湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

♡ 32年目の結婚記念日に思い出した「あのときのこと」

2015年03月27日 21時15分02秒 | 瓶覗色の思い[歓喜悦慶]
今日(3月27日)は32年目の結婚記念日です。

   30年目は真珠婚式、35年目であれば珊瑚婚式になりますが
   32年目は特に何もないようです。

   だからという訳ではありませんが
   カヅちゃん(妻)へのプレゼントは何も用意しませんでした。

   その代わりというわけでもありませんが

私がホールケーキを作りました。

    ※トッピングはイチゴ(さがほのか)と黄桃とパイナップル、
     中に挿んでいるのは黄桃、バナナ、イチゴです。

先日(3/6)の記事でも書きましたが
私たちの結婚記念日は2回(入籍:3月6日、式:3月27日)あります。

結婚した頃はどちらも熊本市に住んでいましたので
結婚式は熊本市内で挙げました。

   結婚式・披露宴をするには少し異色な場所でした。

   熊本市内の繁華街にある中華料理屋さんでした。

   たしか「北京飯店」という店名でした。

     もちろん中国北京にある高級ホテル「北京飯店」とは何の関係ない店であったはずです。


   なぜ中華料理屋なんかで?
   と尋ねられると返答に困るのですが ・・・
   (中華料理が食べたかったからではありません)

   一番の理由は
   主な結婚式場(披露宴会場)を予約できなかったからであったと思います。
   (私もはっきり覚えていないのです)
   
結婚式を3月に挙げることが決まったのが式前月の2月であったかと思います。

つまり、慌ただしい結婚であったということです。

   色々事情がありまして ・・・
   決してカヅちゃんを騙そうとしたわけではありません。



中華料理屋さんでの結婚式と披露宴はユニークなものでした。

中華料理屋によくある、グルグル回るテーブルの円卓にお客様が座られ、
中国風のケバケバシイ提灯の下に、白無垢に文金高島田のカヅちゃんと羽織袴の私が座って ・・・

料理はもちろん中華のコースでしたが
別に用意したお持ち帰り用の折は和食がメインのものでした。

  途中でカヅちゃんはウェディングドレスに、
  私もスーツにお色直しました(はっきり覚えていません)。

統一性が無く優美さに欠けていたと言われれば否定できない
和・洋・中が混沌とした披露宴でした。

出席していただいたお客様にとっては
呆気にとられた経験であったかもしれません。


披露宴の会場から新婚旅行へ出かけましたが、
これも相当にお座なりなコースでした。

近場の山の中にある一軒宿の温泉旅館(湯治客もいる)に一泊と
別府杉○井パレス(団体客が多いマンモスホテルで、料理もビュッフェ型式)に一泊の、2泊3日。

更には、旅行から熊本へ戻った後はカヅちゃんと直ぐ別れて
(ハネムーン離婚ということではありません!)、
カヅちゃんは実家へ帰り、私は東京へ出立しました。

再会したのは1か月後です。

何やっとるんだ! とお思いでしょうが ・・・
(色々事情があったもので)


このように
慌ただしかったという印象だけが残る結婚式・披露宴・新婚旅行でしたが、
今振り返れば、可笑しくもあり懐かしい思い出になりました。

   浪漫でなかった新婚旅行の埋め合わせをいつかしなければと思いながら
   32年経ってしまったのです。

      思っているだけではいけないのですが


・・・・・・・・・・・ ギャラリー 008 (パオロ・ヴェロネーゼさんの絵) ・・・・・・・・・・・



 ・画家:パオロ・ヴェロネーゼ(Paolo Veronese)
 ・タイトル:カナの婚宴(The Wedding at Cana)       ライセンス: (パブリック・ドメイン)
 ・製作年:1562年~1563年
 ・収蔵:ルーヴル美術館


    ※主役は新婚夫婦(イエス様の従兄弟の結婚ではないかと云われています)のはずなのに
     イエス様が真ん中にデンと座られています。
     いかに”最初のしるし”(水をブドウ酒に変える奇跡)を見せられた場面とはいえ、
     少し変な構図と思います。
    
    ※私の場合は藤崎八幡宮の神職による神前結婚式でした。
     婚宴において何を食べたのか、酒をどのくらい飲んだのかよく覚えていません。
     ひな壇にいた私に、日本酒をつぎつぎにつぎに来られたのは覚えています。
 
       酒が切れた風ではなかったので、
        私の婚宴では藤崎八幡宮の御祭神が水を日本酒に変えてくれたのかもしれません。

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