登山でどろどろになっても、雨でびしょ濡れになっても、雪で凍えても、山小屋には、風呂・シャワーがないので、体も髪も洗えません。洗顔や歯みがきの水も十分には使えません。石鹸や歯みがき粉は禁止です。眠る場所は、カーテンで仕切られているだけです。通常は一人一畳は確保出来るけれど、山小屋は予約なしの登山者も受け入れます。その場合、相部屋となり、2畳で3人(雑魚寝)ということもあり得ます。夜は9時消灯ですが、鼾がうるさいひとがいると、なかなか眠れません。
一言でいうと、非常に不便なのです。
けれど、いつもは便利で衛生的な生活に慣れ、それを当たり前に思うばかりか、さらなる便利さや衛生的な求めるというようにエスカレートしていくので、
年に一度、何日かは、限界を越えて体を動かし、汗や泥まみれのまま眠るということをやることにしています。
大地震や大津波の後の数週間を生き延びる訓練でもあります。
一言でいうと、非常に不便なのです。
けれど、いつもは便利で衛生的な生活に慣れ、それを当たり前に思うばかりか、さらなる便利さや衛生的な求めるというようにエスカレートしていくので、
年に一度、何日かは、限界を越えて体を動かし、汗や泥まみれのまま眠るということをやることにしています。
大地震や大津波の後の数週間を生き延びる訓練でもあります。
あまりにもキツ過ぎて、ブログの更新が出来ませんでした。
最初のうちは、「アルプス一万尺」などを歌いながら登ってたんですが、片側が絶壁の(足がようやく置けるくらいの道幅しかない)ガレ場を前にして、息子は半ベソをかき、
「これ、どうやって登るの?」
「どうやってもこうやってもない、登るんだよ」
と、わたしは叱り――、ガイドブックには3時間と掲載されてる燕岳~大天井岳、5時間もかかりましたよ。
復路は、燕岳の夕食は17時だし、日が落ちると滑落や遭難の危険があるので(午後2時過ぎには燕山荘に戻る予定だったからヘッドランプを持って出なかった)息子とひと言も口をきかず黙々と歩き、なんとか16時40分に燕山荘に戻ることができました。
今日は朝7時から16時40分まで登山……
疲れた、という言葉が軽々しく感じられるほど、疲れた――。
最初のうちは、「アルプス一万尺」などを歌いながら登ってたんですが、片側が絶壁の(足がようやく置けるくらいの道幅しかない)ガレ場を前にして、息子は半ベソをかき、
「これ、どうやって登るの?」
「どうやってもこうやってもない、登るんだよ」
と、わたしは叱り――、ガイドブックには3時間と掲載されてる燕岳~大天井岳、5時間もかかりましたよ。
復路は、燕岳の夕食は17時だし、日が落ちると滑落や遭難の危険があるので(午後2時過ぎには燕山荘に戻る予定だったからヘッドランプを持って出なかった)息子とひと言も口をきかず黙々と歩き、なんとか16時40分に燕山荘に戻ることができました。
今日は朝7時から16時40分まで登山……
疲れた、という言葉が軽々しく感じられるほど、疲れた――。