ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

東京の地下鉄 新京王線の階段

2013年08月05日 | 日記

東京の地下鉄の階段 車椅子の人はシャット アウトされちゃうの

 昨日は オペラ ホフマン物語を聞きに東京の新国立オペラ劇場へ出かけた。
 最寄り駅は 新京王線の初台駅。おかあさんの住んでいる横浜からはどの経路を取っても3つの電車に乗ることになる。
 そこで 湘南新宿ラインを使って 新宿へ。新南口へ出た歯良いが 数分間 かんかん照りの外を歩かなければならない。もしかしたら 間違いじゃないの。

 漸く 地下鉄へ降りる口を見つけたが 地下へ降りてゆくのに 長い階段をいくつも降りることになった。
 聞いてみるとエレベーターはないし エスカレーターも部分的にあるだけ。
 
 これがつらかったのはニッキー。以前 傷めた前足の膝関節。びっこを引いているように思える。

 だが 他に手段が無いので 長い階段を幾つも降りたり上ったり。。
 車椅子の人は どうするのだろうか。どこかにエレベーターはあるのだろうが 不用意に出て行ったら 地下に降りられず 電車に乗れない。足の悪い人も死に者具食いだ。

 帰りは新宿で南口に出たので この階段の襲撃は少なかったが ニッキーは疲れてしまった。
 劇場まで なんと 2時間。さて 次回はどうするかなあ。

 さて 昨日のオペラは東京二期会の講演。見ごたえ というか 聞き応えのある舞台だった。人の声の素晴らしさ。魅了された。
ニッキーは普通に歌っている時は 静かに聞いているが ソプラノの高温が耳障りだったり 非音楽的な表現があると 頭を上げたり びくっとしたりする。
 これを見ていると 以下にちゃんと聞いているかがよく分る。。


 ところで 昨日の午後12時半ごろに宮城県で震度5強の地震があった。このところ 小さいが地震が頻発している。
 外出時にニッキーのフードを必ず持ってゆくユニしよう。転ばぬ先の杖。


 


見て見ぬ振りをしないのはだあれ

2013年08月03日 | 日記

 見てみぬ振りはしたくない福島の若い女性

 先日 アメリカ人 マーガレットレッフェル 著 見てみぬ振りをする社会 を読んだ。
 そこには 大きな事件や自己や社会問題が周囲にいる人たちの「見て見ぬ振り」が大問題を引き起こしてしまった事例が語られていた。

 その中に 福島の原発の大事故につながったであろう事例が縷々述べられていた。

その一部を書き出してみる。
ここから本の引用

福島原発
福島原発は事故の起こる前に 
どんな災害の後にも 間違いなく災害以前には知りえなかった情報が
必ず 明るみに出る。
 だから 私は(著者)は危険があることを どこかで誰かが知りえたという証拠が
記録として十分に残っている出来事に注目した。
 重大な情報は 見えなかった訳でもなく 誰も知ることが出来なかった訳でもない
。無視されていたのだ。

全ての証拠が揃ってみると  福島は見てみぬ不利の事例だ。
間違いなく 早い段階で危険を知らせる徴候が幾つもあったが 複数の人や組織がそ
れを深刻には取り上げようとしなかった。
どのくらいの規模の地震に見舞われるのか そして その際にどういう影響が考えら
れるのかという基本的な想定が間違っているという証拠がたくさんあったのに 誰も
疑問を抱かず警鐘もされなかった。

 発電所が津波の引き波だけに耐えるだけの計算に基づいて建設されていた事実 そ
のものが古い定説をいいかげんに受け入れていたことを示唆している
 こうして 予想できた大災害のあとで特定の個人を責めるのは簡単だ。
 勿論 東京電力の清水社長が当時 本社2階の緊急司令センターを離れて 上階の
オフィスに篭ってしまったことから分かるように
何も見なかったことにするタイプの見てみぬ不利をする経営者だ。
 しかし こうした個人の行動の裏には ほぼ 必ず 手順や姿勢の重大な問題点が
長年にわたって放置されている。

 

 ここまでが引用

 現時点で 福島原発の冷却済みの汚染水が海に流れ込んでいたことを東電が認めた。では 認める前は どうしていたのだろうか。見て見ぬ振り??

 さて 福島の若い女性達の悩み 難だと想いますか?

 私達は安心して子供を産めるのでしょうか???

