしょうね。

時々書くのですが、自分だけが特別なんて思っていると案外みんなと同じ行動をとっていて、なんだか見えない力で操られているようで気持ち悪いです。
まあ「学び」も例にもれずってところで、自分だけっと思っていたらみんな結構学んでいたわけで・・

そうなるとCPUの精度が悪い自分なんて~と何やら比較を始めて、ハッと気がつき・・

「受験準備じゃあるまいし、他人と比較する必要なんてないじゃん」としっかり脳に染みついた学力競争に、私って日本人だなあと変な感動をしております。

でも、みんななぜ大人になって学びたがるか?

自分もそうだから、自分の胸に手をあててよくよく考えればわかりそうだけど・・

考えてもよくわからないんですよね~~。
まあそんなこと考えているより、気になる本を読み進めたいかな。

でも本当は、この現象に社会の問題を解くヒントが隠されているのかもしれませんね。

ところで学びついでに昨日買った本を書いてみます。
ブログに自分の買った本を挙げて何の意味が??
ホントに最近買い過ぎで、しまったなあと思うことばかりなんで、買った本を書いて見たら気が晴れるかなあと思いまして・・

「シゴトの渋滞、解消します! 結果がついてくる絶対法則」西成 活裕著
 渋滞学・・交通に関するものがメインのようですが、その理論で仕事を見ているっていうのが面白そうなので・・

「国家の命運 (新潮新書)」薮中 三十二著
 通勤途上の本屋さんで見つけて、手を伸ばして結局買わなかったもの。地元の本屋で買うべきだったか・・

「ハーバードの人生を変える授業」タル・ベン・シャハー著
 人生を変える授業がある??

「道州制 (ちくま新書)」佐々木 信夫著
 今ごろ道州制なので何故?何か動きが?っとちょっと期待(道州制推進派なのです)
 しかし・・今日の西日本新聞に九州の首長の関心が以前より薄れているという記事がありました。

「座右の古典 -賢者の言葉に人生が変わる」鎌田 浩毅著
週刊東洋経済の連載ものの単行本化。待ってました!!

「国際紛争-理論と歴史 原書第7版」ジョセフ S.ナイ・ジュニア著
たぶん本棚直行、積読の運命・・でも読む気満々でご購入

「時計の時間、心の時間 退屈な時間はナゼ長くなるのか?"」一川 誠著
飛ぶように過ぎていく時間をコントロールできていないので・・

見る人が見ると雑誌「pen」で紹介された本が多いことに気づかれると思います。。
紹介されるとすぐ欲しくなってしまう?単純です!
ということで、またAmazonさんの売り上げに貢献してしまいました。


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ぼんやりした日

2010-11-18 23:50:46 | 日記(日々の出来事)
きっと相談でギュッと頭を使っているせいだと思うんですが、何にもしたくなくなって・・・今日は思い切ってぼんやりしてみました。
通勤の電車で、いつもは本を読むのですが・・寝ちゃってました→これは意識的な”ぼんやり”とは違いますね。
お昼休み・・ぼんやりしようと思ったら、相談の電話が入って結局昼休みいっぱいかかってしまい・・ぼんやりできず・・

そして帰りの新幹線で・・ぼんやりできました。。
19時ちょっと前、小倉発。日暮れの最後の赤みがだんだん暗くなっていく闇に変わる時間。明るく灯る街灯が規則的に車窓に並び、ちょっと寂しいけれどどこか懐かしくなる風景。
いつもはあくせくと本を読んで過ごす時間に、今日はゆっくりと景色を眺めながら、ちょっと物思いにふけりました。
やっと「ぼんやりした時間」が。。。

ところで福岡にかえったら週一の英語の時間。疲れて勉強できていなかったのがたたって・・英語出てきません。
英訳がすぐに出て来ず、「ぐああ~」と叫びに似た困ったなあ声を上げたら、一緒にレッスンを受けている生徒さんと先生に爆笑されちゃいました。

