コンピュータ用語学び塾

外国語の基本は英単語、パソコンやインターネットも“コンピュータ用語”が大事ですね。初心者向けに分かりやすく紹介します。

【ツボ15】インターネットの歴史と、代表的なサービス「ホームページ」の仕組み

2012-08-21 10:55:04 | 【ニュースが分かる!IT用語のツボ】
今回は、インターネットの歴史からインターネットのサービスの概要、そして、インターネットを大きく普及させた、ホームページの仕組みについて整理してみたいと思います。

インターネットの起源は、実に1960年代にまでさかのぼります。当時、米国は核による攻撃にも耐えうるコンピュータネットワークを構築しようとしていました。このときに作られた「広域パケット交換ネットワーク、ARPANET」がインターネットの起源です。

90年代になり、利用目的を限定しない商用インターネットが登場。そして、インターネットを爆発的に普及させた、ホームページ・サービスの仕組みが1991年に開発され、それ以降、インターネットは世界中に普及していきます。

なお、今回の内容を、簡単な図にしてみましたので、参考にして下さい。もし、添付の図が見にくい場合は、下記の”はてなフォトライフの画像”を参照下さい。


  インターネット・サービスの概要
  http://f.hatena.ne.jp/yougo-school/20120820173057

  ホームページの仕組み
  http://f.hatena.ne.jp/yougo-school/20120820173056



■ インターネットの歴史と基本サービス


インターネットは、世界中のコンピュータが結ばれているネットワーク・システムです。世界中のコンピュータが結ばれているため、世界中の情報をみることができます。

インターネットの起源は、実に1960年代にまでさかのぼります。当時、米国国防総省は、核による攻撃にも耐えうるコンピュータネットワークを必要としており、パケット交換ネットワークであるARPANET(アーパネット)の開発に着手しました。

1969年には接続実験が開始され、最初の広域パケット交換ネットワークであるARPANETが誕生しました。これが、今のインターネットの起源です。

大きな特長は「分散型ネットワーク」「パケット通信」の2つ。これは、今のインターネットのコンピュータ技術の基礎になっています。

80年代後半になって、インターネットの運用は全米科学財団(NSF)に移管され、NSFNETがバックボーンとなり、90年代に利用目的を限定しない商用インターネットが登場しました。

インターネットが普及した大きな理由は、1991年にティム・バーナーズ・リーによって開発された、ホームページ・サービスの仕組み、WWW(World Wide Web、略してWeb)でした。

このWWWは、多くのコンピュータにある様々な文書・画像などをリンクという概念で結びつける、ホームページ・サービスで、これが、インターネットの爆発的な成長の一つのきっかけとなりました。


■インターネットの主なサービス

(1) WWW又はWeb(World Wide Web、ワールドワイドウェブ)

ホームページサービスのことで、一つのページから他の様々な情報を次々にみることができ、世界中の情報を”蜘蛛の巣”のようにつなでいるサービスです。略して、Web(ウェブ)と呼ばれます。

Webには”クモの巣”と言う意味があり、「様々な情報が蜘蛛の巣のようにつながっている」ことから、”World Wide Web(世界に広がる蜘蛛の巣)”と名付けられました。

(2) 電子メール

電子メールは、略してe-mail、Eメール、メールとも呼ばれますが、コンピュータを通じて、メッセージを交換するサービスですね。インターネットを利用することで、世界中の人達とのメールが可能になりました。

(3) FTP(File Transfer Protocol、 エフティーピー)

これはソフトやデータを転送するためのサービスです。ソフトを自分のパソコンに持ってきたり、パソコンからホームページデータを、インターネット上のコンピュータに転送したりするサービスです。



■ 「ホームページ」は複数のコンピュータの情報を簡単にみることができる


ホームページは、文字・画像・音声・動画など様々なデータを見ることができる”文書データ”のことです。IEやFirefoxなどの”ブラウザ”で表示させます。

ホームページは、他の文書データとは違う、優れた点があります。

それは、複数のコンピュータにある文書・画像などの情報を、”リンク”という考えで、簡単にみることができるということです。


ホームページは”HTML”で作られています。

HTMLは「Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップランゲージ)」の略で、複数のコンピュータにある文書を結びつける(リンクする)ために開発された「文書の書き方」です。


