小学校

先生方に、ご心配をおかけしたことをお詫びし、明日クラスメイトの前で、息子の口から経緯を説明をして謝り、二度とやらないと誓う、ということになりました。
息子は（小学校時代のわたしと違って）学校、先生、友だちが大好きなので、明日から通学してもいい、と教頭先生に言われて、思わずにっこり……

息子は、わたしを試しているのだと思う。
愛情を……

鎌倉消防署

副署長さんに謝罪しました。
これから、学校です。

筋金入りのバカだからな…

憧れの海上保安庁の中に入れるということで、うっとり顔……
しかも、署長さんに、

「相模湾沖、北緯、東経、何マイルという通報で、まさか小学生とはね。その知識を良い方向に生かして、無線専門部門もあるから、是非当庁を受験してください」

と、海上保安庁のパンフレットやシールまでいただいて、頬を紅潮させる始末……

う～ん、逆効果だったのか……

みなとみらい線・馬車道駅

22階、第三管区海上保安本部救難課です。

11歳…

事態の深刻さを理解していない……

堪忍袋

わたしが靴を履いてたら、台所にいる寺田さんに、

「ほんとはぼくやってないんだけど、どうしよう？どうして学校に行けないのかわかんない。海上保安庁に行ったって、やってないんだから謝れない」

と、泣いて訴えていたので、玄関で怒りをぶちまけました。

「あんたは、朝から今まで『謝罪文』に書いたこと、全部嘘だって言うんだね。だったら、書き直そう。いいよ、付き合うよ。嘘ついた謝罪を嘘ついたら、どうしようもないわけだから、１時間でも２時間でも２日でも３日でも付き合う。本当だと自分が思えることを書けるまで、学校休もうよ」
「違うよ……行くよ」

ただいま、横須賀線……

諸々諸々諸々諸々しんどい……
諸々諸々諸々諸々SOS……

原稿書けない…

息子に、消防署宛と海上保安庁宛に「謝罪文」を書かせた。
これから急いで昼ごはんを食べて、
横浜の海上保安庁と、鎌倉の消防署に行って謝罪し、
最後に小学校に行って、
校長、教頭、担任、スクールカウンセラーの４人の先生方に事情説明し、今後の方針を話し合う。

原稿は今夜零時ぐらいに送ります、申し訳ありません。

帰宅せず…

彼が学校に行って、１時間が過ぎた。
校長室かな……

学校を休ませた。

学校には彼に説明に行ってもらった。
隠さず全部説明するように、と伝える。

いま、家に、息子とふたりきり。

寝室から号泣が聴こえる。
「泣くのはやめなさい。泣いたって、あんたのやったことが消えるわけではない。起きて、トイレ行って、着替えて、まず朝ごはんを食べる」

しかし……
泣きつづけている……

消防署と海上保安庁に謝罪に行かなければ。

自分の嘘に対する謝罪……
嘘で、消防車や救助挺やヘリコプターを出動させてしまったことに対する謝罪……

謝罪文を書かせる。

いま、わーわー泣きながら、部屋に入ってきて、わーわー泣きながら、言った。

「泣いたのはね、夢をみたから……ママがいなくなる夢をみて……ごめんなさい……」