ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

スカイツリーの開業式典に補助犬を招待

2012年05月22日 | 日記
 補助犬に優しいスカイツリー ?

 まず 次の新聞記事を読んで欲しい。

ここから新聞記事

3.東京スカイツリー:22日の開業式典、補助犬招待
2012.05.19 毎日新聞
 22日に開業する「東京スカイツリー」(東京都墨田区)のオープニングセ
レモニーに、
補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)と使用者3組の出席が決まった。22日は
補助犬の受
け入れを義務づけた「身体障害者補助犬法」の成立からちょうど10年。これ
を知ったス
カイツリー側が招待した。使用者らは世界一高い自立式電波塔から日本中に補
助犬への理
解を呼び掛ける。
 式典には、広島市の清水和行さん(51)と盲導犬ヤード▽兵庫県宝塚市の
木村佳友さ
ん(51)と介助犬エルモ▽東京都練馬区の松本江理さん(43)と聴導犬ブ
ランカ、の
3組が出席。テープカットなどをする。施設内はバリアフリー構造で、車椅子
使用者も地
上450メートルの「第2展望台」まで上れる。
 補助犬法は公共施設やレストランなど不特定多数の人が利用する施設への補
助犬受け入
れを義務づけたが、法への理解は進まず、今も同伴拒否が相次いでいる。
 木村さんは「補助犬も、スカイツリーに負けないぐらい社会的に広く認知さ
れるように
なってほしい」と話している。スカイツリータウン広報事務局は「オープン後は、
障害者
も高齢者も誰もが楽しんで利用してほしい」としている。


ここまで新聞記事

 おかあさんは スカイツリーのオープニングセレモニーに補助犬のユーザーとパートナーを招待するとの記事に
感動した。
 明るいニュースが無い今の日本にとって スカイツリーの誕生は関心の的になっている。
 これに対して  批判の声もあるが 
このスカイツリーを誕生させるまでの 技術の苦労や開発の話を聞くと
日本の技術の奥野深さを知ることが出来る。
働いている人たちの大きな努力と 苦心の果ての産物なのだと思うと 馬鹿には出来ないと思うのだ。
 日本の伝統工芸と新しい技術とのコラボレーションは見事だ。
日本人全体が自信を失ったように思われる中で 
日本の技術力の高さと豊かさを知ったことは新鮮な驚きであった。

 そして 今 社会的な弱者である補助犬のユーザーが 新たな技術革新から生まれたスカイツリーのはじめの一歩の仲間入りが出来たのだ。


これで 入店拒否などの心配をせずに スカイツリーの見物が出来るだろう。そうあって欲しい。
スカイツリーのハード面と心のソフト面が合わさると
東洋医学で言う 
「心身一如」 。完璧だ。
 今週の土曜日に おかあさんの仲間のユーザー15名が 船でスカイツリーの近くまで行って スカイツリーを見学するらしい。
 おかあさんは 混雑するであろう場所に行く勇気は無いので欠席する。
 15頭のパートナーの行列は大きなパフォーマンスになると思う。
 全ての店で 断られることのないように祈る。