岩手医科大学附属花巻温泉病院が、2019年3月に閉院することが決まった。
今後市民対象に説明会を開催するとしているが
地域医療の確保と充実の観点から、大変残念なことだ。
施設の老朽化と、現在地での建て替えには地形的に問題がある。
また、移転新築には、100〜200億円もの建設費が見込まれ、閉院を余儀なくされた。
現在、矢巾に附属病院の新築移転を進めており、温泉病院は統合される。
医大側は、交通の利便性の向上から、影響は限定的との見解を明らかにしている。
地域医療の後退ではなく、再編だとしている。
しかし、諸般の事情で致し方ない面もあるが、花巻市としては残念でならない。
以前市内の産婦人科医不足といい、厚生病院の閉院、総合花巻病院の移転新築問題といい
花巻市には課題が山積している…。
このような現状を見るに付け、今後地域医療の充実の観点から、早急に対策を練る必要があろう。
揺かごから墓場まで。住民の医療福祉体制を整えるのは、政治の大きな責任である。