 これって 大変な問題ですよ。
 こんな悩みを抱えながら 多くの若い女性は 怖いところには頭を突っ込まないで 見て見ぬ振りをして 何気ない風を装って生活していた。
 放射能と未来の人類の抗争みたいなものかな。
 そこに この問題をしっかりと考えてみようよという和解女性が現れて ピーチ ハート という組織を立ち上げた。そして 見て見ぬ振りをしないで しっかりと放射能をみつめて
未来に繋いでゆこうという行動をしている。

 おかあさんは 自分の理解できない社会のさまざまなことを 見て見ぬ振りをして生きている。

 こんな自分を鼓舞してくれるような報道に出会うと 嬉しくなる。

 それにしても 先日 ガンで亡くなった 福島原発の自己当時の所長。未曾有の大事故を何とかしなければならない立場にいて それ以前にもあったであろうガンの組織はストレスで大爆発したであろうと想う。
 一企業人として 命を賭して働いたことはメディアが報じていた。

 そして その所長は死んだ。その時の東電のコメントの一部だが
彼は 元々 ガンであった。と

 そうだけれど 他に物のいいようがあるだろうにと おかあさんは想った。

 

 福島原発の事故の後 ドイツは すかさず ゲンパツからの脱皮を宣言した。
 昨日のニュウウウウウースでは ドイツ国内で 市民が中心になる代替燃料の事業への投資が大いに進んでいるとの事である。

日本ではどうだろう。 この夏は日々の電力使用量のお知らせはしていないのかな。昨年よりも 呑気に冷房をしようしているように想うが。。
 日本の朝 各過程にある暖房便座をみんなが使ったら どこかのゲンパツ一基分の電力を使うだろうと一人の学者が話していたが 真夏のトイレで便座を温かいままにしている人がいる。。
こんなところにも見て見ぬ不利化 何も感じない鈍感なのか分らないが 日本の
現状を見る思いがする。。

 今日は 我家では冷房を入れていない。涼しげな風が入ってくるし 29度あるのに 湿度は50%ちょっとだ。ハワイみたい。

 もう 少し したら ニッキーと買い物に出かけよう。ニッキー 今日は まだ ツウをしていないよ。
 
ワンとツウは健康管理の基本だからね。


いたちの親子の道路横断

2013年08月01日 | 日記

いたちの親子の道路横断

 ラジオを聞いていると 各地から ほほえましいニュースが飛び込んでくる。
 今日 おかあさんを楽しませてくれたニュースはいたちの親子の道路横断。

 それも 大阪の繁華街??の十三 じゅうそう での出来事だ。

 目撃者は50歳代の男性。
 先頭を ちょっとお腹のだぶついたおかあさんいたち 其の後を 子供のいたち 最後尾をおとうさんいたちが道路横断したそうだ。何匹の子供のいたちがいたか 言わなかったが 複数と勝手に想像した。
一列になって どこへ行く積りなのだろう。
 渡り終わったら それを見ていた車からも 通行人からも拍手が沸きあがったとか。

 聞いてみると 十三 じゅうそう は淀川に近い場所にあって いたちは そのかたわらの講演に向かったらしい。
 
 かるがもの行列は聞くが いたちの親子の それも 父母が一緒なんて 可愛い。

 それにしても どうして 都会の真ん中にいたちがいるのかしら。
 まさか いたちを飼っていて 捨てたなんてことはないだろうに。

 それにしても 先日 長野県でいのししの被害が多いのでわなをかけたら おかあさんいのししとうり坊が10頭近く(はっきりと子供の数を覚えていないが 多かったのを
思えている。)が わなにかかった。
 そのいのししの親子は 全頭 猟銃会の手で殺害された。

それを聞いて おかあさんは なんともいえぬ つらい気持ちになったが 立場が変わると 動物の命は軽くなる。

 今後 人間の高齢化が進んで 山や 山あい や里に住む人が少なくなると 熊が駅に現れたり 猿が町に出没して ますます 殺される動物が多くなるのではないかと想うと やりきれないおかあさん。

 熊さんだって キップを買って どこかに出かけたいと考えるかも。人と動物の矯正は難しい。

 ニッキーは 今 7歳と8ヶ月になる。少し 涼しいからと思い 外出すると 帰宅してから いままで 嫌がって乗らなかった金属板に 必ず乗るようになった。それも しがみつくようにして 金属の冷たさを感じている。
 そして 眠り込んでしまう。

数年前とは 明らかに疲労の度合いが違う。
 ニッキーのためには 涼しい夏 少なくとも 涼しい朝夕であって欲しい。