ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

夏風邪か熱中症か

2013年08月20日 | 日記

夏風邪か熱中症か

 今朝は起きたらびっしょり汗をかいている。
 夕べ 26度の設定で冷房をつけて寝たのに どうしたのだろう。こんなことは
めったにないのだ。

 のどがいがらっぽくて咳がでるし 何となく熱っぽい。風邪だと想ったが 両足の下腿がだるいようなしびれるような 変な感じだ。待てよ このいやなしびれ感は熱中症の先触れかも なんて考えて 結局 午前中から午後にかけて ゴロゴロして寝たら 気分も良くなってきた。
 おかあさんの年で なおかつ 冷房も入れていて 熱中症めいた症状を呈するのだから 高齢者が 熱中症で何人も志望するのは当たり前に思える。

 おかあさんは 睡眠と睡眠の間に たっぷりの冷たい甘酒を飲んだ。
 飲む点滴と言われるこめこうじで作った甘酒は マルチ ビタミン ミネラル たんぱく質は アミノ参に分解されていて とても甘く 飲めばすぐにエネルギーに変化するスーパー ドリンクだ。
 おかあさんは自分では作れないので 酒屋から取り寄せて いつも冷蔵庫に入れてある。
 一人暮らしで 食事を作る元気も無い時は 特に力を発揮してくれる。味に飽きが来ないのが良い。

 熱間はなくなったが まだ 時々 のどがいがいがする。
 明日は友人のフルートに会わせてカッチーニのアヴェ マリアを練習することになっている。
これから うがいをしっかりしようと想う。

 さて 午後のラジオ番組で素晴らしい企画があった。
 スタジオに手回しの蓄音機を持ち込んでSPレコードを聞かせてくれた。
 リスナーからの声も 感動の音を聞かせてくれて嬉しかったと全員が言っていたが 確かに 演奏者の魂の声が 魂のこもった音色を聞くことが出来た。
 中には歌舞伎の場面や 義太夫の語り カザルスのチェロもあった。本当に素晴らしいものは
フルさを感じさせないものだ。

 ニッキーがこれを聞いていた。
 段々と おかあさんのベッドに近寄ってきて 挙句の果てに おかあさんの真綿の掛け蒲団の上に寝てラジオを聞いている。。
 番組が終わったら 自分のベッドに戻っていった。
 こうしてみていると ニッキーはいいものを聞き分ける魂を持っているのだなと気付かされる。

100年くらい前 箱型の蓄音機に朝顔のお化けのようなラッパがついたものは なんと 家 一軒が帰るほど高かったそうだ。
 それを 器用な日本人が普及品を開発して より多くの人がSPレコードを聞けるようになったのだそうだ。
 蓄音機といえば戦後 まもなくのことだが我家にもあった。小さいものだが 手回しだった。
  母が日本舞踊を教えていた時 使っていた。
 それが やがて 電蓄と呼ばれる物が出てきて 時代は 
レコードも変化。今ではインターネットを通じて音源を取得できるのだが SPに戻る人々は少なくないようだ。

 

 今でも 売っている店があるらしいが 今のようなじだいだからこそ 心を打つ音が求められるのだろう。