でもちょっとのんびりできた一日。生き返りました。。


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「霞が関では日本は変わらない」アエラ2010年11月22日号

2010-11-17 23:59:42 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
最近、雑誌を買い過ぎて、おまけに捨て切らず、部屋の中に雑誌の山がいくつもできてしまったので、買うの止めようと思っていながら、今までは買っていなかったアエラを買ってしまいました。

雑誌を買う際は、朝の通勤時に駅の中の本屋でチラリと中身を見て買うんですが、ちょっと見たら読めそうな記事がいくつかあったので、迷いつつも買ってしまいました。

そうしてお目当ての記事ではなかったのですが、霞が関で異色の存在だった若手の方が退職された記事を見つけました。

霞が関で頑張って欲しかった・・長期にわたって築きあげられた官僚システムの中で日本をよくするために踏ん張ることがどんなに難しいか・・でも霞が関の強固なシステムの中でどこまで自己が求めるものを実現できるか・・

志の高い、優れた方が役所の中で頑張ってくれていたら、きっといつかは・・と思うのだけれど。

いま霞が関は世を変えたい人ほど辞めている状況らしいです。

でも外部の批判や動きの鈍さへのいら立ちに負けずに日本の頭脳集団の中にいて頑張って欲しいなと思うのです。

自分の生きかたを考えることも大事だけれど、せっかく優れた頭脳を持って生まれてきたなら、「日本という国のために」っていう気概ある人がいて欲しいなあと思ったりもするんです。

凡人がやろうと思ってもできないこと・・選ばれし少数の人だから・・・その人にしかできないことをやって欲しいなあと思うのです。

コメント (2)
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週刊東洋経済11月20日号第2特集「石橋湛山が今、首相ならこうする」・・でもリーダー誕生を期待しない

2010-11-15 21:55:15 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
東洋経済新報社が石橋湛山全集を再刊しており、若干コマーシャルっぽいところが気になりますが、雑誌で特集されたのを機会に本棚で埋もれていた岩波文庫の「石橋湛山評論集」を引っ張りだして読んでいます。

この特集のタイトルが示すとおり、石橋湛山のような人物がいたらと思います。

また読み物としてはまあまあおもしろい。

でもたった一人のリーダーが出てきても世の中そう変わるもんじゃない・・いい加減こう言う特集はどうなの?ってところでしょうか。

福岡市長が替わります。

当初は現職が圧倒的に有利と言われながら、このような結果。

自分は原因を分析する技量を持ち合わせていませんが、何が原因だったのか・・とても興味があります。

自分が情報不足なのかもしれませんが、当選された方が主張する政策が現職と比べ格段に魅力的とは思えなかった。
そして客観的には36歳で政治の経験もない。

その人に市政を託した市民は、とにかく現実が変わって欲しいと思っている人たち?
それも他力本願で・・

坂本龍馬や石橋湛山など、稀有なリーダーばやり・・でもやはり世の中どんなに優れたリーダーだって簡単に変えれるもんじゃない。

優れた人に難しい話を任せといて、自分は遊んで暮らす・・みたいな気持ちがリーダーを求めているんじゃない?

いま日本、世界の危機に何をすべきか。

やはり一人ひとりが自分の器量に合わせて・・世界を考えられる人は世界レベルで、地域を考えるのが精いっぱいの人は地域レベルで社会の在り方を考えたい。

せめて最低単位は地域→自分は家族のことだけ考えますは止めて欲しい世界、日本、地域・・がちゃんとしていないと家族は成り立たないのだから、家族を超えてみんなの事を考えなければ・・

自分が目指す社会はどんなものか・・それが描けたら、そうなるように自分ができることをしていく。
→やっぱり実行が大事。

自分が変わらなければ、動かなければ世の中は変わらない。
寝ているうちに今よりいい社会になっているなんてことはあり得ない。

自分で汗をかこうよ!(自分に言い聞かせてます!)

