経済理論が実体経済にどうも結びつかない、私みたいな者の必読書だと思います。
前半部分で政策が乗数効果やパレード最適理論などにより、どのように経済に影響を及ぼすかが解説されています。
後半部分は子ども手当や最低賃金の引き上げなど民主党の目玉経済政策が、経済に及ぼす影響について書かれております。
鳩山首相の頃の書かれたものですが、首相が替わっても引き継がれている政策が多く取り上げられております。
わかりやすく書かれているだけに読んだものは、今後の政策が経済へ及ぼす影響をあらためて懸念せざるを得ません。
もっとも政策は経済のために行うものではなく、国民の幸せのために経済成長を少し犠牲にするという選択も当然あるだろうと思います。
しかし、日本の場合、財政赤字が積み上がり過ぎており、国の収入を確保するために一定レベルの経済成長を目指さなければいけないとなると選択肢は限られているように思います。
どちらにしろ今の一票を得るためにとんでもない約束をしてもらうと我々が困るんですが、かつての与党の凋落が激し過ぎて、我々がノーと言える場がなくなっているようです。
話が本から離れてしまいましたが・・読みやすくてためになる本でした。
前半部分で政策が乗数効果やパレード最適理論などにより、どのように経済に影響を及ぼすかが解説されています。
後半部分は子ども手当や最低賃金の引き上げなど民主党の目玉経済政策が、経済に及ぼす影響について書かれております。
鳩山首相の頃の書かれたものですが、首相が替わっても引き継がれている政策が多く取り上げられております。
わかりやすく書かれているだけに読んだものは、今後の政策が経済へ及ぼす影響をあらためて懸念せざるを得ません。
もっとも政策は経済のために行うものではなく、国民の幸せのために経済成長を少し犠牲にするという選択も当然あるだろうと思います。
しかし、日本の場合、財政赤字が積み上がり過ぎており、国の収入を確保するために一定レベルの経済成長を目指さなければいけないとなると選択肢は限られているように思います。
どちらにしろ今の一票を得るためにとんでもない約束をしてもらうと我々が困るんですが、かつての与党の凋落が激し過ぎて、我々がノーと言える場がなくなっているようです。
話が本から離れてしまいましたが・・読みやすくてためになる本でした。