何も書かないでいるうちに、旧暦でも新年になりました(元旦は1月31日)。
今年もよろしくお願いします。
「祝婚歌」という詩を書かれた吉野弘さんという方が、亡くなられたそうです。
私と同じ市内にお住まいだったとは、知りませんでした。
ご冥福をお祈りいたします。
自分の覚えのために、リンクして投稿しておきます。
http://www5.plala.or.jp/kappa_zaru/shukukonka.html
『祝婚歌』
吉野 弘 | ||
二人が睦まじくいるためには ○○○○愚かでいるほうがいい ○○○○立派過ぎないほうがいい ○○○立派過ぎることは ○○○○長持ちしないことだと ○○○○気づいているほうがいい ○○○完璧をめざさないほうがいい ○○○完璧なんて不自然なことだと ○○○うそぶいているほうがいい ○○二人のうち どちらかが ○○○ふざけているほうがいい ○○○ずっこけているほうがいい ○○互いに非難することがあっても ○○○非難できる資格が自分にあったかどうか ○○○あとで疑わしくなるほうがいい ○○正しいことを言うときは ○○○少しひかえめにするほうがいい ○○正しいことを言うときは ○○○相手を傷つけやすいものだと ○○○気づいているほうがいい ○○立派でありたいとか ○○○正しくありたいとかいう ○○○無理な緊張には色目を使わず ○○○ゆったりゆたかに ○○○光を浴びているほうがいい ○○健康で風に吹かれながら ○○○生きていることのなつかしさに ○○○ふと胸が熱くなる ○○○そんな日があってもいい ○○そしてなぜ 胸が熱くなるのか ○○○黙っていてもふたりには ○○○わかるのであってほしい |
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