確かに・・みんなのやる気に方向を与えてくれる強力なリーダーシップが欲しいと思うけど、出てこない者をいつまでも待っても世の中悪くなるばっかりだと思う。。



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中国の自動車事情雑談

2010-11-14 10:36:44 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
昨日、中国語のレッスンで夫が車を買った話を日記(宿題)に書いていたら、先生が饒舌になりました。

先生20代後半、経営学専攻の大学院生、自動車に関することを専攻にしているらしい(詳しく聞かなかったが)です。

自分は軽自動車を持っていて、友人が普通車を20万か30万円ぐらいで譲ると言ってくれているので、買おうかと思っていると話していました。

経費から見ると軽が絶対いいですよっと言ったら古くて買い替え時期なんだって・・
軽自動車の方がいいだろうと思うけど、最近は中古車でも安くないから、友人の申し出を受けたいらしいです。

先生曰く、中国ではいま、静かな車が売れているらしいです。

日本がハイブリッドが静かすぎて危ないから音をつけているっていうのと逆ですね。

特に電気バイク(こう言うのかな?)が多いらしく、猛スピードで音もなくすり抜けていくから、中国行った時は注意してくださいねっと
言われました。

当分中国に行くことはないけれど、私トロいから要注意ですね。

ところで、こうして話していると日本の中でも地方で言葉や習慣が違っていて、それが外国人だと言葉と習慣、考え方の違いの程度が大きいだけで、それがわかっていれば、日本人とまったく同じように話していることに気がつきます。

かえって日本人にない発想があったりして楽しかったりして・・
せっかくの人生、多様な人と話をしたいなあと思うのです。

それが海外に行かないとできないなんて・・・

日本は閉鎖的と言われますが、日本に住みたいと思ってくれる外国人がいたら、もっと簡単に住めるように制度や環境整備ができていけばいいと思います。

それがひいては日本人の生活を豊かにしてくれるように感じます。

人口が減って高齢者ばかりで寂しい地域よりも多少理解できないところがあってトラブルはあっても多様な人が闊歩しているにぎやかな地域に住みたいじゃないですか!

尖閣諸島問題で日本と中国の関係がぎくしゃくしていますが、

自分の中では、

日本人として国家のことを考えること(私の場合は国家とは何ぞやからまだ抜け出ていませんが・・)と個人対個人あるいは地域のお付き合いは、別物という整理になるようです・・



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10年点検と健康管理

2010-11-13 13:55:28 | 日記(日々の出来事)
今日は自宅の10年点検でした。

2時間半の予定が軽く3時間かかりました。
排水溝が詰まっていて、ちょっとショックでした。

油料理が多いんですね・・パイプの詰まりを流す薬品を定期的に使ったらいいよってアドバイスいただきました。

それって使っても本当にパイプがきれいになったかわからないので、疑って使っていなかったんですが、専門家が言うから間違いないですね。

今後ちゃんと使います。

さて、今週ちょっと食事を減らしてみました。

朝 バナナ+味噌汁(自分でいうのもなんですが、結構いい味だしているんで食べてます)

