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クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノ協奏曲第3・4番

2014-07-20 07:27:03 | クラシック音楽
クラウディオ・アラウ ベートーヴェン ピアノ協奏曲 第3・4番

随分とアラウの演奏を聴き続けて来ましたが
アラウの演奏でよくない演奏はありません
ほぼ全ての演奏が95点から98点の間に収まるのではないでしょうか

以前このディスク聴いた時はステレオセットがオーケストラを上手く再生出来ずに
聞き飛ばしてしまったのを思い出し
皇帝とカップリングされたエロイカのバリエーションばかりが目立っていたのを思い出します

アラウのピアノの音は
どのCDもアラウらしい力の抜けた打鍵で甘さに満ちあふれて
音楽はどれ聴いても耳にきつくないところが特徴でしょうか?

第3番
第一楽章
まことに堂々とした立派な演奏でしょう。
アラウの演奏は音楽はしっかりしていますが
聴く人に無意味な緊張感を訴えることはなく
音楽に対する愛情がしっかり伝わってくるのが特徴なのかも

悪魔が笑ってるようなホロヴィッツや
戦うピアニストたるリヒテルであったり
育ちの良いルービンシュタイン

そう感じる人がいるのであるなら
アラウは愛の伝道師とでも呼びましょうか

2楽章の演奏の愛に満ちあふれていること
ここをグールドは精神が病んでしまった様な緊張感で表現してたのと比べると
演奏者によって随分作曲家の感じ方が違うということが感じられますね。

第3楽章



第四番1楽章

お!
和音で始まるフレーズが
スタッカートぎみに聞こえて来ます
その後は相変わらず愛情深いベートーヴェンの演奏が続きます
決して威張ったり脅したりしません
小さいお子さんに話しかけるかのごとく
丁寧に話しかけてくれます。
2楽章

以前の自分のアップした感想が検索でひっかかりましたが
微妙にセッティングが出ていないことに悩んでいたのが分かります
本日左のスピーカーを10センチほど中央に寄せて見ました

最初だけオーケストラのヴァイオリンが目立ちましたが
聴き流して行くうちに馴染んで来た様です
右から聞こえるべきベースのピッツカートの音がはっきりしないのは
当然なのか設定なのか?

とにかく
良いところまで来ているので
ここ最近はオーケストラものを聴くのが随分楽しくなって来ている様です

三楽章

バッチリ
合格点

クラウディオ・アラウの演奏はなに聴いてもしっかり合格点です

Kakishima

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