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ベートーヴェン チェロソナタ全集 ピエール・フルニエ&ウィルヘルム・ケンプ

2014-07-19 07:29:03 | クラシック音楽
ベートーヴェン ピアノ三重奏全集 フルニエ&ケンプ

ミキサーの設定をやり直した後聴くと
曲の初めはピアノもチェロも中央から聞こえて来て
もしかしてモノラルとおもいきや
次第にチェロは左側から聞こえて来る様になり

チェロが左側で綺麗に胴鳴りしてるのが感じられるし
ピアノとのバランスも抜群であることが分かります

ピエール・フルニエ調べてみると
1909ー1986年
小児麻痺で9歳でピアノからチェロに転向したとのこと
シゲティ&アルトゥール・シュナーベルとトリオを組んでいたとか
カザルスが抜けた後コルトー&ティボーとトリオを組んだとか
かなり表街道?

実際ケンプとの演奏を聴いて名演だと言うことは間違いありません



ベートーヴェンのチェロソナタと言えば
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチとスビャトスラフ・リヒテルの演奏が
耳に刷り込まれていますが
こちらはこちらで新しい音楽聴いてるつもりでも
全く問題なく聞けます。

ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの方は
3番が特に印象的に耳に残ったのですが
ピエール・フルニエは1番からなんの隙もなく
引きつけてくれて楽しませてくれるような気がします。

これほどさり気無く気品を持って演奏できているのは
ケンプとの相性もあるのでしょうか?
2人とも私の知り得ない遠い哲学的な世界でベートーヴェンを解釈してるかの様に
俗世間とはかけ離れた世界を表現してる様な気がします

2人とも隙もなく演奏している
このベートーヴェンのチェロソナタはお勧めです
大変名演だと思います

Kakishima

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