
パソコンで文字を入力するときに、大事なものに「フォント」があります。この「フォント」、表示や印刷のときの見栄えに影響するので、知っておくと便利です。
「フォント」とはパソコンで使用する「文字の形」、「文字の書体」で、明朝体やゴシック体など、さまざまな書体のことを指します。
パソコンには、ゴシック体、明朝体など多くのフォントが準備されており、フォントを使い分けることで、文書の表現力を向上させることができます。
何気なく使っているフォント、知っておくと、表示や印刷に適した、読みやすく見栄えの良い文章を作ることができます。(注)フォントの中には縦書きができないものがあるので要注意です。
なお、文書の表現力を向上させる為、様々な種類のフォントが考えられており、フォントの中には、「すべての文字を同じ幅で表現するフォント」=「等幅フォント」、「文字ごとに最適な幅が設定されたフォント」=「プロポーショナルフォント」があります。
パソコンの中には、フォント毎に文字に対応したデータを記録しており、表示や印刷の時に、指定されたフォントを持ってきて、文字を表示・印刷させます。
しかし、自分のパソコンにあるフォントが相手のパソコンにあるとはかぎりません。パソコンに指定されたフォントが無ければ、表示や印刷がくずれたり、できない場合があります。そのため、ビジネス文章の場合は、できるだけ、一般的なフォントを使いましょう。
■ ビットマップフォント
主に画面表示に使用されるフォントで、点の集合で文字を表したフォント。データが軽く表示も早いが、字を拡大すると輪郭のギザギザが目立つ。
■ アウトラインフォント
文字の輪郭を構成する点を座標データとして持ち、それを線で結んで表わすフォント。表示を拡大しても、印刷してもギザギザが生じず滑らかな文字になります。
■ TrueTypeフォント
フォント名の前にTTの文字がついているのが目印のフォントです。最近は、このフォントが多いですね。 アウトラインフォントの一部であり、アップルコンピュータ社とマイクロソフト社が共同開発したものです。Windows、Macintosh 共通で利用できることを想定したフォントで、Linux でも利用可能です。
■ 等幅フォントとプロポーショナルフォント
等幅フォントは、すべての文字の幅を一定に揃えたフォントです。固定幅フォントとも呼ばます。半角の英数字などは、漢字やひらがなの半分の幅で表示されます。
等幅フォントとは逆に、文字ごとに幅の異なるフォントがプロポーショナルフォントです。
例えば、「i」と「w」は等幅フォントで表示すると同じ幅で表示され、プロポーショナルフォントでは「i」は狭く、「w」は広く表示されます。
「MS Pゴシック」の「P」はプロポーショナルフォントの意で、「P」の付いていない「MS ゴシック」は等幅フォントです。
欧文にはプロポーショナルフォントを使うのが基本で、等幅フォントは基本的に使いません。等幅フォントの欧文は、数式やプログラムのリストなど、使う場面が限られているようです。
■ フォントの2本柱、「明朝体」と「ゴシック体」
明朝体は、縦と横の線の太さが違うため、どちらかというと繊細でやわらかい印象を与えます。長時間見ていても疲れにくいため、印刷して手元でじっくり読むことの多いワープロソフトの文書、新聞や雑誌の縦書き文字で多く使われています。
ゴシック体は、縦と横の太さが同じため、力強い印象を与えます。プレゼンテーションのように、大きな会場で遠くから見る場面では、ゴシック体を使うのが基本と言われています。明朝体では、遠くから見たときに、一部の線が薄くて読みづらい場合があるからです。
また、明朝系のフォントは先が細くなっており、サイズが小さいと、にじんだように見えてしまいます。
■ フォントを使うときの注意事項
注意しなければならないのは、フォントは、使用しているパソコンの環境に依存するということです。自分のパソコンにあるフォントが相手のパソコンにあるとはかぎりません。
パソコンに無いフォントは、指定どおりのフォントで表示されません。その為、フォント指定をする際には、必ず一般的に認知されているフォントを使用しましょう。自分のパソコンの中にあるものが、相手のパソコンにもあるとは限りません。
ビジネス文章の場合は、できるだけ、一般的なフォント、MSゴシック、MSPゴシック、MS明朝、MSP明朝など、どのパソコンでもインストールされているフォントを利用するのが良いと思います。
また、ホームページを制作する際に、一般的でないフォントは使用しないようにする注意が必要です。ユーザーのパソコンにそのフォントがインストールされていない場合は、文字化けの原因にもなります。
《補足》 フォントの確認に便利なフリーソフト 「フォント一覧印刷君」
パソコンにインストールされているフォントを一覧で印刷できるフォントビューワーです。起動するだけですぐにインストール済みフォントがプレビューでき、デザインをすばやく確認できます。また、選択した複数のフォントのサンプル印刷やHTML出力にも対応しており、フォントを容易に比較できます。
ダウンロード: フォント一覧印刷君 - 岩崎 仁の俺は語りたい!