昼 おにぎりとカップの味噌汁か同程度カロリーのスープ。

まだ始めたばかりで慣れてないので、午前中10時半頃からものすごくお腹がすいて、夜は家に帰りつくかと思うくらいなんですが、体調がいいような気がします。

日頃が食べ過ぎなんですね。

毎日夕飯後は凄く眠いのですが、体重を落としたら疲れも減るのではないかなあと思っているところです。

続けばいいですが・・

身体の状態が生活全般に影響を及ぼしているのが、感覚でわかるようになりました。・・若い時は感じかなったけど。

仕事も家庭もちょっとうまくいかなくなった時に必要以上に落ち込んだり、心配になったりする時は、原因は結構体調にあるかもしれませんね。


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「ビジネスマンのための「読書力」養成講座」小宮一慶著

2010-11-11 00:50:32 | 本・雑誌、読書
カリスマ経営コンサルタント小宮一慶氏の読書法講座=ハウツー本?と思いつつ、読んだ本です。

読みやすかったですし、共感持てました。

特に、巷に「速読」か「熟読」・「精読」みたいな話がある中、「速読」「通読レベル1」「通読レベル2」「熟読」「重読」という5つの読書レベルがあって、目的によって使い分けるべきと書かれているところは、読書に限らずクロかシロかつけて他を認めない議論にこのところうんざりしていたので、久々に自然な話を聞いた(読んだ)ように感じました。

速読流行りですが、小宮氏が言う「速読」は情報をとるために必要に迫られて読む読み方であって、早さの問題ではないと書かれておりました。
また速読で論理的な思考力は身につかないと言われるのは”なるほど”でした。

また参考文献や他の資料を参照しながら読む「熟読」は、普通の人が言う熟読からもう一つ深くなった読書で(小宮氏にとって普通いう熟読は「通読レベル1」)、何冊読んだかばかりを気にしていたらこういう読み方はできないなあと思いました。

目的を見極めて読書の方法を決める・・・納得しました。

何冊読んだかではなく、本を読むことで何を得たかですね。

「重読」とは、何度も何度も読み直す本に出会い、読み続けているということらしいですが、読書をする中でこういう本に出会えたらいいなあと・・・

大きく分類したらやはりハウツー本なのでしょうが、やはり本って素敵よねっと思うし、読んでいるとポジティブになって元気が出る本でした。

う~ん20分ぐらいで読めちゃうのが残念ですが・・

でも短時間で読めるからこそ、読書について一家言持った方に読んでもらって感想聞きたいですね。

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北九州小倉の紅葉とライトアップ

2010-11-09 20:09:07 | 日記(日々の出来事)
昨日から(ひょっとしたら土日からかもしれない)、小倉の街中のライトアップが始まりました。
一斉に始まるなんて素敵だなあと思います。市役所の庁舎もちゃんとお付き合いをしています。

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左側の黒い建物が市庁舎です。光で縁取りされてるでしょ!!


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市役所の周り、小倉城近くの紫川にかかる橋も派手にライトアップです。小倉駅の玄関口も派手です。



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小倉は転勤になってから通い始めて7か月。
政令指定都市として都会の顔を持ちながら、とっても人情の厚い街です。
よそ者には最初若干入りにくいかな・・・
製造業の町で、ちょっと無骨。
小倉城と同じで気品がありつつも雑然としたところもあって、好きな街ですね~~

まだ7カ月で語ったら地元の人に怒られるかも・・

北九州と小倉の特徴を整理できずに書いてるかも・・

よく整備された都市に紅葉が始まっています。写真がいまいちですね・・




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第11回地域政策デザイナー養成講座参加

2010-11-07 17:34:05 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
昨日は地域政策デザイナー養成講座に参加しました。

いつもは平日の夜に開催されていますが、講師がNEWS ZEROのメーンキャスター 村尾 信尚氏で平日は無理ということだったと思いますが、土曜日午後4時からの開催でした。

この講座も残すところあと1回となり、いつもは講演後は高額受講料を払った「受講生」だけで議論が進められるものが、今回は聴講生も長丁場、午後7時まで参加でき、疲れたけれど濃厚な時間を過ごさせていただきました。

地域政策デザイナーということで、

講座を通じて受講生は

○アジアの活力を九州に取り込みには?
○その前提となるまちづくりとは?

