ニッキ-通信 ~盲導犬ニッキ-のお母さんより~

盲導犬ニッキ-と私の日常。要援護者・障害者の防災について紹介します。

金環日食の朝

2012年05月21日 | 日記
金環日食の朝

今朝  ラジオを点けたら  浮き浮きとした 楽しそうな声が溢れでてきた。
待ちに待った金環日食が現れる朝だ。
一瞬の現象ではないので 曇った空でも 待っていると見えたと観劇の声しきり。
 昔 教科書に出ていた金環日食の写真を思い出した。
 おかあさんは紅茶を飲みながら ラジオから聞こえてくる日食観測の賑わいを楽しんで
聞いた。
 さて 今朝の紅茶はアールグレイ。と言っても 何の珍しさもないのだが。
独特の香りなので 昔は苦手だったが 慣れてしまうと 癖になる味だ。
 この味の正体は何だろうか。ふと 疑問に感じた。

 原料となる紅茶は中国の紅茶やセイロン ティ だが ベルガモットの精油や香料で
香りをつけているのだとか。
元は中国で飲まれていたものが イギリスに渡り
一人の貴族が好んで それに似たものを作らせた。
 アール グレイ とは そのフレーバー ティを好んだイギリスの伯爵の名前を付けた。
1960年頃に 作られた 新しい飲み物だ。
 ベルガモットとは 一種のハーブで イタリアのベルガモット オレンジに似た香りを
持つハーブ。
北アメリカ産の多年草で 赤 ピンク 白 紫などの香りの高い花を咲かせる。
観賞用だけではなく 花や葉をハーブティとして飲用している。

アールグレーとはアップル ティなどと同じフレーバーティ だったのだ。

 おかあさんが 今から35年位前になるが イギリスのあるファミリーの家に居た時 よく お茶をした。
しかし  アールグレイを飲んだ記憶がない。たぶん その味についてゆけなかったのかも。

 今 当たり前の物として飲まれているアールグレイ 紅茶にも 味の歴史があったのである。
時の流れとあ面白い。