湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇(♥) 2年前に日銀総裁が話されたこと

2016年02月25日 23時20分04秒 | 日常・その他
日本銀行Webサイトに、日銀総裁「黒田○彦」さんが
「なぜ「2%」の物価上昇を目指すのか」という演題で講演されたときの
内容が掲載されています。
最後のほうは次のように締めくくられています。

  「量的・質的金融緩和」は、所期の効果を着実に発揮しており、
  日本経済は2%の「物価安定の目標」の実現に向けた道筋を順調に辿っています。
  今後も、日本銀行は、2%の目標実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、
  「量的・質的金融緩和」を継続します。
  その際には、従来より、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因をしっかりと点検し、
  必要な調整を行うこととしていますが、先行き何らかのリスク要因によって見通しに変化が生じ、
  2%の「物価安定の目標」を実現するために必要であれば、躊躇なく調整を行う方針です。
  こうした金融政策運営によって、デフレからの脱却をできるだけ早期に実現したいと考えています。
     本日はご清聴ありがとうございました。

なお、この講演は、今から2年近く前の2014年3月20日
日本商工会議所に於いて開催されたものだそうです。



それから2年近くたった先日(23日)の衆院財務金融委員会で
黒田総裁は次のような内容の答弁されています。
  
  マネタリーベースそのもので、直ちに物価あるいは予測物価上昇率が
  上がっていくということではなく、全体としての量的・質的金融緩和の下で
  需給ギャップが縮み、予測物価上昇率も上がっていく中で、
  物価が上昇していく、ということを狙ったものでございます。
   (たしかに、狙いが外れたからといって罰せられるものではありません)



ア○ノミ○ス理論をさんざ礼賛しておきながら、
「トリクルダウンは有り得ない。口を開けて待っているほうが悪い」というようなことを
1月に言い放った「竹○平蔵」さん。


「GPIFの株投資はハイリスクでもあると国民を教育しときなさいと注意していた」
というようなことを1月に宣われた、○ベノミク○の生みの親とも言われる「浜田○一」さん。


    そのようなことは、外れそうになってから言うのではなく、
    最初から声高に公言しておいてほしいものです。

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