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つれづれなるままに・・・・

安来市加納美術館

2017-03-05 | 芸術

子どもの受験や卒業式が終わった後から酷い疲れが出ています

インフルエンザの熱がない状態みたいな感じで体中痛いし何とも言えない疲労感で日々を送ってます

昨日は休みだったので一日中寝ていようと思ったりもしましたが、娘に逆にそんなことをしたら寝込んでしまうかもしれないから

ちょっと頑張って何かをしてみたらどう?ただ運動以外のことで…というので少し足をのばして加納美術館に出かけました

この美術館は備前焼コレクションで有名ですが、

近年は設立者である故加納薄基氏の父であり画家の莞蕾(かんらい)の作品や平和活動についての展示にも力を入れていて

私はその莞蕾の活動に関心を持っているので展示を楽しみにしています

今回は備前焼の人間国宝の山本陶秀の作品・・・素晴らしい作品ばかりでした

この器でお酒を飲んだりお茶を飲んだりしたらさらにおいしさが増すんだろうなと・・・

地元の作家青戸さんの出雲神話の絵も面白かったです

この絵を見て思ったのですが、オオクニヌシってめっちゃ女好きの遊び人ではないですか(笑)

 

こちらの美術館、おもてなしで抹茶を一服頂けるのですが、ちょうど別館で飲んでいたところ

名誉館長で莞蕾の娘さんの佳世子さんにお会いしました

昨年の夏、館内を案内して頂き莞蕾の平和活動についての話をたくさん伺ったのですが

今回も莞蕾の話はもちろん、作品の話や美術館の活動などなど様々な話をさせて頂くことができ

改めて莞蕾の思いや活動を知るとともに、それを後世に伝えていかなくてはという使命感のようなものが伝わって

私も頑張らなければ・・・と思った次第です

今、フィリピンのキリノ元大統領とのやりとりの資料をまとめていて・・10年くらいかかるかも・・とのこと

たくさんの資料を持っていらっしゃってこれをデータ化したり大変な作業なんだろうなと思いつつ

是非やり遂げて頂いて次の世代に伝えてほしいと思いました

思いがけず名誉館長さんと再会してお話できたのですが

どうやら昨日はそうなることが決まっていたのだろうなって思いました

なぜなら名誉館長さんの話を聞いているうちに頑張ろうって思うことができたから・・・

体調が思わしくないのにわざわざ遠くまで足をのばしていいお話をたくさん聞いて本当に良かったです

足立美術館から15分ほど山間にある小さな美術館ですが、いつもほっこりした気分にさせてくれます

せっかくでしたので、展示が入れ替わった足立美術館にも寄って帰りました

相変わらずの庭の手入れに素晴らしいの言葉しか見つかりません