今日のブログはアマダイのお話です。年末29日に出漁し何とか正月用のアマダイ２匹を釣り上げた事を書きました。今回釣り上げたアマダイはボートの上でエラをサクッと切って生け簀に放り込み血抜きをしました。今までの出漁では、この状態で帰る時に生け簀から取り出し、海水入りのクーラーに放り込んで持ち帰っていました。ところが今回は生け簀から出した時点で、アマダイの眉間に穴を開け30~40センチもある針金の様な器具を尾ビレの位置まで通して何回か動かすします。すると尾ビレをプルプルと振るわせながら身体の色が一気に変色するのですね。これが俗に言う「神経締め」で、その効果は「神経を破壊して死後硬直を遅らせて身の引き締まった美味しいお刺身が食べられる様になる」のですね。血抜きは結構行う釣り人がいますが｢神経締め｣をする人は面倒な作業故に少ないのが現状のようです。私も今までに何回か神経締めを行っていましたが、穴の位置が相違したり、針金器具が身に突き出たりとあまり上手く行ったことはなくて・・・・ところが今回は少しばかりの工夫で｢百発百中｣と思える自信での作業でした。神経締めしたアマダイの半身を大晦日に頂き、残り半身を昆布締めにして元旦に頂きましたが・・・・・メチャクチャ美味いのですよ。今まで食べたアマダイも美味しかったですが、今回は美味さが倍増したと言っても過言ではないのです。料亭で出される魚は全部、血抜きと神経締めがされていると言いますが、本当に釣り上げた後の処理によって魚の味がこんなにも変わるかを改めて認識です。2020年は釣り上げた魚（高級魚）を必ず神経締めをして、より美味しく頂く事を決意するのでした。
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