悠子のお宅日記

オタク主婦・悠子の一喜一憂たれ流し日記。只今絶賛子育て中~

言ってはいけない「持参金」

2006-05-30 18:04:24 | つれづれ話
今日は大河ドラマ「功名が辻」で話題になった(?)「持参金」のお話をば。

私の両親の話です。

うちの両親は今から30年前結婚したのですが、
その時、父は母に結納金30万円を出し、
いまだに酔っ払うと
「俺は母さんを30万円で買ったんだ♪」
と冗談を言うのですが、
母は私にだけこっそりと
「そんなはした金とっくに返してるわよ!」
と憎々しげに言います。

母は結婚前、ある中堅病院で看護婦をしていて、
年齢のわりにはそこそこのよいお給料をもらっていたので、
その分貯金もしていたそうなのです。

で、結婚式の夜。
いわゆる新婚初夜でございます。
父がいきなり母に
「お前、貯金どのくらいあるの?」
と聞いてくるので、
新妻である母は
「え?80万円くらいあるよ」
と正直に答えたそうです。
そしたら、うちの父ってば、
「この結婚式に親戚いっぱい呼んで金使わせたから、
俺の親に20万くらい送ってやって」

とのたまったそうです。
(ちなみに今調べたら、昭和51年の公務員初任給は86,000円)
はぁ?自分で出せよ!と思うのですが、
なんとうちの父、当時貯金をまったくしてませんでした☆
うちのパパン、宵越しの銭は持たないタイプ♪
結納金も3分の1は組合から借りたそうなんですよ…

その後も、
「俺の実家の冷蔵庫古くなったから」
「俺の実家の墓を建て直すから」
「俺の妹の娘が病気になったから」
と事あるごとにお金を要求され、
みるみるやせ細る母の貯蓄…(涙)
話によると、私が小学校に上がる頃には
すっかりなくなっちゃったそうです。

ゆえに母は年頃になった私にこういい続けました。
「兄弟の多い家の長男とだけは結婚するな」
(うちの父は6人兄弟の長男)
そして、「自分の貯金額だけは夫に話すな」と。


で、実際結婚したときどうしたか、と言いますと、
母の教えを守って言いませんでしたよ?
だって、言えるほどお金持ってなかったもん
(私自身の貯金は確か7万円位しかなかったはず)
夫の元にあふれる愛とこの身体ひとつで嫁いだワ・タ・シ(はぁと)

金銭感覚は父親似の私でございます☆てへ。

「内助の功」への道のりはまだまだ遠い…

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2 コメント

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こんにちわ (うさこ)
2006-06-01 10:43:26
こんにちわ、うきうき日記のうさこです。

ご両親様のお話楽しく読ませて頂きました。

ちなみに私は結婚が決まった時、

家族旅行で、パーっと使いました。

と言っても自分の支度も含めての買い物旅行ですが(^^;

またおじゃまさせて頂きますね。

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こんばんわ~ (悠子)
2006-06-03 23:57:31
うさこさん、コメントありがとうございます~



こんな両親ですが、喧嘩しつつも仲良く30年暮らしているので、

そこは見習いたいと思っている今日この頃です
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