柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

仕事柄

2015年04月02日 19時40分53秒 | 日記
30年間、ものを書く仕事をしている。

本がたくさんある。
書庫だけではなく、全ての部屋に本がある。
数えたことはないが、3000~4000冊はあると思う。

南相馬の家は、古い一軒家。
押し入れを本棚にするつもりだけど、全部入るかどうかは、入れてみないとわからない。
時間があったら、一冊一冊本を選別して、半分ぐらい売却したかったんだけど……
明後日、南相馬に発つんですよね。

問題は、本だけではなく、息子の洋蘭が200鉢、(この数日で庭から掘り返した)わたしが育てた薔薇やその他の植物が20鉢――、いったいどこに置くんでしょうか?

家に対する愛着は断てるんですが、植物は生き物だからなぁ……

掘り返せるものは全部掘り返したけれど、
掘り返せないほど大きな木に成長した山桜の木と、柚子の木と、玄関のナニワイバラのアーチと、黄色と白のモッコウバラの木は置いていかなければならない。

どれも苗から育てたもので、一本一本エッセイが書けるくらいの思い入れと思い出があります。

この家、植物が好きな人に買ってもらえるといいな……
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鶴岡八幡宮の桜 | トップ | 猫たちは知らない。 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事