柳美里の今日のできごと

福島県南相馬市小高区で、
「フルハウス」「Rain Theatre」を営む
小説家・柳美里の動揺する確信の日々

誕生日

2020年06月27日 00時14分00秒 | 日記
6月22日は、
愛媛県の豊島で過ごしました。

ピースウィンズ・ジャパンの
大西さん、ボブさん、土井さん、
難波さん、
さお、森本さん、
そして、ふたば未来学園演劇部から、青春五月党の復活公演「静物画」に出演し、今年高校を卒業して、豊島で料理人としての修行に励んでいる奏人くんに、
誕生日を祝っていただきました。

難波さんと奏人くんの師弟関係が積み上げられている様が、料理から見てとれて(味わえて)とても、うれしかったです。

残念なのは、奏人くんが5時間かけて(生まれて初めて独りで)作ったさくらんぼと枇杷のフルーツタルト(わたしへのバースデーケーキ)の写真を撮り損ねてしまったこと……

わたし、
プレゼントをもらったり、祝ってもらったりするのが超苦手で、家族内ではわたしを祝うのは厳禁なんですよ。

息子にも、誕生日にも、母の日にも、クリスマスにも、なんにももらったことがない。

かつての恋人にも、プレゼント、もらったことないです、一度も。
どっかにいっしょに行っても、(相手が20以上歳上でも)交通費や飲食代や宿泊費は、基本、わたしが全部払ってました。

お金があるから、じゃなくて、
お金がない時も、サラ金で借りて払ってましたから、恋人からは金品をもらいたくない、という強い拒絶感ですね。

(ついでに言うと、写真も、付き合っているひととはいっしょには撮らない、照れ臭いし、嫌だから。20年前に癌で死んだ東由多加とも15年暮らして、1枚もいっしょに撮った写真がありませんでした)

恋人に、

「なんか欲しいものある?」

などと訊かれようものなら、

「ない。あったら、自分で買うから、いいよ。わたし、好みが狭いから、勝手に買わないでね、使わないから」

と睨みつけるような感じで……

(何故、恋人から金品を受け取りたくないのかに関しては、自己分析出来ていますが、言いません。言えない類のことです)

家族や恋人にプレゼントを贈ったり、お祝いしたりするのは、大好きなんだけど、逆は苦手なんですよね。

だから、豊島でも、照れて困ってしまって、バースデーケーキの写真撮るのを忘れちゃった。

奏人くん、ごめんね。

とっても、おいしかったよ。

ごちそうさま。

ありがとう。


(奏人くんから送ってもらったフルーツタルト1ピースの写真をアップしますね)

●奏人くんが作ってくれた朝ごはん




●奏人くんが初めて独りで考えて、独りで作った晩ごはんの献立



●奏人くんが作ってくれたフルーツタルト


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