を考え、提言を作り上げるということになっていますが、

村尾さんは、地域を考える上で、世界との関係も考えなければならなくなっていると、「それでも世界は動く」という演題でお話をされました。

今後の世界を考えていく上で押さえておくべきは、

○リーマンションク(の影響)
○核兵器廃絶に向けた動きの意味
○中国(例えば多民族であること、例えばグローバル社会の扉が開いてしまったことに対する中国共産党の危機感)
○世界三極時代(中国、アメリカ、EU)

というお話などがありました。

社会で起こっていることの中から何をキーワードとして取り上げるかに識者の考え方が現れるますが、村尾さんはこの4つを取り上げられておられ、これを取り上げられた意味を自分なりに考えるという面白い宿題ができたように思いました。

全般的に驚くような話はなかったのですが、それは・・

報道関係、特に新しい視点で世論を動かしていこうと思っていたりしたら、うかつに講演会で大胆なことはいえないのかなあと・・

斬新な発想はまず番組で紹介したいはずだから、話せるネタがあってもことをどこまで話すかが難しいところだろうなと感じました。

それでも中央で報道の最前線におられる方と地方の講座受講生とのやり取りを聞ける機会はありませんから、集中して聞いていて、あっという間に時間が経ちました。

それにしてもやはり感じるのは世の中の動きがすごく早くなっていて、そこに生きる我々もそれを受け入れているってこと。

つい2,3年前には、地方の事を考えるときに世界の動きを見るなんてことは必要ないと考えていたんですけど、いまは考えて当然とみんな感じているような・・

この調子だと今後数年で、自分の周りがどう変わっていくのか? 
楽しみな半面、怖い気もします。

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次世代リーダー円卓会議~旬が終わった者は終わった者なりの成果あり

2010-11-06 13:40:49 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
福岡産業振興協議会の30周年記念イベントの「次世代リーダー円卓会議」の公開シンポジウムに参加しました。
次世代リーダーということで、対象年齢は超えておりますが、楽しんで参りました。

IBMでベンチャー支援をされており、現在は「プロフェッショナル・コネクター(勝屋氏のネーミング)」の勝屋久氏、国連ハビタット福岡本部の星野幸代氏、平戸で小さな世界学校を運営されている小関哲氏三人の講師及びモデレータという立場で立命館大学副学長のモンテ・カセム氏が参加されており、記念イベントだけあって大変豪華な講演会でした。

3人の講師はぜんぜんタイプが違っていて、勝屋氏、星野氏は40代後半でご自身もおっしゃられるように次世代リーダーよりちょっと上の世代(正に今リーダー)、小関氏は31歳ということでテーマ通りの次世代リーダー。

勝屋氏の熱血講義的語り口、星野氏の静かだけれど秘めた情熱、小関氏の溢れる気持ちを素直に表しつつ、たまにコントロールを失い迷走しそうになる話、どれもそれぞれ魅力があって三倍楽しめました。

途中で会場の隣近所の方とお話する時間があったり、講師との会場との話があったりの面白い企画も挟んで、新しい感覚を味わいました。
・・でもこのスタイルって最近はやり?先週参加した九大生の企画もちょっと似ているように感じました。

ところで、モデレーターという立場でしたが、カセム副学長の発言は、どれもドスンと重かったです。
外国人でありながら日本を深く理解されており、日本人である自分が不勉強で恥ずかしかったですね。

「技術だけでは大物になれない。それに志が伴わなければならない。」という話をされ、いまは亡きある柔術家の話を聞かせてくれました。「自分は『道(どう)』が好きである。柔道はオリンピック種目になり勝つためのスポーツになった時に駄目になった。柔道は勝たない。相手に勝たせてもらう。相手に勝たせてもらったことに敬意を払い、試合の最後に礼をするのだ。けっして勝った時にガッツポーズするものではない。」

この話を聞いて、こんな考え方ができる日本人、日本って国の国民であることに誇りを感じましたね。
こんな話をしてくれるカセム副学長は、素敵過ぎます。

講演を振り返ると書きたいことがいっぱいですが、長くなりそうですので・・また書ける機会があったらいいなと思います。

ところで自分はあっちこっち出かけて講演ばかり聞いてなにしてるんだろうって思っていました。

やりたいことがあって凄く焦っていましたが、ここ数カ月でギスギスした気持ちが和らいでいます。

労働相談を受けながら、人を使い捨てにしない会社、組織を作るためには・・と考え続けています。
その答えのヒントが「いちばん大切にしたい会社」など、関心のままに読んだ本から少しずつ得られています。

