柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

今朝の夢

2015年02月09日 12時32分25秒 | 日記
どこの駅だかわからない巨大なターミナル。
わたしは、南相馬に行こうとしている。
電車の路線もたくさんあるし、バスの路線もたくさんある。
バスの行き先表示器を見るが、どれも知らない地名で、わたしは重いボストンバッグを持って右往左往する。
交番があったので、「すみません、南相馬行きのバスは、何番のバス停ですか?」と訊ねる。
交番には、ふたりの警察官がいる。
年配の警察官が「パトカーで南相馬まで送ってあげるよ」と言う。
いいんだろうか――、と一瞬迷うが、乗せてもらうことにして、パトカーのトランクにボストンバッグを入れる。
若い警察官が運転し、年配の警察官は、後部座席のわたしの隣に座る。
しばらく走ると、両側に田畑しかない見通しのいい道に出る。
年配の警察官が懐から出刃包丁を取り出し、昔わたしと付き合っていたことがある、と言い出す。
どこをどう見ても、知らない男なのに――。
殺す、と言われて、走行中のパトカーから飛び降りて、挫いた脚を引き摺って走る。
警察官は追いかけてくる。
振り返ると、差が縮まっている。
包丁の刃先が迫ってくる。

――夢です。
最近、こんな夢ばかりみます。
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