http://mushikabu.net/freeware/font/
《参考情報》
フォント選びの基礎知識(1)――パーソナル編集長を使うときのコツ
http://homepage1.nifty.com/akshiba/dtp/fonterabi01.html
フォントの選び方、組合せ方 - [PowerPointの使い方] All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/2495/
フォントに関する便利ツールを18種を一挙紹介 : ライフハッカー[日本版]
http://www.lifehacker.jp/2009/03/post_679.html
「フォント」とはパソコンで使用する「文字の形」、「文字の書体」で、明朝体やゴシック体など、さまざまな書体のことを指します。
パソコンには、ゴシック体、明朝体など多くのフォントが準備されており、フォントを使い分けることで、文書の表現力を向上させることができます。
何気なく使っているフォント、知っておくと、表示や印刷に適した、読みやすく見栄えの良い文章を作ることができます。(注)フォントの中には縦書きができないものがあるので要注意です。
なお、文書の表現力を向上させる為、様々な種類のフォントが考えられており、フォントの中には、「すべての文字を同じ幅で表現するフォント」=「等幅フォント」、「文字ごとに最適な幅が設定されたフォント」=「プロポーショナルフォント」があります。
パソコンの中には、フォント毎に文字に対応したデータを記録しており、表示や印刷の時に、指定されたフォントを持ってきて、文字を表示・印刷させます。
しかし、自分のパソコンにあるフォントが相手のパソコンにあるとはかぎりません。パソコンに指定されたフォントが無ければ、表示や印刷がくずれたり、できない場合があります。そのため、ビジネス文章の場合は、できるだけ、一般的なフォントを使いましょう。
■ ビットマップフォント
主に画面表示に使用されるフォントで、点の集合で文字を表したフォント。データが軽く表示も早いが、字を拡大すると輪郭のギザギザが目立つ。
■ アウトラインフォント
文字の輪郭を構成する点を座標データとして持ち、それを線で結んで表わすフォント。表示を拡大しても、印刷してもギザギザが生じず滑らかな文字になります。
■ TrueTypeフォント
フォント名の前にTTの文字がついているのが目印のフォントです。最近は、このフォントが多いですね。 アウトラインフォントの一部であり、アップルコンピュータ社とマイクロソフト社が共同開発したものです。Windows、Macintosh 共通で利用できることを想定したフォントで、Linux でも利用可能です。
■ 等幅フォントとプロポーショナルフォント
等幅フォントは、すべての文字の幅を一定に揃えたフォントです。固定幅フォントとも呼ばます。半角の英数字などは、漢字やひらがなの半分の幅で表示されます。
等幅フォントとは逆に、文字ごとに幅の異なるフォントがプロポーショナルフォントです。
例えば、「i」と「w」は等幅フォントで表示すると同じ幅で表示され、プロポーショナルフォントでは「i」は狭く、「w」は広く表示されます。
「MS Pゴシック」の「P」はプロポーショナルフォントの意で、「P」の付いていない「MS ゴシック」は等幅フォントです。
欧文にはプロポーショナルフォントを使うのが基本で、等幅フォントは基本的に使いません。等幅フォントの欧文は、数式やプログラムのリストなど、使う場面が限られているようです。
■ フォントの2本柱、「明朝体」と「ゴシック体」
明朝体は、縦と横の線の太さが違うため、どちらかというと繊細でやわらかい印象を与えます。長時間見ていても疲れにくいため、印刷して手元でじっくり読むことの多いワープロソフトの文書、新聞や雑誌の縦書き文字で多く使われています。
ゴシック体は、縦と横の太さが同じため、力強い印象を与えます。プレゼンテーションのように、大きな会場で遠くから見る場面では、ゴシック体を使うのが基本と言われています。明朝体では、遠くから見たときに、一部の線が薄くて読みづらい場合があるからです。
また、明朝系のフォントは先が細くなっており、サイズが小さいと、にじんだように見えてしまいます。
■ フォントを使うときの注意事項
注意しなければならないのは、フォントは、使用しているパソコンの環境に依存するということです。自分のパソコンにあるフォントが相手のパソコンにあるとはかぎりません。
パソコンに無いフォントは、指定どおりのフォントで表示されません。その為、フォント指定をする際には、必ず一般的に認知されているフォントを使用しましょう。自分のパソコンの中にあるものが、相手のパソコンにもあるとは限りません。
ビジネス文章の場合は、できるだけ、一般的なフォント、MSゴシック、MSPゴシック、MS明朝、MSP明朝など、どのパソコンでもインストールされているフォントを利用するのが良いと思います。
また、ホームページを制作する際に、一般的でないフォントは使用しないようにする注意が必要です。ユーザーのパソコンにそのフォントがインストールされていない場合は、文字化けの原因にもなります。
《補足》 フォントの確認に便利なフリーソフト 「フォント一覧印刷君」
パソコンにインストールされているフォントを一覧で印刷できるフォントビューワーです。起動するだけですぐにインストール済みフォントがプレビューでき、デザインをすばやく確認できます。また、選択した複数のフォントのサンプル印刷やHTML出力にも対応しており、フォントを容易に比較できます。
ダウンロード: フォント一覧印刷君 - 岩崎 仁の俺は語りたい!
http://mushikabu.net/freeware/font/
《参考情報》
フォント選びの基礎知識(1)――パーソナル編集長を使うときのコツ
http://homepage1.nifty.com/akshiba/dtp/fonterabi01.html
フォントの選び方、組合せ方 - [PowerPointの使い方] All About
http://allabout.co.jp/gm/gc/2495/
フォントに関する便利ツールを18種を一挙紹介 : ライフハッカー[日本版]
http://www.lifehacker.jp/2009/03/post_679.html