オリンピックが閉幕した。
終わってみればあっという間だった。始まるまでがずいぶん長かったからそう感じるのかもしれない。
大会中一番心に残ったシーンは開幕式かな。この瞬間を中国のどれだけの人がどんな気持ちで見守っているかをいろいろ振り返ったから。
中国でオリンピックが決まったときの中国の熱狂ぶりはすごかった。そして中国でオリンピックが開催されることが決まってから、中国はまさに国全体を挙げてこの行事に心血を注いで来た。北京だけでなく、中国の各地方都市もこの数年で同じ街とは思えないほど様変わりした。もし東京でオリンピックが開催されることになってもこれほどの盛り上がりはありえないだろうと思う。いろいろ問題はあったが、国全体がこれだけ盛り上がってオリンピックに向けて全力投球したという意味で、競技が始まる前から中国の「金」は確定していたような気がする。
オリンピック景気に沸いたこの数年。ひとつの目標を終えた中国の今後に、これから注目していきたいところです。