ま、いっか♪

~年子育児ヨレヨレ奮闘記~

ウルフィー。

2006年01月29日 23時16分18秒 | 音楽
昨日はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの250回目のお誕生日でした。
はっぴーば~すで~ぃウ~ルフィ~、はっぴーば~すで~ぃウ~ルフィ~
はっぴーば~~~すで~ぃ・・・もういーってか?(笑)
いや、今までクラシックの『ク』の字も出さなかった私が突然こんなことを言い出すのは、
すっかり落ちこぼれておりましたが実は音大生だったことがあり、ちっとばかり
クラシックに触っていた時期があったからなのでございます。

でも、大学生の時はちょっとツッパッて、「現代音楽以外は化石だよカ・セ・キ!」と
豪語しており、「モーツァルトなんてお子ちゃまの音楽、ちゃんちゃら可笑しくて大人しく
おっちゃんこして弾いてらんないゼ」なんてバチあたりなことを吹聴しておったのでございます。

ところがですよ、1984年に発表された映画『アマデウス』を観てから、その偏見が
綺麗さっぱり吹っ飛んだのです
ウルフィーったらとってもキュート!正直者で可愛くてもう大好き~になっちゃいました
これは主演のトム・ハルスの演技力の影響がとても大きいのは否めないのですが、
本人の伝説的な奇行を目にするにつけ、とっても親しみを覚えてしまいました。
まぁ、この件については賛否両論あるのですが、やはり私は人間くさい彼が大好きなのです。

彼は今でいう売れっ子ミュージシャンで、現代に生きていたら絶対に色んな楽器を使って
遊び心いっぱいの音楽を沢山生み出しているに違い有りません。
そんな想像をさせるほど、当時の次から次へと改良される楽器を多用して
目新しい音楽を!と日々音楽漬け(ヲタク?笑)の日々を送っていたようです。
正直言って、今だに彼の音楽自体は長時間聴いていると眠くなってしまうのですが(笑)、
それはそれで、そのくらい気持ちが良い音楽なんだ、ってことでしょうね。
実は大学の卒論で「音楽療法」を執筆したのですが、学生に色んな音楽を視聴してもらって
音楽療法の効果を調べる、ということをメインにしたときに、真っ先に候補に挙げたのが
モーツァルトでした。
現在もその音楽のもたらす”ゆらぎ”で知能指数がアップする、血圧が安定する、
酒の発酵が活性化する等、色々な効果が期待できると言われているようです(1/28読売新聞より)。


件の映画『アマデウス』はとーっても長編で、オリジナル版でさえ158分、
ディレクターズカット版では180分もあり、見終わった後は現実に戻るのに一苦労します。
しかも、ディレクターズカット版ではメイキングも61分ついているので、
こんなん観てたら文字通り日が暮れます(笑)。
でも・・・私、何回も観ちゃうんです
メイキングでいくらトム・ハルスが見るも無惨に太っていようが、サリエリ役の
F・マーリー・エイブラハムがごっつい性格悪そうだろうが、もう何度でも観られちゃいます。
特に今年は生誕250周年ということで、コンサートやツアーも大々的に行われて
いるようです。

本で言えば、森雅裕の『モーツァルトは子守歌を歌わない』が好きですね。
これはベートーベンがツェルニーを助手に探偵になって魔笛の謎を解明するものなのですが、
音楽室の壁に掛かっているしかめっ面しい二人が掛け合い漫才のようにテンポ良く
謎を解いていくさまは面白いを通り越して痛快です。

クラシックというとかしこまって身動きもせずに聴かなきゃならないジャンルと思われがちですが、
もちろんコンサート等で他者の迷惑になる行為をするのは常識的にNOではあるけれど、
こんな面白い面も持っている『昔の歌謡曲』というつもりで音楽家の人柄を手繰りながら聴いていくと
思いがけず楽しい発見があるかもしれません

当時の風俗も見逃せない
コメント (8)
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