くりぃーむソ~ダ

気まぐれな日記だよ。

狼おとこ(15)

2022-02-23 19:24:27 | 「狼おとこ」
「ああ、なんともないよ。ちょっと腹が痛むだけさ――」
「ちきしょう――あいつら」
 バードは小さくなっていく学生の後ろ姿を、歯を食いしばりながら、燃えそうなほど力のみなぎった目で睨んでいた。


「おい、あのダイアナんとこの見習い、今日はやけに恐かったな」
「ケッケッ……。ああ、顔を真っ赤にして、マサカリ持ち出しやがった」と、体格のいい一人が言った。
「なぁトーマス。それにしてもあのチビ、このへんじゃ見たことないぜ」と、ひょろりと背の高い一人が、ニキビ面の学生に言った。
「どうでもいいさ。どっちみち貧乏な労働者に変わりはないんだから」と、四人の中では一番背の低い、一人だけ帽子を被った学生が言った。
 と、「はっは、ジャックの言うとおりだ」四人が傑作だというように大笑いをした。
「なぁ、アリエナんとこに行って、腹ごしらえでもしていかないか」
「おれチャールズに賛成」と、ニキビ面のトーマスが、体格のいい仲間の提案に賛同した。
「ジャックとアルは、どうする」
「おれ達も行くよ」と、二人そろって答えた。
「よし、それじゃ行こうぜ」
 トーマスが先頭になって歩き出した。その横にチャールズが来て、もったいぶるように言った。
「トーマス、おまえ知ってるか?」
「なにがだよ」
「アリエナんとこに、今度新しい母ちゃんが来るらしいぜ」
「どういうことだよ」と、トーマスは怒ったように訊いた。
「アリエナの親父さんが、再婚するらしいんだ。父さん達が話してたのをちょっと耳にしただけなんだが、ロンドンに仕事で行ったとき、知りあったらしいぜ」
「ロンドンか――もしかしたら、あいつ向こうへ行っちまうのかな」
「いずれは、そうなるかもな。早くアリエナの気ひかなきゃ、置いてかれちまうぜ」
「この野郎、からかうなよ」と、トーマスは真っ赤になって、チャールズの胸を小突いた。


 グリフォン亭は、いつものように客でごった返していた。奥様連中もがらの悪い男達も、口々になにかを言いながら、それぞれに盛り上がっていた。四人は奥の壁際に空いているテーブルを見つけると、人をかき分けながら進み、席に着いた。
 テーブルにはしかし、あいにくと先客がいた。飲みかけのジョッキを持つ白髯の年寄りが、先に座っていた。
「おお、ばか息子のトーマスじゃねぇか、元気でやってるか、おい――」と、老人は、トーマスに遠慮する様子もなく言った。
 トーマスも知っている親戚のじいさんだった。トーマスは冷や汗をかきながら、ぺこりとお辞儀をした。
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よもよも

2022-02-23 06:38:55 | Weblog
やれほれ。

いつもの時間に起きてまずは雪かき。。

終わって慌ただしく朝の準備。

大きく違ってるのは、仕事だけが無いこと・・・。

週の真ん中なのに、

祝日のために仕事だけが無い。

これって嬉しいことなんだけど、

週の真ん中ってのが玉に瑕で、

どうせ明日の平日は仕事の量が増し増しなんだろ、

考えたら舌打ちしたくなるXXX

あんま見たくも無いニュースから嫌な情報はどんどん入ってくるし、

だからって目を背けちゃいけないのかもしんないけど

なんとなく気を張ってるせいか、

嫌なニュースがいつもの3倍くらい嫌なニュースに感じられる。。

そういえば、天皇誕生日の過ごし方って、特にルールが無いように思うけど

なんかあったっけ??

日本に住む者として大事かもしんないけど、

検索すればなんか出てくるんだろうけど、

地域の習慣になってない気がする。

たまに玄関前に国旗出してる家は見かけるけど・・・?

お祝いに、見栄えのいいチョコレート買ってきて食べようかな。。
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