今月発行の「アサヒカメラ3月号」に興味深い記事を見つけましたので紹介したいと思います。それは連載中の「ホンマタカシの今日の写真ー写真の現場編ー」での「富士フイルムのフィルム製造工程を撮影する」でした。本来は見る事の出来ないベールに包まれたフィルム製造工場の様子を何枚かの写真で紹介しているものです。中にはハロゲン化銀の結晶とゼラチンを混ぜ冷やしたモノの現物や乳剤をフィルムに塗布する塗布機などの写真も紹介している。思わず「へぇ~、こんな機械で作っているのだ・・・」と思わず感心してしまう。フィルム製造には相当の企業秘密がある様に思われるが、追随企業も無いのでここらでお披露目と言う様な見方をしてしまうのは性格のせいかな・・・?それにしてもいかに技術が進歩しようとフィルム製造には巧みの技を持つ技術者が在ってこそ完遂するのだを再認識。これからも写真文化のためにも技術の継承がされる事を祈るばかりです。