ラン

さぁ、お家に帰ろうな。

ラン

骨つぼに納めました。

ラン

骨になりました。

らん。

バイバイな。

今日が終わるところ…

元の飼い主に棄てられた為に、分離不安による遠吠えが激しく、ひとの姿が見えなくなった途端に吠えまくり、最初の１ヶ月間はトイレや風呂に入るのもいっしょだったんですが……
静かだね……
ラン……

ランが死にました。

これからペット霊園の車で火葬場に向かいます。
ラン、行くよ。

ラン…ラン……

近くでは撮れない……
もう死に顔みたいだから……

でも、何れ、遠からず、わたしも死ぬ。
生き物である限り、持ち時間がある。
与えられた僅かな時間の中で精一杯生きることを、犬や猫や鳥や亀や魚が教えてくれる。

今日死ぬとしても、生きよ、と。

ラン……

ランが死にそうだ……
両目を見開き、ヨダレとオシッコを垂れ流し、ときおり脚の先をびくびくっと痙攣させる……
もう、見えていない……
もう、聴こえていない……
もう、嗅げていない……
明日は息子が終業式で一時帰宅するけど、明日までは無理だと思う。

ランは４年前、８歳のときに飼い主に棄てられて、保護団体からわたしが引き取った犬だ。
わたしが家に居るときで、よかった。
見送ることができる。

ぐちゃぐちゃだ……

８日間１字も書いてないのに、部屋だけが散らかってく……
昨日から１月９日まで、息子はシッターの寺田さん宅なので、仕事しなきゃ……
マジで、今日から、書く。