経済成長ってなんだろう、日本が他国に負けないように頑張るってなんだろうと思い続けている答えが、西水氏の講演で聞いた
ブータンという国など、成長を追わない国の在り方から見えるような気がします。

そして、自分の年で講演会に出席することは、新しいことを見つけることではなく、自分の中にある漫然としたものを形にする作業、自分が突拍子もないことを考えていると思うことを否定する作業=自分と同じように考える人がいる、自分が一人ぼっちではないことを確認する作業のような気がしています。

自分が信じたことは一人でも頑張ってやり遂げなければいけないけれど、同じように考える人がいると思うだけで、自分を信じて続けられるような気がします。

焦らず自分がいまできることをして、やりたいと思っていたことができるようになればいいなと思う毎日です。

逆に言えば、今しなければいけないことさえできていないのに、将来あれをやりたいこれをやりたいと言ってもできるはずない・・ってことがやっと納得できたってことかな~・・

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詭弁を弄していないか?

2010-11-05 09:20:29 | なるほど・備忘・お気に入り&その他雑感
ちょっとだけ労働相談に関わって見て、感じることは労使の間で同じ事象がとても違って見えること。
労働者の相談を受けて、使用者と話をしてみると同じ事を語っているのにまったく解釈が違っていて、それがどちらも納得ができること。
立場が違うとこうも見る目が違ってくるのかと感心しています。

でも本質は両者が語らないところにあるっていうのも面白い。解釈の違いは立場が違うからと納得できるのですが、話を聞いているうちにこの話相手から聞かなかったよねっていうところが出てくる。
それが結構問題の本質で、当事者はウソはついていないのだけれど、あえてしゃべっていない。

労働者側相談者が「ミスをして」っとさらっとしゃべったことが実は会社を揺るがすほどの重大なものであったり、経営者側が実は表に出てきていない事情で方針転換をするために労働者が邪魔だったことがすべての始まりだったり・・・

まあ自分に不利になることは話さないのは当然なのかもしれませんが・・
ここまでだまってられるのかと人間不信になりますね~

ところで、そんな現場に身を置いていると「労働」の現場がやはりどうにか手を打たなければならない状況に来ていると思います。

それは非正規労働者の話であったり、若者が就職できない話であったり、働く人のモチベーションが下がっていたりと個別に議論されてますけれど、労働というキーワードで体系的に、専門家でないもの=労働者本人も参加して議論して、その結果、結論が出たものから実行ということをしていかないと・・と思っているのです。

その中で労働相談というキーワードだけを考えても国・地方の自治体、司法などいろいろ救済制度があるけれど、バラバラ。

うまく連携がとれたら少ない予算の中でもそれなりに効果を上げそうだけれど。やっぱり問題になるのは、それを考える人がだれか・・

個別の問題では労働者の側に寄り添っていても、いざ組織を扱う話になると保身が働いてしまう。

それが確信的ならまだしも、本人が無意識なのが怖い。

改善が難しいことを論理的に述べている話をよくよく聞いてみると、それって結局組織の定数が減らされることを心配しているのってがっかりしてしまう。→筋が通った話が実は本人の保身だった・・でも本人はそれに気がついてない。。

立派な説明も結局「詭弁」になってない?

誰しも飯を食わないといけないから、自分の仕事は確保したい。
そんだったら世の中が変わるような仕事を作りだしたらいいじゃん!
何やってんだと思うけれど、自分は知識も経験もなくてまだ入り口議論にも入らせてもらえないので、悔しいけれど、まず足元を固めてます。

労働法と格闘する毎日です。

やれやれ・・議論ができるほどの器になれるかも未知数だし・・

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