特捜部Q―カルテ番号64―(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) | |
クリエーター情報なし | |
早川書房 |
特捜部Qシリーズの第4段。
今回はデンマークにあった実際の女子収容所にまつわる話がメインになっています。
過去と現在がたくみにからみあい、話が進むのはいつものQシリーズで、カールを襲った事件も少しずつ進展していきます。
デンマークの女子収容所のことを全く知らないので、今ひとつピンとこない部分もあります。デンマークの人はどんな気持ちで読んだのか?全く世間の人々は知らない事なのか?ミステリーというよりも、何だか色々と考えさせられる話でした。
作者が伝えたいのが、この女子収容所の事だというのが、最後にわかります。
この作品で“金の月桂樹賞”を授賞したそうです。
次回作を単行本になる前に読むかどうかまよっています。高いんだよな~ハヤカワのポケミスシリーズ。
2冊分だから実はそんなにかわらない。