さてさて、どこが冬の生活なの?
という声が聞こえてきそうです。お酒の話じゃない、って?
皆さん日本酒はいつ造られるでしょうか?
一年中作っているのではないの?それはほんの一握りの大手工場だけのお話。
日本にはおよそ1500の蔵元があります。ちなみに北海道には14の蔵元があります。
そのうちの一割くらいが大手と呼ばれる蔵元で残りの9割は中小零細企業なのです。
9割の学校が僻地校である・・・どんな感じですか?ありえませんよね。
その9割の蔵元では日本酒を冬に造っています。
なぜか・・・それはこれからのお楽しみ。
本題に入りましょう。昨日の続きです。
酉へんに元と書いて「もと」と読みます。昨日の字覚えてますか。
文字通り日本酒を作る「もと」になります。
酒母とも呼ばれるこの日本酒の「もと」は酒母用の麹と水、それに酵母で造ります。
麹はでんぷんを分解する麹菌というカビが活躍する話でした。
酒母(酛)は日本酒の成分であるエチルアルコールをつくりだす酵母という微生物
が活躍します。
ものが発酵する段階では酵母菌があるのは皆さんどこかで聞いたことがあるでしょう。
ワイン酵母、ビール酵母、パン酵母なんていうものがあります。
日本酒を造るというのは、でんぷんをカビが分解して糖分にし、微生物が発酵させて
アルコール分を造り出す。という神秘的な化学反応なのです。
詳しい発酵の話を書き出すとそれだけで相当量の原稿が必要となりますし、
皆さん読みながら寝てしまいそうなので(理科専門の方を除いては)機会があったら。
ちょっとだけ触れておくと、空気中のある硝酸還元菌が亜硝酸に変化し、
乳酸菌が増殖を開始します。乳酸の生成が始まると硝酸還元菌は乳酸に弱いため
乳酸の増加に伴い死滅します。亜硝酸の生成が停止されると清酒酵母が増殖をはじめ
アルコール発酵が始まるのです。大丈夫ですか、寝てませんか?
この発酵の段階でりんごやなし、白ぶどうや花のような香りを醸し出すのです。
今日は日本酒の造り第二段階でした。
いよいよ明日、最終段階へと突入すると同時になぜ「冬の生活」なのか。
種明かしいたしましょう。
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定 きき酒師
認定番号13137号
という声が聞こえてきそうです。お酒の話じゃない、って?
皆さん日本酒はいつ造られるでしょうか?
一年中作っているのではないの?それはほんの一握りの大手工場だけのお話。
日本にはおよそ1500の蔵元があります。ちなみに北海道には14の蔵元があります。
そのうちの一割くらいが大手と呼ばれる蔵元で残りの9割は中小零細企業なのです。
9割の学校が僻地校である・・・どんな感じですか?ありえませんよね。
その9割の蔵元では日本酒を冬に造っています。
なぜか・・・それはこれからのお楽しみ。
本題に入りましょう。昨日の続きです。
酉へんに元と書いて「もと」と読みます。昨日の字覚えてますか。
文字通り日本酒を作る「もと」になります。
酒母とも呼ばれるこの日本酒の「もと」は酒母用の麹と水、それに酵母で造ります。
麹はでんぷんを分解する麹菌というカビが活躍する話でした。
酒母(酛)は日本酒の成分であるエチルアルコールをつくりだす酵母という微生物
が活躍します。
ものが発酵する段階では酵母菌があるのは皆さんどこかで聞いたことがあるでしょう。
ワイン酵母、ビール酵母、パン酵母なんていうものがあります。
日本酒を造るというのは、でんぷんをカビが分解して糖分にし、微生物が発酵させて
アルコール分を造り出す。という神秘的な化学反応なのです。
詳しい発酵の話を書き出すとそれだけで相当量の原稿が必要となりますし、
皆さん読みながら寝てしまいそうなので(理科専門の方を除いては)機会があったら。
ちょっとだけ触れておくと、空気中のある硝酸還元菌が亜硝酸に変化し、
乳酸菌が増殖を開始します。乳酸の生成が始まると硝酸還元菌は乳酸に弱いため
乳酸の増加に伴い死滅します。亜硝酸の生成が停止されると清酒酵母が増殖をはじめ
アルコール発酵が始まるのです。大丈夫ですか、寝てませんか?
この発酵の段階でりんごやなし、白ぶどうや花のような香りを醸し出すのです。
今日は日本酒の造り第二段階でした。
いよいよ明日、最終段階へと突入すると同時になぜ「冬の生活」なのか。
種明かしいたしましょう。
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定 きき酒師
認定番号13137号