■ ブラウザはホームページを見るソフト

インターネットを爆発的に普及させたホームページ、このホームページを見るソフトがブラウザです。

ブラウザは英語で”browse(ブラウザ)”ですが、英単語としては、「拾い読みする」「立ち読みする」という意味があります。

インターネットのホームページを見る”ブラウザ”は、まさに、この意味で、ホームページを「拾い読みする」「立ち読みする」という意味になります。



■ よく使われるホームページに関する言葉、Web、ホームページ、サイトとは


ウェブ、ホームページ、サイトは、よく使われる言葉ですが、簡単には、以下のように考えて良いと思います。

 ウェブ(Web)       ・・・インターネットのホームページサービスの総称
 ホームページ(home page)・・・インターネットで見る個々のホームページ
 サイト(site)      ・・・ホームページが置かれているインターネット上の(架空の)場所


なお、ホームページ、サイトは、その前にWebをつけて、「Webページ」、「Webサイト」とも言われます。


■ウェブ(Web)とは

ウェブのWebは、「WWW (World Wide Web:ワールド ワイド ウェブ)」の略で、様々なコンピュータの情報を、ホームページで次々にみることができるサービスのことです。


■ホームページ(home page)とは

「home」は「家」という意味ではなく ホームベースとかホームポジションなどでいう「基点」という意味です。ホームページは、元々、ブラウザ起動時に最初に表示されるページの意味で、転じて、それぞれの企業・個人のページのトップページのことを意味するようになりました。

ホームページは、さらに、個々のページとしても用いられるようになり、 (1) 最初のページ(トップページ)、(2) 全てのページ  の2つの意味で使われているようです。


■サイト(site)とは

英語で「敷地、位置」のこと。インターネットの場合には、「ホームページ等のコンテンツがおかれている場所(インターネット上の場所)」のことです。

「サイト」という言葉が出てきたら、それは「インターネット上の場所」と考えたら良いと思います。たとえば、「ショッピングサイト」といえば、インターネットでショッピングができる場所となります



■ ホームページのアドレス”URL”とメールアドレス


URLとはホームページのアドレスで、“Uniform Resource Locator”の略です。URLの基本形は以下ですね。少し、このURLの意味を考えてみたいと思います。

     http://www.abc.co.jp/xyz.html

     http       :ホームページのデータをやり取りする手順を表す
     www.abc.co.jp   :ドメインネーム、ホームページが置かれているコンピュータ名
     xyz.html     :ホームページのデータ名
                 index.htmlの場合は、通常、省略されます

ドメイン名の「www.abc.co.jp」の”co”は会社、”jp”は日本を表します。つまり、「www.abc.co.jp」は、簡単にいうと、「日本にある会社のコンピュータ」と言う意味です。

なお、メールアドレスは、メールが置かれているコンピュータ名称とそこの個人名になります。

   taro@abc.com   

    taro      :個人名
    @        :アットマーク【atmark】、区切り
    abc.com     :ドメインネーム、メールが置かれているコンピュータ名


(注)メールアドレスの”@”とは

”@”はアットマーク【atmark】と呼ばれ、メールアドレスの個人名とコンピュータ名の間に入る文字。呼び名どおり英語の「at」の意味を持ち、メールアドレスの意味は、 「指定されたコンピュータのメールの中にある個人名」 という意味になります。



■ ”URL”は、”http://” ではなく”https://”もある

■  ”http://”が”https://”に変わるとき、通信のデータは暗号化され安全


URLは通常“http://・・・”ですが、ホームページを見た時に、URLの表示が“https://・・・”と“httpにsが付く”場合があります。

これは、「データのやり取りが暗号化され、安全ですよ」という意味です。

  パスワードやクレジットカードのような重要な情報をやり取りする場合
  ホームページのURLが「https://~」になっているか確認しましょう!!


実は、ホームページ上で個人情報を入力したときのデータのやり取りは暗号化されておらず、データを盗聴されたりする危険性があります。

そこで、安心してクレジットカード番号などの大切な個人情報を、インターネット上でやり取りできるように考えられたのがSSLという仕組みで、データを暗号化して、ホームページのデータのやり取りを行う方法です。

この暗号化機能のSSLを使ったホームページのURLは、「http://~」ではなく、「https://~」と表示されます。”http://のpの後ろにsが付加”され、「https://~」となります。


■インターネット・サービスの概要




■ホームページの仕組み


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